2018年4月24日 火曜日
最近、ひまわり組では、ダンゴ虫探しが大ブームです。年中児や年長児に教えてもらって、事務所横の花壇や桜の木の下など色々な所から沢山のダンゴ虫を見つけていました。今日は朝から雨が降っていたにもかかわらず、ひまわり組のK君は図書館下のチューリップの鉢を1つ1つずらしながら、沢山のダンゴ虫を集めていました。最初は、K君の手に収まり切らない程のダンゴ虫が集まっていました。それを、ヨーグルトカップに入れるとダンゴ虫は土の中にいたことを思い出して、ダンゴ虫の上から砂を入れました。それを見た教師が「いきうめになって、これじゃー息ができないね」と言うと、急いで、土の中に指を突っ込んでダンゴ虫を出して砂を入れました。そして、「ごはんがいるね」と話しかけてきたので図書館に行って何を食べるか調べることにしました。“だんごむしのかぞく”という絵本を開くと丸くなっているダンゴ虫の絵がありました。それを見てK君は体を丸めて「ダンゴ虫」と言って、ダンゴ虫のマネをしていました。絵本のページを1枚づつめくっては、カップの中のダンゴ虫と比べて色が同じなどいろいろなことにきづいていました。
K君とA君が部屋に大事そうにダンゴ虫を持ち帰ると、皆が集まってきました。興味津々の子ども達と相談してお部屋で飼うことにしました。虫かごを渡すと、みんなが大事そうに一匹づつ虫かごに移して砂を入れました。すると、K君が「息ができなくなる」と言ってダンゴ虫をお皿に並べました。また、絵本できゅうりやにんじんを食べることを知ったので「きゅうりは食べるよ」と言って包丁ままごとの所にあるきゅうりを持って来てあげました。これだけじゃ隠れる所がないと皆で雨に濡れていない所を探して石や落ち葉を見つけて入れました。
自分達で興味をもったことは、こんなにも夢中になって活動するんだと思いました。その後も虫かごに顔を寄せ合いながら覗き込んでいました。今、ひまわり組の子ども達はダンゴ虫やテントウムシなど色々な虫に興味を持っています。A君は入園間もない頃自分が捕まえたダンゴ虫を指で潰してしまいました。その時に教師と土に埋めて花を飾ってあげたことを覚えていて「強くもったらダメ。しぬよ」と友達におしえてあげていました。犠牲になった1匹のダンゴ虫から虫にも命があって大事に育てることを学んでいたのだと思いました。一つ一つの経験、失敗から学んでいく姿に気付き援助を惜しまずしていきたいと思いました。
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