幼稚園の日記(ブログ)

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2019年11月6日 水曜日

研修会である幼稚園に行った先生が、あの環境の中に藁の家があったいいなと思ったことがきっかけで、秘密基地を作りたいと思ったM先生が竹を切り、藁で編んだ縄で縛って組み立て、家の土台を作り始めました。そこから年中が藁で屋根を作ろうとする姿も見られましたが、なかなか進みません。

今朝、作り始めて数日たつが、なかなか完成しないのを見かねた園長から「大人サイズだからよ」とアドバイスをいただき、「子どもサイズなら これ位。それなら寄って来るよ」と言って骨組みを子どもサイズにすると、本当に年長児達が寄って来て、くくった藁を骨組みにかけていきました。それを藁で編んだ縄でとめながら、入り口も作っていきました。この家作りをしていたのは、最初はぞう組さんだったのですが、途中からくま組さんにバトンタッチしていきました。藁をどんどんかけていって、家が出来ると竹の骨組みの先が危険と言うことで、くくった藁を短くした物をそこにつけたり、足元の方は藁で覆ってくくったりして安全にしていきました。完成した藁の家の中には、泥船に藁を敷き詰めたベットがありました。「ここに絵を描いて貼ろうや」「いいね」「ちょうどいいかもしれんよ」等と話し合っていると、J君が「看板を作る」と言うと、隣の木工コーナーから木切れを持って来ました。M先生が「もっと大きいのがあるぞ」と声をかけて、看板に丁度いい板を渡してくれました。J君がその木切れに「Jのかくれが」と書いてきました。それを見た一緒に作っていたくま組さんからは「違うよ!みんなの家だよ」とクレームが出ました。そしてHちゃんがその看板の裏に赤マジックで「みんなのわらのいえ たいせつにしてね」と書きました。そしてその看板に藁で編んだ縄を木工コーナーの釘と金づちで打ち付けてリースを作り、入り口にかけました。その藁の家には笹も使われているのを見たY先生が「自然の物は 自然が似合うわね」と言って、「そうだ どこかに松ぼっくりがあったわ」と探して持って来てくれました。するとその松ぼっくりを藁の家の入口の周りや家の裏などに飾り始めました。そしてどんぐりとボンドが出てくると、看板や竹の所をどんぐりで飾り付けていきました。

完成した家に入って、ベットに横になるくま組さんの楽しそうな姿を見た他学年の子ども達も来て、「入れて」と中に入っていきました。だんだん狭くなってきた家に気付いたくま組さんは、「広げればいいじゃない」と言う声で、増築計画がたち、竹を持って来て家の左側に2つ目の家を作り始めました。先生が藁をまとめてくくり、それを子ども達が家の骨組みにかけていき、いくつかかけると先生が編んだ縄でとめるを繰り返しながら作っていきました。その部屋にもベットが入り、くま組の男児達がゆっくりと横になっていました。

そして夕方、みんなが見える所(気付く所)と言うことで、預かりの子ども達と一緒にお引っ越しをしました。運んでいる時、竹の骨組みと2つ目の家が崩れましたが、何人かの先生と子ども達とで何とか直してお引っ越しが終わりました。明日、登園してきた子ども達が、この藁の2軒長屋でどんな遊びを展開するかとても楽しみです。

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おまけだよ~!

駐車場の畑のなすが沢山大きく実っていました。それに気付いた園長が教えてくれたので、年少のさくら組が採りに行きました。遠足、アンパンマン列車の見送りなど園外に行くことが多かったこの10月、みんなで並んで歩くのが上手になり、壁際を歩いたり、右左右を見て、手を上げて渡ったりすることが出来ていました。なすの畑に着くと、本当に大きく実ったなすが沢山ありました。2人で1本ずつ採ったのですが、秋なすは不思議なことにチクチク感がなかったこと、色々な形があったこと、みかんのようにくるくる回しても採れないことなど、今までの収穫とは違った経験をしながら採ることが出来ました。それを他のクラスのお友達に伝えようとみんなで各クラスに持って行って見てもらったさくら組は、いつも分けて頂く側だったのが、今日は分けてあげる側になり、お礼を言ってもらえてちょっぴり嬉しそうでした。色々なことを経験した1日となりました。

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