2020年2月20日 木曜日
「おはよう!」と元気いっぱいの子ども達が「今日は撮影の日だよね」とワクワクしながら登園してきました。年長児達は今週になって今日のために歌や言葉の練習をしてきました。今年の年長児は例年の年長児よりも長い文章をいうことになっていたのですがよく覚えていてびっくりしました。長い文章ほどクラス31人で揃えるのは難しいのですが、さすがもうすぐ1年生!クラスで呼吸が揃うよう自主練習をし、今日も心をひとつにして頑張って言うことができていました。「みんなが大人になった時に見るんだよ」と古森先生にたくさん声をかけてもらい、いつもよりも子ども達のキラキラした笑顔が見られたホールでの撮影でした。
ホールでの撮影が終わると、次はいよいよ各クラスに分かれて「大きくなったら」の撮影です。昨日自分のお部屋で撮影することを聞いていた子ども達はやる気十分です。早速靴箱や部屋の掃除を登園した子ども達とスタートです。遅れてバスで来た子も「手伝うよ、あとどこ?」「ならドアのガラスをk君と拭いてきて」「いいよ!」などと役割分担をしてどんどん綺麗にして準備していきました。
くま組では昨日「大きくなったら何になりたいかな?」とみんなで練習しました。すると、、、準備が終わった所からその練習が始まったのです。
「今のとこ大きな声だった?」と確認し合っていました。気がつくと、、、ぞう組でも、、、みんながそれぞれ練習していて大人顔負けのやる気に驚かされました。
子ども達の大きくなったらの夢。どれも素敵な夢ばかりで、聞いている私もどれも叶ってほしいな、これから頑張ってほしいなと強く感じました。夢が今までずっと一緒のA君は「警察官になって、先生のこともAが守るけんね」と約束してくれて胸が熱くなりました。
年長児は卒園まであと20日ほどしか登園する日がありません。子ども達と1日でも多く、楽しく一緒に過ごして行きたいと思います。残り少ない幼稚園生活をおもいっきり遊び楽しめるよう後押しをして送り出して頂けたらと思います。
現在園では伝染病は特に出ていませんが、報道にもありますように新型コロナウイルスなどの感染力の強い病気の発生も皆無とは言えません。丁寧な手洗い、うがい、早めの就寝を心掛けてください!
2020年2月19日 水曜日
今朝、子ども達が登園してくると、空を見上げてSちゃんが「雲が長いね!」と呟くと、すみれ組のHちゃんが「アラジンの魔法のランプの白い煙みたいだね!」、そして、Yちゃんが「バスからでも見えたよ!」と想像を膨らませていました。想像性豊かな子どもならではの考え方だと思いました。
すみれ組のHちゃんは登園すると、松葉や木の実が入った袋を持って来て、「昨日はR君と集めたけど、今日も集めたい!」と嬉しそうに見せてくれました。一緒に 松葉や木の実を集め、袋に入れていると、突然Hちゃんが「これ繋げたらうさぎ作れそう!ぞうも作りたいなぁ」とアイデアを出してくれました。「じゃあすみれ組みんなで作ってみようか」と声を掛けると、Eちゃん、Mちゃん、H君達がすぐにお皿に沢山の松葉を集めて袋に入れてくれました。たんぽぽ組のEちゃんも「私も手伝うね」と言って沢山松葉が落ちている所を見つけて拾ってくれました。
部屋に戻って、Hちゃんが考えてくれた素敵なアイデアを伝えると、「楽しそう!」「やってみたい!」とみんなが集まって来ました。松葉を小さくちぎって猫の顔の髭にしている子や、長い松葉を曲げて丸くして利用している子もいました。公園を作っていたEちゃんは、長い松葉と小さく ちぎった松葉を組み合わせて滑り台の階段にしたり、台紙の紙に沢山の松葉を貼りつけてポテトに見立てたりしていました。
作品展の時にも自然の物を使ってライオンを作りましたが、身近な物でも子ども達は想像を広げて、イメージ通りに作り上げていて、教師の想像以上に子どもの持っている能力はすごいなと思いました。色々なアイデアを生かした作品を見せ合いこして楽しんでいる子ども達を見ると、今日のHちゃんからの発案で始まった遊びは、すみれ組の子ども達にとって充実した活動になりました。これからも子ども達の声に耳を傾けていきたいと思います。
2020年2月18日 火曜日
お天気に恵まれた今日、年中児は秀野邸の畑へじゃがいもを植えに行きました。自分達で2つに切り、灰を付けた種芋を持って出発です。子ども達は穴を掘り、種芋を隠すように丁寧に土をかけていきました。
そんな中、りす組のHちゃんは土を撫でているので様子を見ていると隣にいた男の子に「よしよしした?」「入れたらよしよしするんよ。」と話しながらまた土を優しく撫でていました。きっとHちゃんだけでなく、年中児の優しさや思いのこもったじゃがいもは大きく育ってくれるだろうと思いました。
種芋を植え終わった子から12月に植えた玉ねぎの観察をしました。すると1人の女の子が泣き出したので理由を聞いてみると「自分が植えた玉ねぎがどこにあるか分からない」という事でした。そこで、今回植えたじゃがいもに目印を付けようと菜の花の方へと誘いかけました。菜の花は玉ねぎを植えた12月からより高く成長し、沢山咲いていました。するとその子の行動をきっかけに他の子ども達も大きい菜の花に興味を持ちました。その花は玉ねぎの時にも咲いていて摘んでお土産にしたことを覚えていた子ども達は菜の花を今回もお土産として持って帰ることにしました。自分で摘んだ菜の花をプレゼントにすると手いっぱいに持っている子ども達が次に何かを見つけました。子ども達の中には初めて見る子も多かった「つくし」です。初めて見るつくしにどこから摘んでいいのか分からず、つくしの頭だけ取る子どももいました。そのつくしが食べられると初めて知った子ども達は「焼くのかな?」「つくしごはんとか?」と大盛り上がりでした。
幼稚園へ戻り、ひつじ組では、年長児の卒園写真に参加していた園長先生に報告の手紙を書きました。その中には、「たまねぎのげんきがなかったです、どうしたらいいですか、おしえてください」と玉ねぎを見て枯れているのではないかと心配した子どもが書いたメッセージがありました。今まで言葉でのやり取りでしたが、文字が少しずつ書けるようになり、子ども達が分担し、3枚の紙にまとめました。手紙という形でも伝えられるようになったのだと子ども達の成長も感じることが出来ました。
2020年2月17日 月曜日
今日は風も冷たく、登園してきた子供たちは「わぁ〜さむいー!!」と頬を赤く染めながら体を縮めていました。今年1番の寒さに、さすがの子供たちも室内遊びを楽しんでいると…突然、空が曇り、雨が降り出したかと思い窓を開けると音を立ててあられが…と子供たちに「雪だよー」と言ってテラスに誘うとなんと6〜7㎜のひょうが降っていました。子供たちが集まり「わぁ〜手に乗った!!」と嬉しそうにいい、テラスにいた子達は上靴で踏んだ時に「ジャリっていった」などと目で見て、触って感じることができ、冬の寒さを体感出来ました。ほんの短い時間でしたが、空からの今年1番の子供たちへのプレゼントになりました。
ちゅうりっぷ組では、S君とT君が廃材で電車や飛行機、戦車を作って遊んでいました。するとY君が「電車って線路通るよねー!」と言ったので、今日はみんなで乗り物や道路作りをすることにしました。新聞で道路を作っていると、またまたY君が「信号がいるんよ!」と気付いて牛乳パックで信号を作りました。そして今度は「電車が入るところがいる!」「ガソリンスタンドもいる!」「道路に模様あったよね?」などと他の子たちも次々とアイディアを出して表現を楽しんでいました。また、友達と協力して新聞紙をちぎる人とセロハンテープをちぎってくる人、新聞紙を押さえる人と役割を分担してどんどん自分たちで道路を広げていく姿に驚きました。また、要領いいなぁと感じたのは、セロハンテープを1枚ずつちぎって来るのではなく、何枚かを1回でちぎってきて何ヶ所か一気に止めていく姿に”あぁ〜すごいな”と、私も見習わないといけないなと感じる場面でした。4月は個々の遊びだった子供たちが、今はこうして「ああしよう、こうしたら?」と相談し、協力し合って一緒に作ったり、イメージした物を表現できたり、知恵を寄せ合いながら色々な力を身に付け、成長しているんだなと感じることが出来ました。楽しんでいる子供たちを見て、私自身も幸せを感じる時間となりました。
今日の給食のメニュー
パン・具だくさんポトフ・ドレッシングサラダ・りんご
2020年2月16日 日曜日
梅の花も咲き始め春の近づきを感じられる今日この頃です。
ひよこ組の子ども達も元気に登園しています。
日々の成長が感じられる中で、お手伝いが喜びになっている子が増えています。
「お手伝いしてくれる人」と声かけをすると集まってきて、お昼寝の布団運びをしてくれます。
「よいしょ」「よいしょ」と運ぶ姿は頼もしく可愛いです。
午睡後のシーツも保育教諭が畳むと、押入に片付けている保育教諭の所まで運んでくれます。
「ありがとうRちゃんすごいネ」と誉めると、私も誉めてと、Wちゃん・M君も始めます。
誉めてもらえる事は、1歳児達のやる気を育てています。
遊びの中でOちゃんは、ぬいぐるみにハンカチをかけた後2つに折って持ち歩いていました。片付けのお手伝いの真似っ子です。
「おもちゃ片付けてネ」では、反応しない子も「U君お片付けお手伝いしてネ」と言うと始まるのです。
終ると「ハイタッチ」と「ぎゅっ」が待っています。給食の後の食器運びのお手伝いも誰がするかケンカになる程の人気なのです。
いっぱい誉めることによって、見せてくれる誇らしい顔は、輝いています。
日々の生活の中で、誉める事を増やしていきたいなと思います。
楽しみにしているお遊戯会が近付いています。
お部屋ではジョイントマットを敷いてステージを作って踊ったり、お面のベルトにお絵かきをしたりなど、気持ちも高まってきています。3Fホールまで月齢の低い数名はだっこですが、他の子はしっかり手すりにつかまって1段1段丁寧に上がっていき、足腰もしっかり鍛えています。
最初はなれないステージでの踊りは、不安な子や落ち着かない子も多かったですが、繰り返す事、誉める事で少しづつ慣れてくるにつれ、楽しみにしてる子も増えてきています。
22日は保護者の皆様を前にして、どんなハプニングが起るかドキドキですが、無心な子ども達の演技をお楽しみ頂きたいと思います。
2020年2月14日 金曜日
2020年2月13日 木曜日
朝一番は、昨日の雨で園庭にできた水たまりを横目に砂場や三輪車で遊んでいた子どもたちでしたが、曇り空の隙間から太陽が顔を覗かせポカポカ暖かくなると、自然の変化に敏感な子どもたちは「せんせい!はだしになっていい??」と言って泥遊びを始めました。時々、太陽が隠れて寒くなると「たいようさーん!!」と空に呼びかけていました。体を動かしているうちに体の中からポカポカ温かくなり踊りやオペレッタで遊んでいる子どもも次々と上着を脱いで薄着になって遊ぶ姿が見られました。
さて、年中ぱんだ組とひつじ組はミキ・スタディパルズの子どもたちとの交流がありました。2学期から運動会の練習等でたくさん交流をしてきた子どもたちでしたが、3学期になり久しぶりに顔を合わせると少し恥ずかしそうにしていました。サッカーやかくれんぼなどをして遊んでいるうちに馴染んで一緒に遊び始めました。すぐに打ち解けたぱんだ組のAちゃんとHちゃんは「Rちゃんと、ともだちになったー!」と教えてくれました。
その後のミキ・スタディのマット先生のレッスンでは、楽しく体で表現しながら英語を教えてもらいました。手をいっぱいに広げて「Big」しゃがんで体を小さくして「Small」、元気の良い生き生きした表情、疲れた表情、先生の表情やイントネーションの抑揚に興味を持って発音を繰り返したり、真似したりしていました。英語に限らず、新しい事に対してどんな事でも“興味を持ってやってみる”という力が身についている姿を見て嬉しく思いました。
今回の交流では、ミキ・スタディの子どもたちも三葉幼稚園の手作り給食を食べる事になりぱんだ組で一緒に給食を食べました。すっかり仲良くなったひつじ組の子どもたちは「えーーー!」「いっしょにたべたかった〜」と嘆きながら教室に戻りましたが、気を取り直して「『またあおうね』のおてがみかこう!」「バイバイするときにわたそうや」と言って、今日一緒に遊んだ友達にお手紙を書き始めました。「“みきすたでぃ”ってどうかくん?」「カタカナがいいー」「“またあおうね”は?」「“ねんちょう”ってかきたいんやけど」と教師に聞いて文章を書いたり楽しかった思い出を絵に描いたりして、完成すると自分たちで封筒も作って、素敵な手紙をプレゼントする事が出来ました。今度1年生になるミキ・スタディのお友達は「もうこれないの、、、」とちょっぴり寂しそうでしたが、年中児は年長になる事をお互いに期待しながら最後の交流ができました。
今日の帰りのバスでは、昼前から気温が上がり車内はもっと暖かくなりました。朝は寒くて、上着やセーターを着てきた子どもたちも「せんせい!あつくなってきた!うわぎぬいでいい?」「あせかいてきたかも」などと口々に言っていました。そんな暖かい陽射しが射し込むバスの中から窓の外を眺めていたちゅうりっぷ組のHちゃんが「せんせい!はるにむかっていきよるね〜」とつぶやきました。「ほんとだね。」と言いながら心が温かくなりました。植物や生き物が目を覚ますのが待ち遠しくなる1日になりました。子どもたちと迎える春も目の前に迫っているのだと思うと、1日1日を大切に過ごしたいと改めて思いました。
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