幼稚園の日記(ブログ)

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2018年10月26日 金曜日

運動会,稲刈り,遠足が終わり、秋の過ごしやすい日となった今日、園庭には大きなテントが3つ立てられました。その下には、広々とブルーシートが広がり、登園してきた子どもたちは、何があるの?!と驚きと期待でドキドキ,ワクワクの表情をしていました。

コの字形に設置したテントに向かって、「おえかきたいかい」と書かれたアーチが立つと、まるでイベント会場のようでした。アーチをくぐると、中央に紙が置いてありました。使わなくなったカレンダーやコピー用紙の包み紙など大きさ,長さ,様々な形の‶使える紙″です。画用紙でないところがよいのです。たくさんの紙を子どもたちが取りやすいようにしておくと、入場した子どもたちは使いたい紙を選びます。テントは少・中・長に分かれてアトリエになっていました。子どもたちは、自分の学年の所に行って、描きたいものを自由に描き始めました。いろいろなことを体験して、ため込んでいる子どもたちは、教師が何も言わなくてもスラスラと手を動かしていきます。

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年中アトリエでは、昨日、市内電車に乗った感動体験から、電車の窓から外を見ている自分を描く子や車体を横からではなく前から描く子がいて、「視点の違いがあるんだね」と教師も驚きました。

年長アトリエでは、自分が描きたいものが決まっている子が多く、集中して細かい所まで描き込んでいました。完成すると、別の小さい紙に題名と名前を書いて絵の下に貼り、それをテントのふちに洗濯ばさみでつけていきました。描いた作品をすぐ展示してもらったことで、子どもたちは満足感を得ることができ、友だちやいろんな教師に見てもらって声をかけてもらうことで、達成感や意欲につながっていくんだなと感じました。中には、稲刈りで持ち帰ったわらを使い、ボンドで貼りつけていく子もいました。

年少アトリエでは、共同絵の具を置き、絵の具の使い方を伝えていきました。ひまわり組のMちゃんは、黒いクレヨンでとても細かい絵を描いており、絵の具のぬり方でどうなるかなと思いましたが、ていねいにぬって通りかかる教師から次々にほめてもらっていました。この様子をずっと周りで遊びながら見ていたたんぽぽ組の子どもたちも入れてもらいました。Sくんは「先生できたよ!虫!虫!」と紙に穴があくほど、絵の具で描き、たっぷりつけ過ぎて流れる絵の具がまるで虫の足のようでした。

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今日のお絵かき大会は、子どもたちが心から描きたいと思って表現することができる環境となりました。教師も自分のクラスだけでなく、他のクラス、学年の子どもたちの絵を見ることで、多くのことに気付くことができました。表現することの喜びや楽しさを知り、これからもそうあってほしいなと思いました。

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