2019年4月28日 日曜日
気温が高い日が増えてきて半袖で登園してくる幼児も見られるようになりました。みかん組の幼児達は戸外遊びが大好きです。保育教諭が「お外いくよー!」と声をかけると自分のロッカーから帽子を持ってくるようになりました。まだ自分でかぶることが出来る幼児は少ないのですが「早くかぶらせて!」というように保育教諭に帽子を渡し、見上げて待っている幼児達の表情からは早く戸外に行きたい!という気持ちが溢れ出ています。靴も自分で履こうとしていて保育教諭が手伝おうとすると手を振り払って手伝われることを嫌がる幼児も見られるようになり”自分で”という幼児の気持ちを大切に受け止め、援助しすぎず見守ることが大切なのだと気づかされました。
砂場に行くとAちゃんはお皿に砂を入れ、料理をしていました。すると別の遊びをしていたBちゃんもAちゃんがしていることが気になり、やってきました。そしてBちゃんはAちゃんが用意していたお皿に砂を入れました。Aちゃんは嬉しそうに笑い、仲良く2人で料理を作り続けました。また、Cくんはなかなか保育教諭から離れることができず抱っこで過ごすことが多かったのですがこの日は初めて保育教諭から離れて遊ぶことが出来ました。
平行遊びから友達がしていることに興味を持ち、真似してみたり一緒にしようとしてみたりして友達とかかわって遊ぶことができるようになっていく幼児の姿を見て日々の成長を嬉しく思います。時にはトラブルになることもありますがそれも成長の一つで見守ったり援助したりしながら我慢したり譲ったりしてもらったことで自分の思いを伝えることが大切であることに気づかせていきたいと思います。暑くなってきたので水分補給をしながら、元気な幼児達と楽しい毎日を過ごしていきたいと思います。
2019年4月26日 金曜日
先々日からの曇り空で数日前の夏日の日に出していた日よけテントを出さなくなった事から、一時中断していた玉入れや虫網を使ったバスケットが、今日はまた新しい方法で再開することが出来ました。ついつい、、、「〇〇がないとできない」と思ってしまう教師たちですが、園長はその反対で何かを使ってできないかと考えます。そこで今日はジャングルジムを中央へ持ってきて虫網のそこを開けたゴールを取り付けるとまた新たに難易度の高いのバスケットゴールが出来ました。教師が取り付けていると年長児から「もう一段上の高さにしてー!」とリクエスがあって丁度良い高さに調節してより一層楽しめていました。
高さと言えば、もう一ついろいろな高さが登場し人気が急上昇しているのはブランコです。2歳児用にバスケット型ブランコを取り付けたので以前使っていた物を別のところに付けて大きい子用のまるで空中ブランコと思えるような高いブランコになりました。足をしっかり前後に曲げて漕ぐと気持ちいいくらい風をきって揺れます。反対側のブランコの空いたスペースには、ロープをぶら下げてロープのブランコになりました。Aちゃんが1番に試して座ってみると体重でロープが下がってしまいうまく漕げませんでした。すると、年長児のS君がきて立って漕ぎ始めるとうまく風をきって、ロープのブランコも楽しむことができていました。
いろいろな遊びをそこ、ここで楽しんでいると、年長児が「ちゅうりっぷにぎんなんがはえとるー!」と大騒ぎしていました。どういう意味か分からず行ってみるとなんとちゅうりっぷを植えていたプランターに落ちた銀杏の種から芽が出ていました。毎年幼稚園のいちょうの木に実る銀杏ですが、芽を出したのは初めてで、教師も子どもたちと一緒に感動して園長に見せに行きました。硬い殻の中に種になる身が入っていて殻が実を守ってくれていたことを教わりました。そして、鉢に植え替えてみようと提案してくれ、苗木になるまで育ててみる事にしました。調べてみると苗木になるまで5年、実がなる木になるまでは20年〜30年程かかるそうです。年長さんが6年生になって「卒業おめでとう会」に来るときに苗木になれば良いなぁ、、、と夢と期待を持って育てて行きたいと思いました。
明日からいよいよ10連休が始まります。少しずつクラスや園に慣れてきて、慌ただしく過ぎた平成31年度4月が終わり、令和1年が始まります。休み中は生活リズムを崩さないように、ケガや事故のないように安全にお過ごし下さい。そして、5月7日には子どもたちが幼稚園に期待を持って登園してくれますよう願っています。よい休日をお過ごし下さい。
2019年4月25日 木曜日
昨日の雨もあがり子ども達は元気に園庭を走り回っていました。昨日遊べなかった分子ども達も嬉しそうに色水や三輪車、砂場やつりかんなどで遊んでいました。
そんな中、たんぽぽ青組前のテラスではこいのぼり作りをしていました。たくさんの子ども達が集まって思い思いのこいのぼりを作っていました。年中児のM君は「こいのぼり作りたい!」と笑顔でクレヨンとはさみを持ってきました。教師に教えてもらいながらこいのぼり作りがスタート!!教師が一緒に作りながら教えるのを真剣に見ながら進めていき、一つ一つのパーツが出来上がると「次はどうするの?」「こうする?」と早く完成させたくてうずうずしている様子でした。尻尾を切る時には線に沿って慎重にゆっくりゆっくり切っていました。尻尾を切り終わると次はいよいよこいのぼりのうろこや目を付けていきます。クレヨンで目を描いた後たくさんの包装紙の中から気に入ったものを選び好きな形に切っていき、自分だけのこいのぼりを作っていきました。気に入った包装紙がなくなると「ほかにないの?」「オレンジ色が欲しい!」「僕はもっとたくさんの色でこいのぼりを作りたい!」と言ってそばにいた教師たちにいろんな包装紙を要求して選び切って付けました。片付けの時間になると「明日はこれの続きする!」と言って今日作ったこいのぼりを見せてくれました。M君がどんなこいのぼりに仕上げるのか明日が楽しみです。
昼食後にはうさぎ組のT君とAちゃんが昨日作った月刊絵本の付録のこいのぼりを片手に「これに棒とひもを付ける!」と言ってきたので広告を渡すと、上手に丸めて剣を作って付けていました。完成すると嬉しそうにこいのぼりを高く持ち上げてしばらく飛ばして楽しんでいました。
明日はどの子がどんなこいのぼりを作るのか楽しみです。
2019年4月24日 水曜日
今日は、天候が悪い中登園すると子供達は窓の外を覗きながら、雨が止むのを今か今かと待っていました。そして、雨が止むと一気に子供達は外に飛び出し、色水コーナー、ままごと、砂場、泥場など自分がしたい遊びの方に走って行きました。
先日、第一駐車場で春の植物探しをしたことで絵本の付録の春の図鑑をぶら下げて園庭を探索している子が多く見られます。今日は、年長、年中、年少さんが入り混じって花壇の下を覗き込んでだんご虫を探して、廃材の箱の中に入れていました。そして、だんご虫が何を食べているのか図鑑で調べて落ち葉や土を入れていました。
すみれ組では、お部屋に入ると四月のシール帳折り紙のチューリップをみんなで折りました。最初は、教師が折るのを見てから折るようにしましたが、三角形に折ってから「何の形かな?」と聞くと「さんかく!」と分かっている子も多く、図形に興味を持つことが出来ているんだと感じました。一度大きい折り紙で折ってみてから小さい折り紙で折りましたが、折り方をきちんと覚えてすぐに折れる子もいました。また、困っている友達がいると「Y君が教えてあげる!」と折れるようになった事が嬉しくて、丁寧に教えてあげる姿も見ることが出来ました。
入園して二週間、登園を渋る子もいますが、遊んでいるとすぐに泣いていたことを忘れて年長、年中さんと一緒に笑顔で遊び始めます。心配しないで教師に預けて頂けたらと思います。
間も無く10連休に入ります。安心してお母さんから離れる事が出来るよう、お家でも子供を信じて自分が出来ることをさせて、励まして自信を持たせてください。
2019年4月23日 火曜日
朝歩きで登園してきたくま組のS君は「先生たけのこに身長抜かされてしまったんよ!」と毎日観察していたたけのこがまたグーンと伸びていることに気が付いて報告してきました。又、たんぽぽ組のk君は朝早くから色水コーナーに来て紫色の花を選ぶと小さなすり鉢に入れ、スプーンで水をこぼさないようにそっといれてゴリゴリと力強くすり潰しました。そして綺麗な紫色の色水ができると「袋!」と言って自分で袋を取りに行ったのです。袋のある場所も取り方も知っていてもうすっかり三葉っこ!お兄さんお姉さんの姿を見て学んでいる満3歳児に驚きの1日でした。
戸外の遊びは毎日古森先生が面白くなるように工夫をしてくれています。今日はテントの中の玉入れだけでなく、虫網のバスケットゴールも作ってくれました。子どもたちはよーく狙って集中してゴールすることを楽しんでいました。
一方テントの横では、テコの原理を利用した遊びが始まりました。踏む力によってボールの飛び方が違うので「あれもう少し強くかな?」「わあ!強すぎた!」と自分で力を考えながら遊んでいました。子どもたちの楽しい!やってみたい!という環境づくりは教師自身が楽しい!やってみたいと思える環境でもあります。教師が常に子どもの動きや興味を探りながらさせたい経験と繋がる環境を工夫する大切さを改めて感じました。
くま組は今日初めての習字をしました。まず道具の使い方や道具の名前を教わりましたが、よく聞いて準備することができていました。準備が出来たらいよいよ墨を入れて横線や縦線、渦巻きを書きました。「あ、破れちゃった、、」とk君。菅野先生に「力を入れすぎたら半紙が破れてしまうので優しい気持ちで優しく書こうね」と教えてもらいました。これから卒園までに50音全ての文字を教わります。HちゃんとAちゃんは終えると「ひらがな書くの楽しみだね!早くまた習字したいね!」と次回を楽しみにしていました。今週から習字とピーター先生の英語がはじまりました。これから一年間楽しく学んでいきたいです。
今日は年長児、初めてリトミックを外でしました。古森先生にリトミックって何だろうと話をしてもらい、2分ちゃん、4分ちゃん、8分ちゃんなどを教えてもらいました。昨年までにはなかった新しい歩き方やステップも教えてもらいました。今日初めて教わったのにマイクをよく聞いて動くことができ驚かされました。これからが楽しみです。このリトミックは普段の生活の中でもできるので部屋で歌を歌いながら4分ちゃんや2分ちゃんも入れて楽しく覚えていきたいです。
2019年4月22日 月曜日
今日は、朝から太陽が顔を出し、4月だというのに夏日となりました。初夏の太陽は日差しに慣れていない子どもの皮膚にはよくないということと入園して間もない子どもたちは日陰を選んで涼しい場所で遊ぶ工夫もできないだろうということで要所要所にテントを出しました。すると、そこそこのテントの下でグループになってよく遊んでいました。
そんななか、藤のある砂場ではダイナミックに大きな山を作って遊んでいる年長児たちがいました。山ができるとそのまわりをお堀のように掘ってパイプを使って、水を流し始めました。そのままでは、同じ方向に水が流れ続けます。そのことに気付いた年長児は、短いパイプを使って、水をせきとめ、山の方に水が流れてくるように工夫していました。その様子を見ていて、「さすが年長さん。考えることが違うな」と思いました。大きな山のまわりにできた川の中では、裸足になったたくさんの子どもたちが気持ちよさそうに遊んでいました。
また、他の遊びをしている子どもたちの様子を見ていると、門の近くにあるイチゴや花のプランターを動かしている年少児を見つけました。「何をしているの?」と聞いてみると、Yくんが「ダンゴムシを探しているの」と教えてくれました。Yくんが持っていた廃材のカップの中には、大小様々なダンゴムシがいました。去年、Yくんはたんぽぽ組のときに虫探しを経験していて興味を持っていたのです。気がつくと門の近くには去年のたんぽぽ組さんが群れてダンゴムシ探しをしていました。みんなで力をあわせて、重いプランターを動かし、「見つけた!」「いた!」などの言葉をかわしながら虫探しを楽しんでいました。
新入園のたんぽぽ組は、カゴメから贈られたトマトの苗を植えました。3本の苗をみんなで優しく土の中に植えて、小さなじょうろで水をやりました。みんなで交代しながら、何度も水やりをしました。小さな苗が大きくなるまで、子どもたちと水をやったり観察をしたりしていきたいと思います。春の終りを告げるかのような暑い日差しのなか園庭は赤や黄色等々の花々が鮮やかに咲き誇っています。様々な自然に触れ、様々な発見や気付きを大切にしていきたいと思います。
2019年4月21日 日曜日
朝はまだ肌寒い日もありますが、日中はとても暖かくなってきました。新学期が始まってはや3週間がたちました。不安で泣いている子を見つけるとよしよし頭をなでてあげたり、一緒に遊んであげたりして慰めている小さいお兄さん・お姉さんのおかげで新入園児達にも笑顔が見られるようになりました。テラスへ遊びに出ると、幼稚園の子ども達が楽しそうに踊りを踊っていました。ひよこ組の子ども達も知っている曲が始まると体を揺らしたり、見よう見まねで踊ったりし始めていました。中には友達と座って手と体で踊っている幼児の姿もあり、もう少しするとその子達も立って踊れるようになるだろうと思うと、すごく楽しみになりました。
最近春らしい気候を察したアリが出てきて行動し始めています。それを見つけた子ども達は大騒ぎです。うつ伏せになってみんなで観察していると、アリ達が虫を運んでいました。アリの数は見ているうちにどんどん増えて虫を運んでいきます。その状態を真剣に見ていました。幼稚園のお兄さん・お姉さんも見に来て「お家に運びよるんよ!」と教えてくれると、子ども達は幼いなりに理解したのか「がんばれー!」と応援し始めました。少し動くたびに子ども達は「わあー」と大興奮でずっと追いかけて見ていました。身近に自然を感じる事ができた子ども達は、また1つ経験として心に残ったのではないかと感じました。これからもたくさんの自然を見たり感じたりして成長する事が出来るようにしていきたいと思います。
もも組の子ども達は手遊びが大好きです。ピアノを弾き始めると集まって座る事が出来るようになりました。アンパンマンの手遊びが1番のお気に入りで最後のビームも大きな声で「ビーム!」と力が入ります。その姿はとても可愛く、たくましく感じます。
給食の時間になり、自分たちの席に座ると今か今かと給食が配られるのを待っています。まだまだ手づかみになってしまう子もいますが、少しずつスプーンやフォークを使って食べる事が出来るようにがんばっています。苦手だった野菜もいつの間にか食べられるようになっているなど、みんな少しずつ成長していて驚かされます。こんな可愛い子ども達こいろんな事を経験したり、たくさん遊んだりして、私たち保育教諭も成長していきたいと思います。
コメント (「おそとだいすき!!」 ひよこみかん組 中野佑衣 はコメントを受け付けていません)