2019年4月12日 金曜日
桜が散り始め緑の葉っぱが芽を出してきました。ポカポカであたたかいなか今日も子どもたちは元気いっぱい登園してきました。持ち物の始末を終えた子どもたちが園庭に出ているままごとや色水、自転車など自分の好きな遊びを見つけて走っていきました。
そんな子どもたちの後を追っていくと、色水コーナーではとっても上手な年長さん・年中さんが黙々と集中して何かしていました。覗いてみると、スプーンで水を一杯ずつ作った色水に足して濃さを調節している姿や力強く花びらをする姿がありました。できた子の色水を見ると、ただ赤色、青色ではなく、この花の色とこの花の色を組み合わせ「麦こげ茶」っていう色を作ったんよと教えてくれたり、何色かの色水を混ぜて作った色と似ている色を探しては比べたりしていました。Wちゃんはわたしの服の色と同じ色を作ってくれました。そんな色水名人の年長さん・年中さんを見て、年少さん・プレ年少さんも「あのキレイなの作りたい」と目をキラキラさせて集まってきました。すると、「この花キレイだよ」「水は多すぎると上手にできんのよ」「袋もとってあげるけんね」と年長さん・年中さんが優しく手取り足取り教える姿が見られて心があたたかくなりました。子どもたちと一緒に私も感性を磨いていきたいと思います。
年長さんは昨日ことなくすんだもののすべり台でちょっとした事故があったことから、正しい遊具の使い方を確認するため、いつもなら先生に怒られてしまうような楽しみ方も実際にしてみて、なぜいけないのかみんなで考えました。実際にしたことで、子どもたちはしっかり自分たちの頭で考えながら、学んでいました。新しいお友達もこれから元気いっぱい外で遊ぶのでカッコいい年長さんになって教えてあげられる姿が見られると嬉しいです。
2019年4月12日 金曜日
園庭に咲き誇り、春の訪れを知らせてくれた桜の花も、今朝は風に乗って舞い散っていました。砂場の周辺では、足を踏み入れるのをためらうほど、美しいピンクのじゅうたんが広がっていました。登園した子どもたちは、風に舞う花びらと競争して走ったり、両手ですくって息を吹きかけて飛ばしたりして遊んでいました。
昨日、入園後初めての登園日となった年少さんの子どもたちは、担任の先生と一緒に包丁ままごとコーナーで野菜を切っていました。硬くて切りにくいかぼちゃを、扱いやすい大きさに教師が切っておくと、それをどんどん小さく切って「いっぱいきったよー」と嬉しそうに見せてくれました。
年中・年長になった子供たちは、昨年経験している色水遊びを楽しみ、「こんな色ができたよ」と見せてくれて、水を多くしたら水色になったこと、にんじんで作ったからオレンジ色になったことなど、どのように作ったかを話すことができていました。すり鉢と棒の数が限られているので、順番を待つこともできていました。
さて、幼稚園の駐車場にも春がやってきました。毎朝、畑の様子を見てくださっていた古森先生が、「スナップエンドウができているよ」と教えてくれました。早コースの年長くま組ときりん組のこ子どもたちが取りに行きました。古森先生が採って見せてくれた豆は開くと中の種が左右のさやに交互にくっついていました。どんなに振っても落ちない種は、栄養をもらうためにしっかりとつながっていることを知りました。根から入った栄養が、どんどん上に上がってきてここまで来るんだねと教えてもらいました。一人一つ採り、自分が採ったものと友達が採ったものとを比べて、大きさや膨らみ具合、形、長さなどの違いに気付き、話す姿がありました。その隣にはビワの木があり、緑の実がたくさんなっていました。大きな葉に守られている実もこれからどんどんオレンジ色になっていきます。アスファルトからタケノコが顔を出し「このままだと駐車場がボコボコになる!」と叫ぶ子もいました。いろんな発見をした畑を後にする時、りす組のKくんが「畑は楽しいことがいっぱいだね!」と満面の笑みで話していました。
私たち教師も自然に親しみ、自然と共に育っていきたいと思いました。
コメント (「色水名人だ!!」 きりん組 大政由衣 はコメントを受け付けていません)