2019年3月31日 日曜日
ひよこ組 岡部 史
室内で粘土遊びをしました。小さな手で、粘土をちぎったり丸めたり。月齢の低いA君は、友達の真似をして手でトントンとたたいて遊んでいました。また、Bちゃんは、小さくちぎっては、ひとつずつ粘土板においていました。
月齢の高いC君、D君は、「先生、アンパンマン作って。」「ぼく、バイキンマン。」と、保育教諭のそばに寄ってきて、作ってもらうのを楽しみに待っていました。「じゃあ、アンパンマンの顔にしようかな。」と、粘土を丸めてC君に渡すと、受け取ったC君は、小さくちぎって手のひらで、くるくると丸めました。そして、保育教諭からもらった粘土に、目と口をくっつけてアンパンマンを作りました。その様子を見ていたD君が、一人で粘土をいくつも丸め始めました。そして、丸めた粘土をひとつずつ、つないでいきました。上手につなぐと、満足そうに眺めていました。「たくさんつないだね。すごいね。」と言うと、D君は、「先生、これ、ゴロンゴロ。」と教えてくれました。なるほど。確かにその通り。D君の作った作品は、ゴロンゴロそのものです。
そんなD君の姿を見て、思いました。粘土遊びでは、偶然に出来た形で何かをイメージしたり、伸ばしたり丸めたりすることで形が作れることに気づいて自分の思いを表現していく。また、その過程で、幼児の豊かな発想や創造性が育っていくのだと、感動しました。幼児達は、幼いながらも、様々なことに触れ、気づき、その経験を頭の中に蓄え、次の遊びに生かしたり、知恵として、創意工夫、試行錯誤していく力にしていくのですね。これからも、いろいろな遊びを通して、幼児達と共に、いろんな発見をしていきたいと思います。
2019年3月29日 金曜日
ぽかぽか陽気の中、外に飛び出た子ども達はすぐに「裸足で遊ぼ♪」と言って元気いっぱい園庭を駆け回り遊んでいました。「卒園児達はみんなで遊べるんもあと少しよね!いっぱい遊ぼ!」と最後の最後まで友達との思い出を作っていました。そんな中で、ふと図書館の屋根に目を向けると、強い風が吹く中、凛とした姿で立派な花を咲かせている菜の花が見えました。するとすぐにぞう組のNちゃんが「あれは花の種が風で飛んできたんよ!」と言い、私はさすが三葉っ子!!と嬉しく思っていると…今度はぞう組のK君が「もしかしたら、鳥が種を運んできたんじゃない?」と言うときりん組のT君が「カラスよ!俺カラスをあそこで見たもん!」と言い、これまた、さすが三葉っ子!!と増々嬉しくなりました。
その他にも、チューリップの花が太陽に当たっている時は大きく開いていて、夕方になるにつれてしぼんでいることに気付いたり、ビワの若葉の間から小さな緑色のビワが顔を出し、白い花の間からいちごの赤ちゃんがのぞいていることに気付いたりしていました。三葉幼稚園の遊びの中で体験したことが何かの機会に頭をよぎり生活の中で生きていることを本当に嬉しく思います。子どもが初めて経験する社会、人として幼児期の大切な時期にかかわる大人として、「三葉の保育」が子ども達から子ども達からへ伝わっていくよう、手助けをしながら、一緒に喜び感動を分かち合える保育者でいたいなと思いました。
2019年3月27日 水曜日
何日も前からいえ何か月も前から、この日をとても楽しみにして先生達みんなでわくわくうきうきしながら準備をして待っていました。
今日は、“卒業おめでとうかい!!”今年の3月に小学校を卒業した卒園生達が久しぶりに三葉幼稚園に帰ってくる日です。お祝いしてくれているかのように空もまっ晴、心地良い最高の天候で六年生を迎えることができました。
次々と門を入ってくる卒園生は、もうすっかり大人びていて、本当に驚きました。遊具が懐かしくてブランコにとび乗ると、なんと頭がブランコの天上に届いてしまうのです。登り棒、つりかん、すべり台・・・思わず幼稚園時代にタイムスリップしたように笑顔で遊んでいました。「こ~んなに小さかったっけ!」と言って三輪車をこいでみたり、「図書館ができてすぐ卒園だったんだよね。お餅まきしたね~」Y君やR君が話しながら見上げてみたり、どの子の顔もキラキラと輝いていました。そして今日はなんと!83名の卒園生が集まってくれました!
自己紹介では、一人ひとりが中学校に入ってから頑張りたいと思っていることを一言ずつ話してくれました。「部活を頑張りたい!」と話す子が多く「ソフトテニス」「卓球」「野球」「サッカー」「吹奏楽」「ダンス」「バトミントン」・・・そして「勉強・漢字」「挨拶」を頑張るんだと希望に向かって話す卒園生たちを見て本当に頼もしく嬉しく思いました。
幼稚園の頃とってもやんちゃだった子も少しひかえめだけどしっかり者だった子も、どの子も皆、自分の道を見つけて歩き始めているんだなと感じました。初めに古森先生が「小学校を卒業して中学生になるというこの時期は大人が教えてくれること注意してくれることを面倒くさいうるさいな」と思う時があるかもしれない、だけど大人の社会ではそれぞれの仕事によって守らなければいけないルールがある。それを守らなければそこでの仕事は成り立たない。身だしなみだったり、挨拶をすることだったり、社会人になるまでに身に付けなければいけないことをこの時期に教えてくれる人のこと、先生、家族、反抗したくなるかもしれないけれど、言っていることは聞いておこうよ。今は、聞きたくなくてもきっとそのことを思い出す時が来るから。そして、楽しいことばかりじゃなくこれからはきっとつらいことや悲しいこと壁にぶつかる時も来ると思う。そんな時は、幼稚園に帰ってきたらいいよ。そうやって自分をとりもどした卒園生もいるんだよという話を皆、うなづきながら聞いていました。そんな姿を見ながらなんて素直な子達に育っているんだろうと嬉しくなりました。
さて、そんな六年生達とゲームをして楽しいひとときを過ごしました。幼稚園の頃の懐かしいじゃんけん列車!一人もはずれることなく長い長い列車ができ、その中での優勝はMちゃん!ちょっぴり遠慮しながらも堂々優勝でした。又、各グループで手を繋いでのフラフープ渡し!!これはグループのチームワークがとわれます!グループで知恵をだしこれぞ“仲間の輪”ゲームで盛り上がりました。幼稚園の頃の発表会のビデオを見ながらのおやつタイムはとても心地よい空間と時間となりました。こうやってふと小さい頃に遊んだこと、みんなで目標に向かってやり遂げたことを振り返る時間って本当に大切なことなのですね!楽しそうにビデオを見ながら、「わぁー〇〇ちゃん〇〇だったね!」と話す子達を見てそう思いました。
帰り際、お迎えに来られたT君のお母さんが、当時の卒園式で古森先生が話してくださった「何かあったら戻っておいで」の言葉にずっと支えられてきました。!何かつらい時は、戻る場所があるんだというだけで安心できるとおっしゃっていました。。又この日のために福岡からわざわざ来てくださったSさんご一家。そしてYちゃんは、園長先生にこんなお手紙をくれました。「字が上手だとほめられたこと。学校の授業で散歩の手話を見てもらってほめられたこと。小学校で6年間楽しく過ごせたのも三葉幼稚園のおかげです。もらったアルバム、文集、辞書、全部全部宝物です。三葉幼稚園の卒園生でで本当に良かったです。これからも学んだことを生かして中学校で頑張りたいです。という内容で読んだ先生たちは、皆目頭が熱くなりました。
私たちは、こうして保護者の方たち、卒園生、今の子どもたちから温かい心をもらって、又次の一歩を踏み出せるパワーとなっているのです。本当に私たちは幸せ者だと思います。
卒園性の皆さん、今日は帰ってきてくれて本当にありがとう!♪みんなのことは、変わらずいつも応援しています。
時々思い出したら帰ってきてくださいね ♪今日は本当にありがとう♪
2019年3月24日 日曜日
この日「NHKのおかあさんといっしょ」で流れる「パプリカ」という歌を歌っている幼児がいたので、CDを流してみると、他の子も遊ぶのをやめて立ち上がり、どんどん集まってきて踊り始めました。踊っている保育教諭を見ながら真似て踊る幼児もいれば、踊りを覚えていて自分なりに踊っている幼児、中にはソファーに立って熱唱する幼児など、様々な姿が見られ楽しくなりました。
「パプリカ」のサビが大好きな2歳児のAちゃんは1曲踊り終えると「もう1回!もう1回!」とリクエストをして両手で花をつくりながら楽しそうに踊っていました。
夢中で踊り続けている幼児たちの真剣な目を見ているとこの輝きを消してはいけないなと、つくづく思いました。教師も一緒に踊りながら、幼児たちの踊りやうたを覚える記憶力に驚かされます。
4月に幼稚園、そして幼稚園のプレ年少に入る2歳児とここで生活するのも残りわずかとなりました。みんなで同じ楽しみを分かち合えるよう、色々なことに挑戦できるように保育していきたいと思います。
2019年3月23日 土曜日
今日は、平成31年度の入園予定児の1日入園がありました。新しいクラスが決まり、ピカピカの帽子と名札をもらうと少し照れくさそうに喜んでいました。保護者は説明会の為ホールへ上がると、「バイバイ」と手を振る子や、お母さん方がさっといなくなっても教師とシール貼りをしたり、電車や車のおもちゃで遊んだりして離れることができていました。気がついて泣き始めた子も、しばらくすると雰囲気に慣れて遊ぶことができていました。新さくら組のKくんは、教師が動物のぬいぐるみを後ろに隠して歌に合わせて動物あってこクイズをすると、Kくんもぬいぐるみをさっと後ろに隠して教師の真似をしてクイズをし始めました!これには教師もびっくり!踊りをすると本当に元気いっぱいで手足をピンと伸ばして楽しそうに踊っていました。おやつの炒り玄米は香ばしい匂いをかいで始めて食べた始めて食べたTくんは「おいしい!」と言ってポリポリ食べていました。4月から新しい子どもたちとの園生活がまた楽しみに思える1日でした。
2019年3月20日 水曜日
3学期の終園式の今朝、ままごとコーナーがにぎわっていました。年長児は卒園式の日に、進級児達は本日お配りした育ちには幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の10項目が入っています。今日ままごとコーナーで遊んでいる子供達を見ていて、A君が人参を細長く切って並べて電車をデザインしていました。するとC君がブロッコリーを左右対称に電車をはさんで置いて、「飛行機」と言いました。A君はうなずいて飛行機を一緒に作っていきました。(①健康②自立心③協同性④規範意識⑥思考力⑦自然との関わり⑧数量⑨言葉⑩豊かな感性)又、年中児のU君が丸くなっているキャベツの下に切った大根を丸く敷いてバランスをとっていました。(②自立心④規範意識⑥思考力⑧数量や図形⑦自然⑩豊かな感性と表現)その様子を見ていると、ままごと遊び一つでもたくさんの項目が入り、子供の育ちを感じることができました。ままごと用の色々な野菜が一つの入れ物に無造作に入っていた野菜を園長が途中種類別にカゴに入れて置いてくれると、お買い物のように考えながら欲しい野菜を選んでとっている(②自立心⑤社会性⑥思考力⑦自然)子供を見て環境作りの大切さを改めて感じました。
終園式では、園長が春を感じた出来事について話をしてくれました。桜のつぼみが白くなっていること、チューリップが今にも咲きそうになっていること、太陽が当たって背中がポカポカだったこと、ビワの青い実ができていること等を聞いて入園してからもう早一年が経ち、また春がやってくるんだなと思いました。
保育室に戻ってからは各クラスでゲームや踊り等をしました。さくら組では、まねっこゲームをして子供達が何に変身したのかを保護者が答えて当たっていると子供達は嬉しそうに手で丸をつくっていました。歌や踊りが好きで生き生きと成長した子供達の姿を保護者の皆様に見て頂けて良かったです。
会食では、調理師さんが作ってくれたカレーを親子みんなで頂きました。おかわりもたくさんする姿がみられました。
食後は、いよいよクラス発表!子供達は何組になるかわくわくしながら待っていました。一人ずつ名前を呼んで帽子を被せている時の子供達の顔がとっても嬉しそうでした。
新クラスが集まり、顔合わせをした後、来年度の役員が決まりました。いろんな状況の中で役員をひき受けてくださった皆様、ありがとうございました。来年度もよろしくお願い致します。
2019年3月19日 火曜日
昨日、卒園式を終えた年長児達が自由登園日ということで、私服で登園してきました。私服でバスに乗り込んでくる年長児の姿を見て、ぱんだ組のHくんが「Yくん、かばんは?制服じゃなくていいん?」と不思議そうな顔で聞いていました。すると、きりん組のYくんは「昨日、卒園したけん、大丈夫なんよ!」と誇らしげに答えていました。又、年中・年少児も「明日はお母さんが幼稚園にくるんよ!」「〇〇組さんになりたいな!」と明日のお別れ会を楽しみにして会話を弾ませていました。
年少組、プレ年少組のクラスを覗いてみると、明日のお別れ会に向けて保育室の掃除をしていました。たんぽぽ組の子供達は手に新聞紙を持ち、椅子に上って「きれいになーれ!」と掛け声をかけながら一生懸命に掃除をしていました。ちゅうりっぷ組の子供達は床を拭いていましたが、片岡先生の「よーい、どん!」の合図に合わせて、ぞうきん掛けのリレーが始まり笑い声をあげて、楽しみながら床をぴかぴかにしていました。「新しい年少さんに、きれいなお部屋に来てもらえるね。」と満足げでした。年中児達は、明日のお別れ会で何やら楽しいことを考えているようで、部屋を飾ったりプログラムの練習をしたりしていました。ひつじ組のAくんは、河野先生とああでもない、こうでもないと、何かの表示の位置を色々と試していました。又、輪飾りを作ったり絵を描いて貼ったりして、部屋の飾り付けもしていました。どんな楽しいことがあるかは、明日のお楽しみです。
年長児は会議室に集まって踊りやゲームをしました。玉転がしは、クラス対抗で競い合い、勝ち負けを楽しみました。春の運動会で保護者と踊った“お祭りわっしょい!“の踊りは、「懐かしいね!」「踊り思い出したよ!」と友達とペアになって笑顔で踊っていました。降園前には、古森先生に来てもらって卒園式のアーチの前で写真を撮りました。みんなの合言葉は「また会おうね。」6月の同窓会で、またみんなが会えることを楽しみにしています。
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