2018年9月29日 土曜日
9月、一時預かりぴよぴよに来ている子たちが入れ替わり全員1歳児になり、いままでと少し遊びの様子が違ってきました。2・3歳児がいた時はその子たちが自分達で遊びに必要な物を出してきて遊んでいる所に1歳児が興味をもって近づいて行き、2歳児の遊びを時々邪魔しながらも真似をして一緒に遊んでいました。今来ている子ども達は保育士とやりとりしながら安心できる環境の中でそれぞれ個々の遊びを楽しんでいます。
しかしその1歳児の遊びの様子をじっくり観察していると思いもよらない出来事を目にすることがあります。
磁石でくっ付く魚釣りのおもちゃで遊び始めた数日後のことです。一人でそのおもちゃで遊んでいたA君が柵の前に座り込んでいました。何をしているのか行ってみると磁石のついた釣り糸を鉄製の柵にくっ付けていました。
そして少しずつ場所を変えながら付くところと付かないところを試していたのです。
また別の日A君は外の小さな滑り台で遊んでいました。そこでは小さい滑り台の上に伏せているので近寄ってみると手に握っていた小石を1つずつ滑らせて転がっていくのをじーっと見ていました。
全て転がし終えると自分が滑り降り、また小石を集めて戻ってきたのです。
又、Мちゃんは筒状の容器におもちゃを入れてふたを回して空け締めしたりペットボトルの栓をつけたりすることを遊びのなかでよくしています。栓はすぐにはきちんと溝にはまらず何度もやり直していますがぴったりはまって締まるとにっこり笑って見せてくれました。
I君は保育士が作ったペットボトルのスライダーのおもちゃでよく遊んでいました。始めは保育士が用意した小さなボールを転がしていましたがおもちゃのミニカーや電車を通してみて上手く滑り落ちると嬉しそうに拍手して笑いました。通りにくかったり途中て詰まっ出てこなかったりするとドンドンとペットボトルを叩いて出していました。最近はまず入るかどうか試して入らないと分かると別の物を持ってきて滑らせています。
こうしてみると1歳児でも遊んでいる中で気づいたり不思議だなと感じたり、考えたりしながら試行錯誤を繰り返し日々学習していることが沢山ある事に驚くのです。子ども自らが刺激を受けたりいろいろな経験を積み重ねたりできる環境があってこそ子どもが育つことを常に意識して見守ったり援助したりしていきたいと思います。
先日ぴよぴよには新しく2台連なったブランコと砂場が設置されました。保育園児ひよこ組さん達が散歩がてら遊びにきてくれて少人数のぴよぴよの園児達に活気を与えてくれました。
2.3歳児達との交流が刺激になればいいなと思っています。
2018年9月28日 金曜日
今日はちょっぴり寒いかな?と肌寒さを感じた朝でしたが、子どもたちは元気いっぱいです。砂場遊びにままごと、泥団子作りなどプレ年少から年長児までみんなが入り混じって遊んでいました。園庭では津田中から職場体験に来ているお姉さん達とリレーをして楽しんでいました。裸足で全力で走っているお姉さん達に年長の子ども必死について行っていました。たくさん遊んでくれるお姉さんがみんな大好きです。今日が最後でしたが、最後の最後まで遊んでもらっていました。
年長児は今日鼓笛隊のパートに分かれて練習しました。子どもたちが自分で決めた楽器やポンポン、旗なので少しずつひとりひとりが自覚を持ってきて気持ちも高まってきたようです。曲を覚えて太鼓のリズムをみんなで合わせるのは大変ですがお母さんお父さんたちにかっこいい姿を見せられるよう10月からも頑張ります。
くま組は今日、お昼ご飯を食べたあとリレーの練習をしました。小学校の運動会でお兄ちゃんのリレーを見てきたMちゃんは「小学生はバトンパスめっちゃ上手やったし、走るの早かった!」と大興奮でみんなに話しました。今まで2回4クラスでリレーをして来ましたが、、、、くま組は2回とも3位でした。「1位になりたい、リレーの練習頑張る、朝いっぱい走る」と、悔しい思いを次は頑張ろうと意欲満々の子どもたちです。年長児は競技数も多いですがどれも子どもたちが一生懸命頑張っているので私たち教師がしっかりとサポートしていきたいと思いました。
降園前には、地震の避難訓練をしました。たんぽぽ組の子どもたちの中には新しい子がたくさん入って来ているので、古森先生がもう一度避難の仕方を説明してくれました。顔が出るように頭巾を被ること、机の下に頭をいれたら机の脚を持つこと、先生の話をよく聞いて泣かずに上靴を履いて避難することなどを話してもらって、年長児も改めて再確認することができました。どんな時も落ち着いて自分たちで避難の準備ができるように指導していきたいと思います。
今日の給食は、胚芽米、ハンバーグ、わかめスープ、コーンサラダ、りんごでした!
2018年9月27日 木曜日
園庭の桜の木が少しずつ色づき始めました。
季節の移り変わりにいち早く気付いた年中児のFちゃんは、「葉っぱが黄色くなったね」と言って、一枚、二枚・・と拾って見せてくれました。今日もとても涼しくて気持ちよく、秋の気配を感じながら外遊びを楽しむことができました。
さて、こんな涼しい日は、チャンスです!
運動会に向けて少しずつ気持ちを高めようとみんなでオープニングやフィナーレン練習をしました。
運動会係になった年長さんたちは、先生に自分たちの役割を話してもらうとやる気がもりもりわいてきて・・・・
「お客さんに約束を守ってもらうためには、大きな声で分かるように言おう!」「移動するときは、さっと動こう」など自分たちなりに目標を持って練習している姿を見てさすが三つ葉っ子!頼もしく見えました。またプログラム進行や代表の子たちは自分の名前も自分で紹介することになりました。テンポや声の大きさ、友達と呼吸のタイミングを合わせて話す。手をしっかり伸ばす。など周りの状況を見て判断し、場や人に合わせて行動できることは、まさに社会でそのまま通用する「生きる力」となります。運動会までにそんな態度を着々と身に付けていくであろう子どもたち!今からとても楽しみです。
さて、年中さんたちがフラフープを使った踊りをしているのをテラスでじっと見ていたすみれ組のW君は、年中さんたちが部屋に入った後、フラフープをひとつ持ってきて、同じように回し始めました。回しているフープが落ちそうになると足をシュッとあげてフープを止めようとするのです。何度も繰り返してするうちに2,3回くるくるっとうまく回り、大喜び!
じっと見て、見よう見まねでやってみて・・・・・・。いろんなことを覚えていくのだろうなと実感し、なんともほほえましい一場面でした。
こんな風に園庭で子供たちが踊ったり、走ったり楽しそうにしているといつも不思議とどこからかとんぼが必ず飛んでくるのです。一匹、二匹、三匹と・・・・次々と集まってきます。
今日も運動会の練習中、楽しそうな雰囲気や声につられて何度もとんぼたちが集まってきました。まるで「みんな楽しそうだなあ」「ぼくたちも仲間にい~れ~て~」と言っているようです。まさに『トンボの応援団』です。
昼食後、又さっきの『とんぼ応援団』がやってきました。すぐに気づいたY君が大きな声でみんなに知らせるとたんぽぽ青組さんたちが次々とテラスに集まってきました。みんなで「とんぼさ~ん」と呼んでみるとまた次々とトンボが飛んできたのです。嬉しくなったたんぽぽさんたち! とんぼさんとの追いかけっこが始まりました。園庭中を飛び跳ねながら走り回るたんぽぽさんたちに「トンボ応援団」もびっくり!だったことでしょう。その後は、「トンボのメガネは~♪」と皆で大合唱!素直でかわいいたんぽぽさんたちの姿に温かく癒されました。
とんぼと追いかけっこをした後は、みんなでお部屋をきれいにお掃除!お手伝い大好きのたんぽぽさんたちです♪
本日の手作り給食 メニュー・・中華丼・モヤシ炒め・春雨サラダ・バナナ・・でした。いろんなお野菜たっぷりの中華丼♪おいしくてお代わりして食べました♪
2018年9月26日 水曜日
たんぽぽ組のK君は、先週、まだ緑色で帽子をかぶったどんぐりを大切にカバンに入れて持ってきて見せてくれました。それから、毎日カバンから出して見せてくれると、また入れて持って帰っていました。3連休に入る前の日、他の子どもたちにも、お家の人と出かけてどんぐりを拾ったら、見せてねと話ました。すると、今日S君が、うす茶色で細長いどんぐりを持ってきてくれました。ちょうどたんぽぽ組のK先生もクヌギのどんぐりを持ってきてくれていて、S君は自分のどんぐりとクヌギのどんぐりを見比べていました。クヌギのどんぐりは、帽子の部分がはずれていたので、「本当はこうなっていたんだよ」と帽子とどんぐりをくっつけて見せると、「ぼうしがない!」と自分のどんぐりを見て言いました。「みどりじゃない」とK君のどんぐりの色との違いにも気付きました。どんぐりのおしりのような部分を「足かな?」、自分がかぶるどんぐりマンの帽子に描いて貼ってあるどんぐりの絵とどんぐりを並べて、「これよね」と重ね合わせたりして確かめていました。
その横で、Hちゃんが、クヌギのどんぐりを一つずつ、クヌギの帽子の中に入れながら、「目だよ!目だ!」と大喜びしていました。それがいくつかできると、今度は、「かぞえてみる?と言って、となりにいた、くま組のA君が「1,2」と数え始め、「7こあるね」と教えてくれました。Yちゃんは、クヌギのどんぐりの帽子を見て、「いたくない?」と昨日見た、栗のイガを思い出して、触って大丈夫かどうか確かめていました。大丈夫と知ると、「気持ちいい」と感触を楽しみ、指にはめて遊んでいました。その横で、T君は「どんぐりころころ どんぐりこ~」と歌い始めました。
こんな体験をした後は、一人ひとりの頭に合わせて新聞紙で作ったどんぐりマンの帽子をかぶり、踊ったり、カレンダーの裏紙に好きな絵を描いたりして遊びました。Aちゃんは、丸をいっぱい描いて「これ、どんぐりなんよ」と言いながら、そばにあった本物のどんぐりを、その丸の中に一つずつ置いていきました。Eちゃんは、一列に並べて「いちれつならびよ」といつも自分が並ぶ時に、教師に言われているように言いながら遊んでいました。
満3歳の子どもたちが、自分が今までに経験したことと、目の前にあるものとをつなげて、イメージを広げ、さらに言葉や遊びで表現するところに、今日は、驚きと楽しさでいっぱいでした。
そして、昨日、イガイガの中にあった栗を見ていた子どもたちは、今日、片岡先生のお母さんが、みんなで食べられるようたくさん持って来て下さった栗を、調理師さんが、ゆでてくれて、上手にスプーンですくって食べることができました。「おいものあじがする!」「おいものにおいがする!」と言いながら、味わって食べていました。
栗の木の枝に、イガイガのかたまりがついていて、その中にあるものが、「栗」ということを知り、見て、触れて、匂って、味わいました。小さい時の豊かな体験が、これから大きくなって、子どもたちが大人になっても、きっと記憶の中に残っていくんだろうなと思いました。
2018年9月25日 火曜日
園庭には銀杏の実が転がり、年中児が植えているさつまいものつるは大きく伸び、稲も穂が垂れ始め、いつの間にか実りの秋が訪れています。
土曜日のフリースクールで使った野菜や果物をテラスに飾っていると登園してきた子供達が集まって何やら話をしていました。どうも、野菜や果物の名前を当てるクイズをしているようで、「これはなんだ?」「さといも!」「正解!」などのやり取りをして楽しんでいました。フリースクールに参加していたKちゃんは、「柿は柿でも、この柿はなんだ?」と質問していました。なかなか答えが出ないので、身振り手振りを加えて、「こんな形が渋柿やけん、この丸い柿はなんだ?」とヒントを出しました。それでも答えは出ず、最後はKちゃんが、「正解は、甘柿でした!」と、得意げに答えました。フリースクールで経験したことが、こうやって遊びとして子供達の間で生きていることを知り、子供達の育ち合いの大きさに驚かされました。
ここには、たんぽぽ組さんも来ていたようでした。いがの中にある栗を見ると「どんぐり!」と言ってみたり、すすきを見ると「お米!」と言ったりしていたようです。私達が子供の頃には普通に見ることができた栗やすすきも、今はあまり見ることができなくなっていることを感じました。しかし、満3歳児の子供達から、すすきと穂が垂れている稲のイメージが重なり合って言葉として出てきたことには、教師みんなが驚かされ、感心させられました。
事務所前の花壇の片隅には、数個の小さな実をつけたみかんの木があります。そこに、男の子達が集まっていました。みかんの葉っぱに幼虫がいて、何の幼虫なのかを騒いでいました。それを聞きつけて寄ってきたぞう組のSくんは幼虫を見ると「これはアゲハの幼虫やで!アゲハの幼虫はみかん好きやけんね!」と年中、年少児に教えてあげていました。周りにいた子供達が驚いていると、Sくんは続けて「モンシロチョウはキャベツが好きやけん、キャベツに卵産むんで!」と、虫の種類によって卵を産む場所が違うことも教えてあげていました。こうした学年を超えたかかわりも、子供達の知恵を豊かにする要素なんだと感じました。
年長の保育室からは鍵盤ハーモニカの音が聞こえてきます。又、年中児は園庭でフラフープを回し、年少児は魚釣りをして遊んでいます。今年は運動会の練習ではなく、興味をもって子供達が遊んでいることを運動会の踊りやゲームに取り入れ、自然な形で表現したり競い合ったりできるよう、まとめていきたいと思って進めています。
らいおん組では、先週の金曜日に人間ブロックの形作りを、磁石を人に見立てて動かしながらしていく方法を園長から教えてもらってやってみました。すると、今日は子供達の中から教師役が出てきて、「この形を作って!」「次は4人グループ!」と声を掛けながら磁石を動かして教え合ったり助け合ったりして、色々な人間ブロックを造って楽しんでいました。このように、遊びとして主体的に進めていく育ちや学びを大切にしていきたいと思いました。
2018年9月24日 月曜日
保育室でカラー積み木や並んでいる椅子を見つけると、すぐ上って歩きたくなる2歳児たちです。
そこでこの日は、平均台を出してみました。歩き慣れているカラー積み木と平均台では細さが違います。幼児たちは慎重にスタート地点に立つと手を広げたり、横向きで歩いたり、座ってみたりと自分なりにバランスをとりながらゴールを目指して進んでいました。バランスのとり方もそれぞれで、どうやったら歩きやすいのか考えたり試したりしているのだと感心しました。月齢の高い2歳児のAちゃんは、数回歩くとコツをつかんだようで、トントントンと歩いていました。又、1歳児のBくんは、始めは保育教諭に助けを求めていましたが、途中から自ら手を離してゴールすることができました。
2歳児のCちゃんは、アンパンマンのぬいぐるみを持って並んでいました。「(平均台を)するときは、アンパンマン置いといてね」と声かけしようと思っていると、順番がくるとAちゃんは、アンパンマンを平均台にのせて、ゆっくり歩かせ始めたのです。最後まで歩かせると「できたぁ!!」と満足そうに笑っていました。アンパンマンを歩いている友だちに見立て、自分は援助する保育教諭になっているのだと微笑ましく思いました。
新しい遊びの環境をつくると我先にと集まってくる幼児達ですが、平均台やすべり台をするときは、自然に並ぶ習慣が身についてきています。幼児たちの好奇心が「やりたい!したい!」という思いにつながるよう年齢に応じた遊びの環境づくりと援助ができるよう考えていきたいと思います。
2018年9月22日 土曜日
今日は2019年度入園希望者面接がありました。とってもかわいい子供たちが保護者と一緒に園に来てくれました。1号認定児は、本日の面接でほぼ定員に満たしておりますが、あと若干名受付いたしますので、希望の方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。2号認定児も若干名受け入れます。
夕方からは2学期最初のフリースクール「お月見会」をしました。
先生たち恒例の劇では灯りの無かった昔、月の灯りを頼りに過ごしていたので、月の灯りは神様のように大切に拝まれていた様子を面白おかしく教えてくれました。その為、「お月様」と呼ばれていたそうです。そし、満月の日は、毎月あるけれど9月に、お月見をするのは空気が澄み夜も長くなり、秋の夜長を楽しむにはとても良い季節だからだそうです。先生たちの、少し難問なクイズでは「どうして満月とそうじゃない時があるの?」という質問に年長児、お月様に太陽の光が当たって光ることを答えてくれました。先生たちも実際に、太陽と地球と月になって、くるくる回って太陽の光を地球が邪魔してい欠けていく様子を表現しようとしましたが、、、みんな分かったかな?
お団子作りで、毎年ご参加頂いている方は勿論、初めてご参加の方も大きさも均一に上手に丸めて同じ大きさの団子ができました。
いもたき会が始まる頃には曇り空の隙間から、とっても綺麗な月が覗いて、とっても賑やかなお月見会になりました。
今月の満月は9月25日の火曜日です。中秋の名月は9月24日の月曜日が1年で一番綺麗に見える日です。素敵な月がもう一度見えますように☆
最後にクイズです?!
満月と中秋の名月が違う日なのはなぜでしょう。
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