2019年9月24日 火曜日
今朝の園庭は台風17号の影響で葉っぱや枝が散乱していました。幼稚園のテントをひっくり返してしまうほどの強い風で、台風の恐ろしさを実感させられました。教師達は、園庭を確認しながら子供達が怪我しそうな物を除き、散乱している葉っぱや枝はそのままにしておきました。それは、台風がどんなものなのか、子供達に実感して欲しいと思ったからです。楽しい自然と優しい自然、そして怖い自然があることを実感するチャンスなのです。すると、登園して来た子供達が、その状況を見て「台風の風が相当強かったんよ!」「台風の力ってすごいな!」と驚いていました。そうこうしていると、園長から「三輪車の所が台風で大変なことになっています。みんなで乗り物を園庭に運びましょう。」と放送がありました。子供達は三輪車を園庭の中央に集めて、小さな熊手を持ってくると掃除を始めました。落ちている葉っぱや松葉、まつぼっくりを集めていくと段々と大きな山になって、松葉の「ちくちく山」が出来上がりました。その隣では、女の子達がまつぼっくりを並べて数を数えて数遊びをしたり、男の子達が松葉相撲をして遊んだりしていました。そして、教師が裏紙とセロハンテープを持ってくると、枝や葉っぱをセロハンテープでとめて、制作活動も始まりました。「残りの葉っぱはキャリーに入れようや!」と年長児達。どうやら年長児達は、残りの葉っぱや枝を焼き芋を焼くときに使えるようにと置いておくようです。三葉っ子達は、遊びの天才です。葉っぱを集める掃除が、いつの間には遊びや学びに発展し、生きる力へとつながるから驚きです。
年少児達は、先週の金曜日に三葉図書館で借りた本を返却しに行きました。金曜日に「今度火曜日に本を返すから忘れないでね。」という教師の言葉をしっかりと覚えていて、ほとんどの子が忘れずに持って来ていました。図書館には棚ごとに果物や花の表示が付いていて、本についているマークを見ると、元の場所が分かるように絵本サークルのお母さん達が管理してくださっています。自分が借りた本のシールを確認しながら返しているとHちゃんが、「先生!②って書いとるけど、なんで?」と声をかけて来ました。本には番号もふられていて、数字が読める子は数を数えながら本を並べていました。物語に親しむのはもちろんですが、マークを認識することや数字に興味を持つことなど、図書の返却を通して育てていきたいなと思いました。そして、子供達と教師が一緒にすることの大切さを改めて感じることができました。
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