2018年10月24日 水曜日
今朝8時40分頃、登園してきていた子供達を連れて、近くの踏切までアンパンマン列車の遠足のお見送りに行きました。踏切に到着して並んで間も無く、電車の音と共に遠くから警笛がポー!そして、踏切のカンカンカン!という音と共に踏切が下がり、ポー!という警笛を鳴らしながらアンパンマン列車が近づき、ちょっとスピードを落として通過して行きました。アンパンマン列車の窓からは、未就園児さんや遠足に参加した園児達と保護者の皆さんが手を振ってくださっていました。大きく手を振っていた子供達からは、「〇〇くんが乗っとったね!」「T先生もおったね!」とお見送りができたことを喜んでいました。
帰り道。園長に連れられて第1駐車場の畑に寄った子供達は、ニラの花が枯れ種ができている様子をみたり、びわの花のつぼみが柔らかい毛に覆われている様子をみたりして、植物の生長を感じることができました。その横では、収穫し忘れていたピーマンがたくさんできていて、なかには熟れて赤くなっている赤ピーマンも多くありましたが、大きなザルがいっぱいになるほどのピーマンを収穫し、調理室に持って行きました。このピーマンは、月曜日の給食の焼きそばの具に入れることを聞いて、子供達はとても楽しみにしている様子でした。
年長は高木町の田んぼに稲刈りに行きました。実は園内でも田植え、稲刈りをしたのですが、日照不足や肥料不足、教師の手入れ不足で生長できず、か細い稲になってしまっていました。今日は高木町の遠藤さんが育ててくださっていた稲を収穫できるということで、子供達の期待も膨らんでいました。バスに乗り高木町が近づいてくると、黄金色の田んぼが見えて来ました。今年は収穫時期が遅かったので、稲穂だけではなく葉も黄金色で、雨つゆを浴びていたこともあって、ぴかぴか輝いていました。
園長が稲を1株刈って「1、2、3、、、。」と数えていくと、田植えの時には4本植えた小さな苗が、なんと32本の株に生長していて驚きました。「4本が8個もある!」と子供からも、驚きの答えが返ってきました。そして、遠藤さんが稲刈り機で残りの稲を刈り始めると、刈り取った稲が束になって紐でくくられて出てくる様子を驚いて見ていました。自分の手で刈る時には、幼稚園の稲とは太さが全く違う株をしっかりと握って、力を込めて何度も鎌を引いて頑張っていました。6株を束ねると稲木に干していき、重なり合った稲を見て、「昔のお家みたいやね。」と喜んでいました。3人1組で稲刈り機で稲刈りも体験させてもらい、脱穀されて幼稚園に届くのを楽しみにしている子供達です。
稲刈りをした遠藤さんの隣の田んぼは、真っ黒に焦げていました。その秘密を園長が、らいおん組を集めて話してくれました。「藁を燃やすとじゃがいも切って灰をつけたことと同じように、畑を消毒してくれて、すぐに次の野菜を植えることができて、悪い虫もやっつけてくれるんだよ。」高木町は、まだこうした野焼きが残っている地域で、子供達はまた一つ、人間の知恵と自然の不思議について学習することができたのでした。
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