2019年12月19日 木曜日
今日は、待ちに待ったお餅つきです。らいおん組のM君は、昨日お家の廃材で杵とうすを作ってお餅つきの練習をしてきたそうです。それくらい皆今日のお餅つきを楽しみにしていたようです。今日は朝早くから後援会の役員さん方、そしてお手伝いの方々が大勢駆けつけてくださいました。誰もが皆忙しく動きながらお餅つきの準備をしている姿を見ながら次々と登園してくる子どもたちの顔は、どの子もみんなにこにこです。
「早く食べたいなあ。」「おもちだ~い好き!」などと釜戸の火やせいろから上がる湯気を見ながらワクワクした表情を見せていました。
子どもたちがおもちつきに来るまでにまず「大人」たちで『お土産』を作るることになっており、その後給食用のお餅は子供たちの手によって美味しいお餅となるのです。
さて、そのおみやげを作っていた時のことです。園長が、中途半端に最後に残ったちょっぴりのお餅を持って外へ出ていくときょろきょろとあたりを見回していました。ふとテラスを見上げるとお餅つきの様子を楽しみにしてずっと見ていた子どもたちを見つけました。
「よ~し!お餅投げをするよ~!」と大サプライズの逆お餅投げ?が始まりました。子どもたちは大興奮!「ぼくがとる!わたしがとる!」と柵の間から手を伸ばしましたが・・・・・そこはやっぱり先生の役割!「しっかりキャッチしてね!」と園長が声をかけると今日お手伝いに来てくださっていた池先生が投げました。それを富田先生がナイスキャッチ!♪すると子どもたちから大喝采を浴びました。その後何回かそんなチャンスがやってきました。中には、投げ損ねた先生、受け損ねた先生(笑い)がいましたがそこは、子どもたちとお母さんたちも大爆笑!!そんな和気あいあいの和やかなひととき、明るい空気が流れました。そばにいたお母さん方も手をたたいて応援してくださり、今年はまた格別楽しいお餅つきのスタートとなりました。
子どもたちは、そんな風に楽しくワイワイと楽しみにしながら二階のテラスからお餅つきの様子を見ている中でうすの中のお餅も観察していました。「赤い色水をおもちに入れているよ!あれはなあに?」と興味を持って見たり、「せんせいがんばれ~」とと言って杵を振り下ろす先生や業者さんたちに声援を送ったりしていました。さて、いざ杵を持つと「わあ~おもたいんだね」とびっくりしていた年少さんやたんぽぽさんたちでしたが自分たちでお餅がつけることに大喜びで頑張ってついて満足そうでした。また、年中、年長さんたちは、さすが経験者ということもあり、友達がついているのを見て応援し、自分がつくときには、張り切って重たい杵をリズムよく振り下ろしお餅つきを楽しんでいました。
また、おもちを丸めるときには、「わ~柔らかくてプヨプヨ!ほっぺみたい!♪」と大騒ぎしながらも園長先生に丸め方をしっかりと聞いてひとりひとりかわいい手の中で「丸めて丸めてぺったん!ぺったん!」と自分たちの食べるお餅を心を込めて丸めていました。また、芋餅はきな粉でとります。園長先生からきな粉は、鬼の嫌いな豆からで来ていることを話してもらい特別なパワーがきな粉にあることを知りました。その特別パワーのあるお餅を食べると「元気もりもり」になるんだとみんなが嬉しそうに話し、なんだかもう力持ちになったようなポーズをとっている子もいました。よもぎ餅もすごくきれいな色に仕上がっていました。保護者の方々がたくさん採って持ってきてくださったおかげです。!
お餅つきが終わったら次は、待ちに待った給食です。調理師さん自慢のたっぷりの材料のだしを使ってのお雑煮はそれこそほっぺ落ちそうなくらい美味しかった!とあちらこちらから子どもたちの声が聞こえてきました。普段食の細い子もこの雰囲気の中で美味しそうに食べていました。らいおん組のS君は、今日がお誕生日で、友達のA君に「S君!今日は最高の日だね」と言ってもらいました。そんな声を聞いた私まで嬉しくなりました。
こんな素敵なお餅つきを体験できるみつばっ子たちは、本当に幸せです。
それは、お手伝いの役員さん方をはじめお手伝いにわざわざ駆けつけてくださった業者さん、遊びのお部屋の先生方、本当にたくさんの方たちに温かく見守っていただきながら進めていけることができるという環境のおかげです。本日お手伝いしてくださった方々に!心から感謝しております。本当にありがとうございました。
今日は、大好きなおうちの方へもお土産のお餅を持ち帰っています。今日の話をしながらどんなふうに家族の皆で分けっこして食べるのかなと想像するだけでワクワクしてきます。ぜひ お子さんの声に耳を傾けてあげてください。かわいいお話をしてくれることだと思います。♪
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