2019年7月5日 金曜日
今日は朝から曇り空で涼しく、とても過ごしやすい1日でした。戸外にはいつもように子どもたちの大好きな遊びのコーナーがたくさん出ていました。今日は来年度入園説明会、私たち教師は幼稚園見学に訪れる小さな子どもたちや保護者の皆様の来園を心待ちにしながら遊びの環境を準備しました。しゃぼん玉作りでは在園児たちが手本となって幼稚園が初めての小さな友達に作り方を教えているすがたが見られました。他のコーナーでも一緒になって遊んでいる姿が見られ、とても嬉しい気持ちになりました。三葉の保育は異年齢児が遊びを通して刺激しあって成長していくことを大切にしています。先日、砂場でたんぽぽさんが遊んでいると年長さんたちの真似をして雨どいとホースを持ってきて水を流し始めました。しかし、繋ぎ目のところから水が漏れたり、角度が繋がっていなくてなかなか流れなかったりしていました。そんな時、よく砂場で年長さんたちと遊んでいるKくんが、雨どいを少し斜めに傾けたのです。そして、繋ぎ目のところを手で押さえて繋がるようにしました。すると、水がスムーズに流れて、子どもたちから「ワァー!」と歓声が上がりました。Kくんは普段から年長さんと一緒に遊んでいたことでどうしたら水が流れるのか気付くことが出来たのです。満3歳児でもお兄さん、お姉さんたちに刺激を受け学び、気付きながら成長しています。そんな姿がいろいろな遊びのコーナーで見ることが出来るのです。
また今日は、今度の日曜日が七夕ということで園のいろいろなところで、七夕の飾り付けがしてありました。給食も七夕にちなんだメニューでした。そうめんは織姫様のはた織りをイメージすることから七夕に食べられるそうです。そうめんにも天の川をイメージしたきゅうりに、彦星、織姫をイメージした星型のにんじんが飾り付けされていました。ところが子どもたちはその星以外にも「星がある!」とサラダの中にも星があることに気付いたのです。それは、、、オクラでした!調理師さんたちも旬の野菜ということでオクラを入れたのですが、子どもたちはオクラの切口からも七夕を連想される「星」を見つけたのでした。たまたま入っていたオクラの切口から星に連想した子どもたちには驚かされました。
降園前には七夕のお話の放送が流れました。たんぽぽ組の子どもたちも真剣に話を聞いていました。お願いするだけではなく、みんなも織姫様、彦星様のようにいろんなことを頑張ろうねと約束をして降園しました。日曜日のお天気はお天気は悪そうですが、みんなのお願いが届くことを祈っています。
2019年7月4日 木曜日
梅雨に入り雨が降ったりやんだりと、じめじめ湿度が高い日が続いていました。しかし、消えて太陽が顔を出し熱い一日になりました。水上コーナーでは、何やらおもしろい実験をしていました。実験を楽しんでいる年長さんに聞いてみると…。「乳酸菌の少し小さいペットボトルに水を入れ、少しだけ空気を残して、ペットボトルを押さえると手の平にくっつくんだよ!」とマジックのような科学を教えてくれました。くっついたまま、手の高さをどんどん高くするといろんな高さのところでペットボトルが落ちていきます。「高くしすぎると落ちてしまうのかな?」と私が尋ねると…子どもたちから「ちがう、ちがうよー!」と笑われてしまいました。「じゃあ、どうしてなの?」と聞くと「手の平がペットボトルの口にピッタリとついとかんと、すき間が邪魔してくるんよ!」と教えてくれました。水を使って遊んでいるうちに様々な発見をし、それを繰り返すうちになぜ?に気付いているのです。私自身が勉強させてもらうことができました。
年長さんが6月6日に植えたさつまいもの様子を昨日レインボーファームの方がメールで送ってくださいました。メールには、「植えてから一ヶ月にもうすぐなります。6月下旬は晴天が続き育つかなと心配していましたが、梅雨に入り順調に育っています。秋には無事、いも堀ができると思います。」と嬉しいお便りが書かれていました。子どもたちは写真を見てビックリ!!「植えたときあんなに葉っぱなかったのに!」と思い思いに話していました。今日は「そのことを年中・年少・たんぽぽさんにも知ってもらいたい‼︎」と話してお知らせを作ることにしました。何人かの年長さんたちは、何を知ってもらいたいかを自分で文章を考えまとめて、吹き出しを書いていきました。「写真だけでは伝わらない!」と葉っぱの数が増えたことやさつまいもが大きくなったこと、最初の苗はこんなのだったんだよと絵を描いたり、寝かせて植えたのに上向きになって大きくなっていることを書いたり、小学生のようにたくさん文字や絵を描きました。
ぜひ、お迎えの際にたんぽぽ青横の掲示板をご覧になって下さい。レインボーファームの方のメールには「農園の近くに来るときがあればいつでも寄ってくださいね!」と書かれていたので時間を作っていきたいと思います。
今日はくま組が合歓の木、きりん組がケアフル土居田を訪問しました。イス体操をしたり、お手玉渡しゲームをしたりしておじいちゃん・おばあちゃんと楽しみました。
2019年7月3日 水曜日
今日は雨上がりの園庭にシャボン玉コーナーを出しました。湿度が高いので高くは上がりませんがよく膨らんでいました。Kちゃんのシャボン玉は大きく、一緒にシャボン玉をしていた友達も「大きい」「凄いね!」と割れずに飛ぶシャボン玉を地面につくまで見ていました。また、年少児も、5月頃からシャボン玉を始めたのですが上手に液を作って飛ばして遊んでいました。
梅雨に入った園庭はよく水たまりができています。たんぽぽ組さんは裸足になって楽しそうに足を入れるとバシャバシャとにこにこで遊んでいました。教師が「お水冷たいね」と言うと「ね〜」と笑いながら水の感触を楽しんでいました。また、別のところでは普段の園庭の土と違って泥になった土をペタペタしながら教諭と一緒にケーキ作りをして遊んでいました。
年長児は水たまりを使って水の道を木材で作るとジョウロに水を入れ様子を見ながら左右に水が流れるようにしたり、木でトンネルを作ったりと友達と「こうでもない」「あれが良いね」など会話をしながら納得できるまで作っていました。
さくら組では、シール帳に折り紙を作って貼りました。4月当初は「分からない」「できん」と言っていた子も4月より折り方も難しくなってきていますが一生懸命に折って「できた」と嬉しそうに見せました。シール帳折り紙はこれから毎月あるので沢山「できた」が経験できるのが楽しみです。
2019年7月2日 火曜日
笹飾り作りが昨日の昼食前から始まりました。そして、今日も1階テラスの所に笹を出していると、ぞう組のK君やHちゃんが早速、天の川作りを始めました。目指すは昨日、園長が作った水にぬれても大丈夫な天の川です。ビニールを選ぶと自分たちなりに考えて切ってみたり、教師の真似をして切ったりしていました。気が付くと一人、また一人と他の学年の子どもたちと、教師も集まり、笹飾りを楽しんでいました。
今日、年長組はコミュニティーセンター内にある松山市立中央図書館に行きました。どうして行くようになったかというと、年長教師と子どもたちの大きな反省で6月28日が椿号に借りた本を返却する日だったのですが、他の活動をしていてすっかり椿号が来る日であることを忘れてしまっていたのです。また、椿号で2回本を借りたのですが、家庭で前回も今回も1冊破損して返ったものがありました。園長が公共の物を借りるためには約束を守らないといけないこと、破ってしまったら謝ってきれいにして返さなければならないこと、必ず、借りたものは返すことを教えるために中央図書館に返しに行けるようお願いしてくれたのです。すると、館長さんやいつも椿号で世話をしてくださっている藤原さん、事務長さんが園長の考えに共感してくださり、歓迎してくださいました。
中央図書館入り口で集まり、園長から『約束を守らないと借りられないこと』『返却日を守らないといけないこと』『それはお母さんがすることでもなければ先生がすることでもない。自分達がしなければいけないこと』『中央図書館の本は松山市みんなのもので、この中から毎回選んで椿号で持ってきて貸し出してくれていること』を話してもらいました。
半数以上の子が中央図書館に入るのが初めてと言っていて、「ドキドキ」しながら入り返却口に借りていた絵本を返しました。返却口の奥で受け取って作業して下さっている方に気づくと、「ありがとうございました。」とお礼を言う姿も見られました。中には、一般のお客さんに小さな声で「こんにちは。」と声をかけ「えらいね。」と言ってもらう子もいました。返却した後、新たに図書館で絵本を借りることができるようになり、たくさん並んだ本から手際よく読みたい絵本を選んでいました。端から端まで、今まで見たことない数の本に真剣な表情で向き合う子どもたち。1冊お気に入りを選ぶと嬉しそうに見せに来てくれました。その後は、図書館内を静かに見て回りました。2階へ上がる階段の途中から下を見ると一面本棚が並びその景色に大興奮でした。最後に館長さんから「今日は来てくれてありがとう。又、ぜひ、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんとも来てね。」と誘っていただきました。
今、絵本ばなれ、図書館ばなれが言われる中、子どもたちは図書館へ行き多くのことを学びました。社会のルールやマナー、公共のものを利用する経験、自分で考えて行動する大切さ等を肌で触れ知ることができました。今日の活動は、今を生きていくにあたって少し意識しなければ通りすぎてしまう経験のように思います。しかし、子どもたちがこれから大人になっていく過程でとても大切な経験です。幼稚園でもご家庭でも少し意識し、社会の中でのその場所に合わせた行動、マナー等学べる機会をもっていきたいものです。
2019年7月1日 月曜日
梅雨に入り雨の日が続く中、今日は曇り空で園庭は昨夜の雨で水溜りが沢山出来ていました。水溜りいっぱいの園庭を見て子供たちはすぐに裸足になり泥遊びを始めました。たんぽぽ組のkくんやYくんもたくさんの水溜りを見つけると一目散に走って来ました。ズボンの裾が濡れないように両手で持ち上げて、水溜りの中を何度も何度もピチャピチャ足踏みして水が跳ねるのを楽しんでいました。又、他の水溜りではハンバーグを作ったりパンケーキを作ったりなど、泥遊びを満喫していました。ブランコ前の水溜りでは、年中児や年長児がたくさんの水溜りを繋げようとスコップを持って来て川を作り始めました。まずは、近くの水溜りを繋げようと2つをつなぐ溝を掘り始めました。川を掘り進めていくと、隙間から水が流れてしまうことが気になりしばらく考えたIくんは砂で土手を作り始めました。水が漏れないように高く作り何度も砂を重ねていき水の漏れない川が完成しました。その次の水溜まりでは川は地面が固くてなかなか掘れません。しばらく考えたRくんは水をかけて砂を柔らかくしようとジョウロに水を入れて硬い地面にかけて行きました。一緒に川作りをしていたMくんと、協力しながら硬いところを見つけるとその度に水をかけて少しずつ掘り進めていきました。川が完成すると「次はこっち!」と新しい川を掘り進めていきました。年長児のMちゃんも「水溜まりと水溜まりを繋げる!」と間を掘っていきました。ひとつ完成すると次々と川を繋いでいきました。一方年中児のAくんは繋ぎたい土の上に線を引いて下書きをしました。ほかの線を掘っている友だちにぶつからないように曲がりながら書いていき線がかけるその線の上をほって新しい川を作っていきました。子どもたちの頑張りのおかげで3つの水たまりが川で繋がりました。雨上がりにしかできない泥遊びが子ども達の様々な体験と繋がり広がって行きました。
昼食前に園長がビニールで七夕飾りの天の川をつくって植木鉢の笹にさりげなく飾っていました。それを見たらいおん組、ぞう組の子供達は「これだったら雨に濡れないね」と言って自分たちが作った包装紙の飾りを「濡れてしまう」と言って部屋に持って帰ろうとしているとまた園長が笹を雨に濡れないようテラスに移動してくれて飾り付けする事が出来ました!らいおん組のH君は園長がビニールで作ったのを見て部屋にあるプラスチック製の廃材を探し、濡れても大丈夫な飾りを作ってきました。飾りの上にはきちんと飾れるように針金を丸く取り付けていました。それを付けるHくんの顔は自信に満ちていました。さらに、H君は高いところに飾れるように砂場のスマイルハウスから踏み台を持ってきてみんなが好きなところに飾れるように置いてあげていました。さすが年長さんだなと思いました。
7月7日の七夕に向けて子ども達と楽しみながら笹飾りを作って飾り付けしていきたいと思います。
今日の給食は、パン、コーンスープ、夏野菜サラダ、バナナです。
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