2018年11月1日 木曜日
今日は赤コースの乗馬。うきうきした様子で登園する子どもとはうらはらに、なんだか園庭はがらんとした感じがしました。環境を用意しているのに子どもたちが楽しそうじゃない・・・あれ?と思っていると園長が戸外に出てそこそこで指導をしてくれました。まず、園庭の真ん中に8の字に白線を引きました。すると三輪車に乗った子どもがす〜っと集まってきてあっという間にサーキットに変身!そこかしこでばらばらに乗っていた子ども達が集まり楽しそうに列を作っていました。その横ではスコップとボールを使って遊び始める子ども達がいました。「あ!運動会でしてたね!!」と声があがりました。運動会のときの卒園児の競技です。なかなかボールをすくえず四苦八苦しながらふと見るとHくんがすくおうとしているボールをKくんが足でそっと止めすくいあげやすいようにしてあげているのです。
大笑いする私を横目にすっとスコップにボールを乗せニヤッと笑ってHくんは走り、友達に交代していました。「面白いなぁ〜」と思い、まだくっくと笑っている私のところに「先生見てー!!」とまるで妖精さんのようなYくんとKくんが手を繋いでやって来ました。
三葉っ子ってなんてかわいくて面白いんでしょう!!「それ、どうしたの?」と聞くと「あっちで古森先生と作ったんよー!ぼくはさつまいも王子3号。Kくんはさつまいも王子1号なんよ。」と得意げに教えてくれました。その姿がなんとも言えずかわいくて”さつまいも王子2号を紹介して”と頼み、わいわいしているままごとコーナーに連れて行ってもらいました。明日さつまいも掘りに行くポン太農園からさつまいものつるをもらって来てその茎を使ってネックレスやブレスレットを作って遊んでいました。さつまいも王子3号と1号は2号のTくんや王様のSくんを紹介してくれたり、茎をぷちぷち切って遊ぶやり方を教えてくれました。お花や木の実を使ってかわいいアクセサリーを作る年長の女の子もいましたが乗馬に行く準備のため続きはまた今度と言って終わりにしました。
“一本線を引く”、”一つ道具を出す”、”一つ見本を見せてあげる”それだけで三葉っ子たちは新しい遊び、面白い発想を生みます。毎日同じ環境では子どもの反応が違うのです。今日の朝の遊びは園長から私たち教師への喝!なのです。放課後は勿論反省!反省!楽しい環境作りの為にどう工夫するか教師たちで頭を寄せ合い話し合いました。
今日は赤コースの乗馬に「たんぽぽ組さんも一緒に行ったらいいよ。」と園長に言ってもらい急遽乗馬センターへのバスに乗りました。乗馬センターに着き年長、年中、年少と順番に乗せてもらい嬉しそうなお兄ちゃんお姉ちゃんを見ているとたんぽぽ組のsくんが園長に何度も「乗りたい!乗りたい!」とお願いしていました。教師に「今日は見るだけよ。大きくなったら乗れるからね。」と言われるとひよこ組から進級したAちゃんはたんぽぽ組の帽子を手でトントンと叩き「大きくなったんよ。」とアピール!かわいい熱意に園長が特別にたんぽぽさんも乗れるよう乗馬センターの方にお願いしてくれました。泣いて嫌がる子は1人もなく余裕で手を振るsちゃんやちょっぴり緊張したYくん等かわいい姿が見られました。
乗馬の後は昨日同様レインボーファームの畑に行かせてもらいおじちゃんおばちゃんのあたたかい歓迎を受けました。まずはさつまいもを子どもたちの目の前で掘って見せてくれました。(掘ったお芋はお土産として持たせてくださいました。)大きなお芋が掘れると大歓声!立派な太い根っこがたくさん見られました。ニンジン、里芋、オクラ、白菜・・・たくさんの野菜が植えられている野菜の道を通るとだんだん甘いあたたかい匂いがして来ました…!!青コースの友達に聞いていた待ちに待ったふかし芋!!甘くておいしくて大満足の子どもたち。あたたかいおじちゃんおばちゃんの気持ちと子どもたちの嬉しそうな笑顔に私たち教師もほっこりした気持ちになりました。ありがたいなという思いを胸にまた会えるのを楽しみにしつつさようならをしました。
今日の楽しい一日、お家で子どもたちはどんな風に話しましたでしょうか?また明日、どんな笑顔が見られるか楽しみです。
コメント (災い転じて福となす りす組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)