2019年11月27日 水曜日
今朝、園庭では元気いっぱい遊んでいる子どもたちがたくさんのコーナーでそれぞれ盛り上がっていました。そんな中、三輪車道路を少しのぞいてみると…「あら大変!渋滞して進めません。」ずらっと一列に並んで順番待ちをしているのです。すると、そこへ年長児のUちゃん、Tくん、Sくんが来て三輪車に乗っている友達に何やら伝え始めました。耳を傾けると、交差点のところで片方の道の友達に「年少さんがいくから少し待ってて。」もう一つの道の友達には「先に進んでね!」と優しく声をかけ誘導していました。そしていくつか渋滞するポイントに気づくとどちらの道を優先するのか自分で考えながら声をかける年長児たちの姿に驚き感心しました。またまた人数が増えて来ると渋滞し始めどうにもこうにも出来なくなっているところを園長がアスレチックの周りにぐるっと1周道を作りました。その道には横断歩道も線で引いてくれました。そのおかげですぐに渋滞がなくなると三輪車にフラフープを使って信号の色を示したり、横断歩道で手を挙げさっと走って渡ったりする姿があり、1つの遊びの中から多くの大切なルールを身に付けていました。
今日は毎年恒例の劇団バクさんをお呼びして、人形劇「手袋を買いに」観劇をしました。みんなの悪い夢を食べていい夢が見られるように思いを込めて楽しいお話が始まりました。今年もお姉さんの楽しい手遊びから始まると子どもたちはすぐに引き込まれていき、「ごんべちゃんの赤ちゃん」ではイスから転げ落ちるくらい大きなクシャミをしていました。そして、友達と顔を見合わせながらたくさんの笑顔に溢れていました。電気が消え子ぎつねの声が聞こえてくると、子ども達の顔が一気に変わり、キラキラした目でステージを見つめていました。子ぎつねと雪の妖精マーヤが登場し2人で楽しそうに踊っている姿を見て、年少さんやたんぽぽさんは座って踊る真似をしたり手拍子をしたりリズムをとりながら楽しんで見ていました。年中・年長さんは、劇に出てくる猫さんに三葉幼稚園にあるお店やさんのことを質問されると驚きながらも喜んで「焼き芋屋さん!」「レストラン!」「洋服屋さん!」と次々答えていました。引き込まれるストーリーや劇中で三葉幼稚園のことについてセリフの中で話してもらった事で、青コース・赤コースどちらともみんな笑顔いっぱいで幸せな時間を過ごすことが出来ました。
心温まる人形劇を見て、今後、子どもたちは更にいろいろなお話の世界に興味をもつことでしょう。最後は感謝の気持ちを込めて子どもたちだけでなく、参観に来られたお母さん、お父さん、おじいちゃんおばあちゃん、みんなでお見送りしました。バクさんたちがみんなに笑顔で「またね〜!」といって大きく手を振ってくださった姿がとても印象的でした。
今日人形劇を見て感じた温かい思いはきっとずっと子どもたちの心に残ると思います。そして三葉っ子たちはまたその思いを様々な形で表現してくれるのだろうなと思うととても楽しみです。
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