2017年12月13日 水曜日
近頃、職員会で度々話題になるのが、子どもたちの平衡感覚についてです。社会的にも子どもの運動機能の低下への警鐘が鳴らされています。遊び中心の三葉でも昔の子どもたちと比べると体力の低下を感じることがあるね…と職員間で話し合いました。バランス感覚を養うため、どんな環境を用意してあげればいいかな?と教師が平均台を出してみましたが、今朝園長が丸太の近くに置いていたアスレチックを2つ持って来ました。そして「あ!ここにキャリーがあればおもしろいかも!」とつぶやき、次に木の椅子、最後には脚立が集まってきました。園長がもってきた脚立に教師たちもびっくり。「古森先生・・・何をするんですか?」と尋ねるとにっこり笑って180度開き、金具を止め、「はしごにするのよ♪」と教えてくれました。木の椅子に両端をひっかけると、三葉オリジナルのアスレチック遊具の完成です!
何をするのかな?と周りで見ていた子どもたちが「やりた~い!!!!」と集まってきてあっという間に長蛇の列ができました。最初ははしごのところで「どうしよう。。。」と立ち止まっていた子も、一歩踏み出すと集中した様子で慎重に進んでいきました。ゴールするとその表情は達成感でいっぱい!そしてまたすぐに列に並びなおすので行列はとぎれません!
年中、年長児がだんだん慣れて「消防士さんみたいやろ!」とすいすい進んでいく中、年少さんも「よいしょ!よいしょ!」と真剣に練習していました。ひまわり組のMちゃんは怖かったのか目に涙を浮かべながらはしごを登っていたので、「怖い?やめる?」と聞くと首を振り、「やる。」と言い、一歩一歩進み、周りの教師もMちゃんの頑張りに目が釘付けになっていました。Mちゃんがゴールし、見守っていた担任にぎゅ~っと抱きしめてもらって大きな拍手があがりました。他にもすみれ組のHちゃんは前向きに進むのに慣れると、今度はカニのように横歩きにかわり、挙句の果てには一段飛ばしで行けるようになりました!
そうなると、黙っていないのが三葉のプレ年少さん。Yくんが挑戦したのをきっかけに続々とチャレンジャーが集まってきました!満三歳児とは思えないほどの真剣な表情!周りで応援する子も「手をここにするんよ!」「足はここ!!がんばれ~!」と大盛り上がりでした。
平衡感覚を養うために出してもらった、身近な道具を使ったオリジナル遊具でしたが、平衡感覚だけではない様々な学びがありました。
子どもの様子に合わせて環境を随時変え、ぴったり合ったものにすると、こんなに遊びが盛り上がるのかと私たちも驚きました。また明日はどのように変えようかな?今からわくわくしています。
今日は、保育園児、未就園児のお楽しみ会がありました。先生たちの劇、年長児の踊り、島んちゅぬ宝、年長児による手話歌・赤鼻のトナカイを喜んで見ていました。その後の会食では年中児が配膳の手伝いをしてくれました。お皿を渡すときに「どうぞ。おいしいよ。」「いっぱい食べてね。」「調理師さんが心を込めて作ってくれたからとってもおいしいよ。」と言った子もいました。お母さん方も「ありがとう。」「えらいね。」と褒めて盛り上げてくださって年中児たちはとても満足そうでした。
♪幼稚園のみんなへ♪
「しまんちゅで拍手をもらったり、ちびっ子サンタとして写真撮影にまで参加したりして小さいお友達を楽しませてくれた年長さん、飾りつけから配膳まで一生懸命心をこめて頑張った年中さん、怖くても頑張った年少さんにたんぽぽさん。サンタさんはみんな頑張っているのをお空から嬉しそうに見てくれているよ!」
在園児のお楽しみ会が楽しみです!!
コメント (「僕らは未来の消防士?!」 くま組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)