2018年8月12日 日曜日
連日30°を越える暑い中、幼児たちは嬉しそうにプールバックをさげて元気よく登園してきます。
1歳児の保育室では幼児同士の会話はほとんどありませんが、お互いがしっかり周りの子たちの遊びや行動を見ています。
少し先輩のAくんは、ころころところがして遊ぶおもちゃを持ってくると、「こうやってころがすんよ」と言わんばかりに両手で車をもち、コースの上に乗せて、ころころと転がっていく様子を見ていました。側で見ていた新入園児のBくんも同じようにやってみようと車を乗せてみますが、上手くころがりません。するとAくんがもう一度、その車を持ってころがして見せてくれました。Bくんはその様子を見て嬉しくて、手をたたいて喜んでいました。近くで見ていたCくんがすぐ隣りにやってきて車を持ってころがし始めました。又、Bくんは次々におもちゃの新幹線やボール等、周りにあるものを取ってはコースの上に乗せていましたが、動かないことに気が付くと、ポイと投げてあきらめてしまいました。
今後はままごとを見つけてテーブルに運んだり、お皿の上に乗せたりと普段の日常の生活の中で経験したことを楽しそうにしていました。一人の幼児が始めると、次々に他の幼児も集まってきて同じことをし始めますが、まだまだ会話でのやりとりはありません。しかし気持ちの上ではわかり合っているようです。時々同じものが欲しくて「イヤ」と言いながら、取り合っていますが他の物を渡すとすぐ機嫌を直して遊び始めます。
乳幼児の発達がこのような遊びを通して、みられることを夏の研修で学びました。幼児たちの日常生活のなかで見られる発達の姿を見つけて楽しんでいます。月齢に応じたかかわり方を保育教諭が理解し、よりよい保育をしていきたいと思います。
2018年8月6日 月曜日
おえかきやシール針が好きな子ども達は、クレヨンやシールを用意するとすぐに気がつき保育教諭の近くに集まってきます。Hくん、Rくん、Kちゃん、Mちゃんは、テーブルがいつもと違う所に置かれただけで「何をするんだろう?」「ボク(私)がするのかな?」といった表情でテーブルの周りに座ります。一人ずつ名前を呼んでから紙を渡し、クレヨンの入った箱を置くとそれぞれが好きな色を手にして自分の思いのままに色をつけていっていました。その後「シールも貼る?」と声をかけるとクレヨンに満足した子はすぐに箱の中にクレヨンを戻し、シールを貰って自分で台紙からはがして貼ろうとしていました。はがすのが難しい子も保育教諭が端を少し浮かせてあげると上手に取り、クレヨンで描いた紙の上に真剣な表情で貼っていました。
その中で2歳児のSちゃんはシールを貼った後、保育教諭がかき氷の形になるよう紙を破いているのを見て興味を持ったようでした。自分も紙を貰い挑戦しますがうまくできません。難しいことに気がついて、あきらめたのかと思って見ていると「シール貼りする」と言ってもう一度紙いっぱいにシールを貼っていきました。満足したところで「かき氷!」と再び破るのに挑戦し始めました。途中、少しくじけてしまいそうでしたが自分で納得できる形になると「これにする」と渡してくれました。その姿を見たKちゃんも「Kちゃんもする!」と持っていた紙をビリビリと破っていき、その中から保育教諭と一緒にお気に入りの形を選んで、自分でのりをつけてカップに張り付けかき氷を作っていきました。月齢の低い子達も2歳児達がしているのを見て、自分からテーブルの横に座りました。「やってみる?」と声をかけると、うんうんと大きく頷いて保育教諭に援助してもらいながらも真剣な表情で挑戦していました。
コメント (「やってみよう」 ひよこ組 檜垣美恵子 はコメントを受け付けていません)