2019年7月18日 木曜日
今朝登園してきた子どもたちが部屋に入って騒いでいました。実はお部屋の様子がいつもと違っていたのです。それに私も加わってクイズを出しました。「今日はどうして青いシートが敷いてあると思う?」と子どもたちに聞くと、「今日はお店ができるから!」とちゅうりっぷ組のKちゃんが答えました。昨日、ちゅうりっぷ組の部屋がお店屋さんに変わるため、ちゅうりっぷ組のみんなで掃除をしたのです。Kちゃんは昨日の出来事をしっかりと覚えていたのでした。また、テラスの壁や窓には、くじびきや先生の夜店、カラオケなどの表示も出ていて、子どもたちは「ここでくじびきするん?」とくじびきコーナーの部屋に行ってみたり、先生の夜店の部屋にいってみたりとわくわく、どきどきした気持ちであちこちの部屋を訪ねて歩いていました。年中児が飾り付けをした「ゆうすずみかい」の素敵な表示も今日から飾られていて、子どもたちの気持ちも夕涼み会への期待へと高まってきているように思いました。
今日は、土砂災害によるひき渡し訓練がありました。今回は、警戒レベル3を想定した訓練を行い、子どもたちは、3階の会議室へ避難しました。園内放送が流れたとき、不安で泣いてしまう子どももいましたが、避難する際は担任の先生の話を聞いて落ち着いて避難することができていました。会議室に全員が避難し、人数点呼をし終えると、園長の話がありました。今回は土砂災害の訓練であり、実際に起きた場合を想定して動くことが大切であるということを話してくれました。今回の訓練だけではなく、火災や地震、不審者の訓練の際も実際のことを想定して行動することを私たち教師が意識して行動することが大事だと思いました。
その後はお迎えに来られた保護者の方から順に子どもをひき渡していきました。「今日はお母さんが早くお迎えに来てくれるんよ。」と嬉しそうに話していた年少組のTちゃんでしたが、なかなか自分の名前が呼ばれず不安そうな表情をしていました。しばらく待っていると、自分の名前が呼ばれ、お母さんの顔が見えた時には、とても嬉しそうにお母さんに抱きついていたのが印象的でした。
今回の訓練はお昼休みの時間帯に行っていたこともあり、仕事の合間を見て訓練に参加してくださった保護者の方や13時ぎりぎりに駆けつけてくださった方もいました。13時のお迎えの子どもたちには、幼稚園に備蓄している非常食の中から、ビスッケトを分け合って食べました。
訓練ではなく、実際に災害が起こった時には、保護者の方がお迎えに来られるまでは、子どもの身の安全と、体調管理、心のケア等、自分たちがどうしなければならないのか改めて考え直すことができた訓練でした。今後も、南海トラフ地震、大雨、台風等、気をつけなけらばならない災害が起こりうる可能性が十分にあります。今回の訓練を機にご家族との連絡の取り方や、避難方法等、話し合うきっかけになれば嬉しいなと思います。
ご協力頂きました保護者の皆様ありがとうございました。今回残念ながらご参加頂けなかった皆様には今後の非常災害時に際してのご協力よろしくお願い致します。
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