2019年8月30日 金曜日
昨日、かき氷屋さんを楽しんだ子ども達はかき氷屋さんがあったテントに今日も机が出ているのに気が付くと「やったー!今日もかき氷屋さん?」と喜んでいました。しかし、それを聞いた教師から「残念!もうかき氷は売り切れました」と言われ、「じゃ、何屋さんするの?」と言いながら準備している教師の動きに興味津々です。今日は緑色のごつごつした野菜を使った〇〇チップス屋さんです。しかし、この野菜の名前がなかなか出てこない年少・年中さんは表示の中のキャラクターを見て「さつま芋屋さん」「きゅうり屋さん」「サボテン屋さん」と自分なりに考えて答えを絞り出していました。答えは「ゴーヤチップス屋さん」思った以上にゴーヤを知らない子ども達にわかってもらおうと、本物のゴーヤを吊るしてみました。そして、ここで園長の遊び心に火がついて、子ども達が持ってきたネコのぬいぐるみをゴーヤに飛びつかせました。「早くゴーヤが食べたいニャー!」とお芝居が始まり、さらに「ゴーヤチップス屋さん」が楽しみになりました。
そして、ゴーヤチップスが40円で買えることを知った子ども達は、お金作りを始めました。かき氷の時と同じように10円を4枚作る子が多い中、K君が「1円玉でも40円になるよ。」と教えてくれ、1円が40枚で40円、5円玉が8枚で40円という話し合いをしました。その後も、たのしい発見が沢山ありました。K君は「1円と10円どっちも作ってみた。」と広げ、1円10枚と10円3枚準備し、その様子を見た、Mちゃんは5円玉2枚と10円3枚準備していました。まるで小学生の算数です。遊びの中で学びのすごさを見せつけられた思いでした。
お金が準備できた頃に、「年長さんのゴーヤチップスが準備できました。」と放送があり、「ヨッシャー!買いに行こう。」と盛り上がりました。自分で40円作って買いに行ったつもりでしたが、中にはお金が足りず、「これではお金が足りません。」と言われて作り直す一幕もありました。
今、駄菓子屋さんや、小さな商店が少ない中でお金を使う機会がない子ども達に、かき氷屋さんやゴーヤチップス屋さんでの買い物では、頭を使った経験となりました。ぜひ、お家でも話題にしてみてください。
そして、今日のゴーヤチップスは園長考案の黒酢と三温糖で味付けた三葉限定メニューです。今日の始まりで「きゅうり」や「サボテン」と言っていた子ども達もしっかり「ゴーヤ」を覚え、中にはゴーヤがなぜデコボコしているのか?どうした苦いのか?等興味を持ったり、栄養がたっぷりであることを知ったりしました。そして今日食べた「ゴーヤパワーで2学期も元気一杯頑張るぞー」と張り切って降園していきました。月曜日からいよいよ2学期スタートです。様々な環境の中で子ども達が考えたり、工夫したり、試したりする姿を沢山見つけて、また楽しい一言が報告できるように環境づくりを頑張ります。
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