2018年2月18日 日曜日
1・2歳児クラスのおへやには保育教諭が作った牛乳パックの長椅子があります。Aちゃんはその長椅子をいきなりひっくり返しました。そして「乗って!」と友達に声をかけました。友達が嬉しそうに乗ると「バスよ!動きまーす」と言ってカートのように足を動かして前に進み始めました。バスが進むと楽しくなったAちゃんは「大型バスにのってます~」と歌い始めました。一緒に乗っていたBちゃんも歌い始めました。Aちゃんは途中、ままごと用の食材やコップを持ってきてBちゃんに「お茶どうぞ」「お弁当どうぞ」と渡しました。バスでどこかへお出かけしているようです。その様子を見ていた他の幼児達も「私も!」と次々長椅子の所へやって来てAちゃんの真似を始め、順番にバスごっこを楽しんでいました。
保育教諭が幼児が腰掛けるという目的で作った長椅子でしたが形や用途にこだわりのない幼児達はひっくり返したその形をバスに見立てるという保育教諭では思いつかない発想をして遊びに利用しているのです。やはり幼児は頭が柔らかくイメージが豊かで遊びの天才だと改めて感じました。また、一人遊びの時期と言われている1・2歳児も環境によって友達と一つの遊びを共有する姿が見られます。その分物の取り合い等のトラブルも増えますがそんな時は保育教諭が話を聞いたり言葉で言えない子の思いを代弁したりして援助していきます。また、「貸して」と言われて持っている物を友達に貸してあげるなどお互いが調整し合って解決出来た時は思いきり褒めるなどしてみんなが楽しく遊べるよう配慮していきたいと思います。
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