幼稚園の日記(ブログ)

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2019年12月22日 日曜日

先日、避難訓練がありました。園庭から保育室を見ていた園長が「出入口は2ヵ所開けて」とアドバイスがありました。閉め切っていたドアの前の椅子や柵を移動させるとサッシのところがすっきりし、もう1ヵ所出入口ができました。今までより園庭も広々見られ、開放的になり保育室で遊んでいたU君が「もういいかい?」と声をかけると、その声を聞いたTくんが「ま〜だだよ」と答えながら広くなったドアのところに座り小さくなって隠れていました。それを見た幼児が一人ずつ増えていき、かくれんぼが始まりました。別の角度から見ると姿が全部見えているのですが、幼児たちは静かに座って身をひそめています。保育教諭が「〇〇ちゃんいないね、〇〇君どこかな?」と見えない振りをして探していると「ここよ」と飛び出してきました。そして次はMちゃんが「もういいかい?」と言うと、今度は別のあそびをしていた幼児も加わり「まだだよ」とまたドアのすき間に隠れ始めました。それを真似て保育室の隅に後ろを向いて座り、隠れているつもりの幼児もいて、その姿がとてもかわいらしく保育教諭も思わず笑ってしまいました。

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そのあとドアを開くために移動したソファを縦に2列に並べてみました。それに気付いた子達が座り始めると、Aちゃんがソファの前に立って「出発します」と声をかけました。すると、ソファに座った幼児達は手をあげて「は〜い」と返事をします。ソファも入れ替わりながら座っていました。ソファから溢れた幼児は大型積み木を持ってきて、つないで立ったり座ったりしていましたが、途中から舞台に変わり、先日お楽しみ会で見た赤鼻のトナカイを歌っていました。

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保育室の環境が少し変わっただけで、幼児の視界は広がります。今まで入れなかった場所にも入れるようになり、幼児の遊びも広がりました。避難訓練があったことで、安全面の見直しができたと同時に幼児にも遊びの環境が広がったのでした。私達保育教諭は安全を確保しながら、楽しく過ごせる環境を作っていきたいと思います。環境による教育は1、2歳児にもあることを改めて実感しました。

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