幼稚園の日記(ブログ)

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2018年6月11日 月曜日

 

「見て見て、いいもの見つけたよ。」とA君が友達を桜の木の側に集め、指をさした先には木の穴から、アリの行列が出てきていました。行列は高く高く、上へ上へと続いていて、「上に何かあるのかな?」「どこまで続いているのかな?」と見上げながらイメージを膨らませていました。

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そして、その横では、また園長が楽しいことを見つけていました。以前ちゅうりっぷ組のK君が気になっていた葉牡丹に種が付いていました。周りにいた子ども達と「すごいねー。」と見ていると園長が「ここにはえてるの葉牡丹の芽じゃないかな。」と教えてくれました。気づけばもう種が自ら落ちて新しい命が生まれていたのです。それだけではありません。その後、ブランコ横の葉牡丹を見ていると今度は小さな卵のかたまりがありました。そして、卵がかえった青虫の姿もありました。ひつじ組のT君は一匹見つけると「ここにもいる。」「ここにも!!」と次々と見つけていました。年長児のS君は「葉っぱと同じ色だね。」「気づかなかった。」と話していました。そこにやってきた毎日楽しいことを目をキラキラさせて探しているW君は、「僕、もう知ってたよ。」と言って虫かごに入れた青虫を見せてくれました。そして、「一匹はさなぎになっとるんよ。」と教えてくれました。子どもの楽しいことを見つける目のすごさを改めて実感しました。そして、園長の思い付きで花壇一帯をちょうちょの館にしようとネットをはりました。また、これからも子ども達と観察していきます。

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先週、砂場の奥でバーべキューをしていた男の子数名が「今日はパーティーをしよう。ままごとに集合ね。」と言って待ち合わせをしていました。言ってみると早速慣れた手つき男の料理がスタートしていました。男の料理らしからず以外に細かく野菜を切り、フライパンで手つきよく炒めます。「K君、ニンジン切って。」「S君、その鍋かしてくれん。」と協同作業です。木のへらを使って鍋を混ぜながら煮詰める手つきはまさに料理人…いやいやお母さんの姿そのものでした。料理をしている間にパーティーの準備です。机を出していると女の子たちも「先生、なにしよん。手伝ってあげる。」と集まってきて、「イスもいるよね。あのテントの下の椅子使っていい?」と運んできていました。と思うと「もう1ついるよね。」とC児、L児は事務所の前に一直線!緑のイスを持ってきました。料理を作る子、イスを用意する子、役割を分担して協同作業で進めます。そしてニコニコしながらパーティーを楽しみにしている子もいて、その姿はまさに大人の世界そのものでした。

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実は土曜日、教師の研修があり、子どもの育ちと、大人の生活とのつながりを勉強してきました。物がありすぎると工夫しなくなり、便利すぎると成長できなくなることを聞いてきました。幼稚園には便利なものが少ないので工夫がいっぱいです。楽しむために頭を使い、友達と協力します。私が教師をしていて、一番うれしく思うのは、子ども達がイキイキしながら考えたり、工夫したりしているキラキラ輝く目を見つけた時です。これからもいかに考え、工夫していける環境を作って行けるようにしていきたいと思います。

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