2017年12月6日 水曜日
今日は年長さんの変わりに年中のひつじ組と年少のひまわり組が合歓の木交流に行きました。サンタの衣装を着るので、制服でなくてもよいので、施設訪問に行くことは保護者に伝えず、“子ども達がどれだけ伝えることができるかなぁ?”と思いながら子ども達だけに制服のことを伝えました。MちゃんとH君は、朝着替える時に体操服が出ているのを見て、「ちがうんよ。おじいちゃんのところにいくんよ」と泣いて伝えたり、Y君は幼稚園が見えた所で思い出したようで「着替えに帰りたい」とお母さんに伝えたようでした。しかし、園に来てみると半分ぐらいの子が体操服だったので安心した様子でした。少しづつですが、伝達できるようになった事が嬉しかったです。早コースで来た子ども達は、少し歌などの練習をしました。最初は元気がなかったのですが、「何の為に行くの?」と聞くと「おじいちゃん、おばあちゃんに元気と笑顔とパワーをプレゼントする」と言ったので「じゃー、もう1回歌ってみよう」と言うと、大きな声で歌うことができていました。出発前にひまわり組さんみんなミニサンタに変身しておじいちゃんおばあちゃんのところに行きました。サンタの衣装を着た子ども達はとっても可愛くてワクワクしている様子がつたわってきました。
バスを降り、男の子1列、女の子1列に並びました。サンタの衣装を着た子ども達は、後ろから見ると同じ服と同じ帽子なので、男の子か女の子か分からなくて自分の並ぶ場所を見つけるのに大混乱していました。しかし、園長が「ドンピッピ」とリトミックの並び方のリズムで声を掛けるとしぜんに1列になり、とても上手に並ぶことが出来ビックリしました。おじいちゃん、おばあちゃんたちは、園長に幼稚園で一番小さい子達で、後2年幼稚園生活があります。と話してもらった事で最初から最後まで、ニコニコで手拍子して見て下さっていました。子ども達は、はじめの挨拶も元気いっぱい言うことが出来ました。また、“つながれわっしょい”では、おじいちゃんたちにも鳴子を渡すということで、少し離れている人にも気付き、渡すことが出来ていました。また、踊りの隊形移動で園長が「こっち来て、ここまわってね」と数人の子に言うと、その後ろをついて他の子も歩くことができ、円になった時も、「外を向いてね」と一言言っただけで、他の子も外を向いて踊ることができ、考えて行動することができていました。終わりの言葉は声が小さかったので、園長が「大きい声で言おうね」と言って言い直しをさせてもらうと、大きな声で言うことができました。最後はみんな一人一人と握手をしてさよならをしました。
しかし、その時です。最初から子どもたちが気になっていた、子ども達の正面に立っていたロボットに向かって皆が駆け寄っていくではありませんか、園長はそれを見て慌てることなく「すみません。子ども達は最初からこのロボットが気になっていたのでお話させてください」と断って皆を集めてくれました。ロボットに「ごきげんいかかですか?」と聞かれ園長が「悪いです」と言うと「手洗い、うがいをしましょう」と返事が返ってきました。子ども達はよく覚えていて、園に戻るなり、手洗いうがいをしている姿がありました。また、テラスのツリーがきれいで園長に声をかけてもらい写真を撮りました。
おじいちゃん、おばあちゃんの手あったかかったー。ニコニコで喜んでくれてたー。と子ども達はとても喜んでいました。初めての施設訪問でしたが、たくさんの子ども達の成長に気付くことができて、子ども達にとっても私にとっても、とても良い経験になりました。
青コースの年中・年長さんは、アイススケートでした。最初はまったく立てなかった子どもが最後は立って滑れるようになりました。
今日の夕方、ひまわり組に新しいピアノが届きました。それに気付いた預かり保育の子ども達は大喜びで「どんぐりが歌いたい」「クリスマスの歌」などと言っていました。これから色々な歌を皆で歌っていきたいです。
2017年12月5日 火曜日
今日、赤コースの年中・年長児はイヨテツスポーツセンターにアイススケートに行きました。年中児のほとんどは、初めてのアイススケートで、12月に入ってからとても楽しみにしていました。この日のためにも、新しい手袋を買ったよと嬉しそうに見せてくれる子もいました。行きのバスの中では、平和通りにあるイチョウの木の葉が落ちていて、幼稚園のイチョウの木の葉はまだまだ残っているので、どうして同じ木なのに違うのかな?という話になりました。すると、ひつじ組のNちゃんが「風がたくさん吹いて落ちたんやと思う!」と言いました。又、Aちゃんは「向こうに見える木がすごく揺れているから、この場所は風が強いんよ」と風の方向と強さに気付いていました。帰りに園長ともその話をすると、太陽の当たり具合で生長の速さが違うのかなということを教えてもらいました。子ども達の観察力はすごいなと思いました。
イヨテツスポーツセンターでは、初めて履くスケート靴はリンクの外でもバランスがとりにくく、みんなよちよち歩きでかわいらしかったです。今年は、イヨテツスポーツセンターの方が、リンクの中での立ち方、歩き方、転び方などを教えてくださいました。カメさんポーズでハイハイしてリンクに入り、カメさんポーズからかかとをくっつけて、カエルポーズにしたらすーっと立ってペンギンさんで歩く。氷の上でこの一連の動作をするのは一苦労です。子ども達は転んでも転んでも何度も挑戦し、立てた時のあの嬉しそうな表情は、何とも言えないなと思いました。年長児は、去年のことを覚えていて、中にはスイスイと滑れる子もいて、1年の差を感じました。普段なかなかできない経験をこれからもさせてあげたいと思いました。帰りのバスの中では疲れてぐっすり眠る子のかわいい寝顔もみられました。
2017年12月4日 月曜日
12月になり、たんぽぽ組には新しい友達が7名入りました。1学期から来ているK君は、泣いているY君の手を繋いでお部屋まで連れて行ってくれました。すると、閉まっていた戸を9月から来ているM君が開けてくれました。周りの子ども達も手を繋いで入ってくるK君とY君の姿を見ていました。そして、部屋では使っていたおもちゃを取られるとK君は以前は泣いていたのに今日は「とられちゃった、でもいいんよ」と言って笑っていました。満3歳児でも集団で生活する中で、友達を思いやり、自分の思いをコントロールすることができてくることに驚きました。
遊びの中でも友達がいる喜びを感じています。「ねんどする人、手をあげて」「はーい!」と言いながら洗濯バサミで粘土をつまみ、原木からシイタケがにょきにょき出てきた所を作ったり、ブロックを大型積木の上に並べて、両側からパタパタとあおいでやきいもを焼く姿がみられました。それぞれの遊びに友達の輪ができて今まで体験してきたことが遊びの中に出てきていることにも驚きました。
そして、今日は年長児のお店やさんの見学をしました。ゲームコーナーがあったり、アクセサリーやお花、お菓子などどれも買いたくなるような売り場の工夫がされていました。郵便局もあり、どんなことをするのか丁寧に教えてくれました。友達と一緒に買い物に行くのが楽しみです。
そして、今日年中はチューリップの球根を植えるために自分の植木鉢に土を入れに行きました。その時「こんな所にー。」と園長がたんぽぽのわたげをみつけて「フー」と吹くと一つの種がふわふわと飛び地面にポトンと落ちました。「どうしてくるくる回りながら落ちると思う?」と聞かれると「種の方が重いから」などとそれぞれが考える様子が見られました。それからも、リリコがカラスに運ばれて畑の外に育っていることやニラは花に種が付き風でパラパラ落ちることなど植物によっての違いを実際に見ながら気づくことができました。そして、野菜を見ているとニラが黄色く細くなっていることも子ども達に投げかけてくれました。「みんなもお肉ばっかり食べて野菜を食べなかったらどうなる?」と聞かれ「風邪をひく」「元気になれない」と子ども達。そこで登場したのが先日の焼き芋でできた灰です。「この灰は熱い火の中にいたからばい菌もやっつけられてとっても良いものになってるんだよ。手洗い場を磨いてもピカピカになるんだよ」「その灰を土にまぜると土のばい菌もやっつけたり、栄養のバランスを取ってくれるんだよ。」と教えてもらいました。そして園長が「みててねー。」と「ぱー」とまきました。何度がまくとS君が「花咲かじいさんやー。」と気づき今日はみんなで花咲かじいさんになって灰をまきました。来年野菜が実った時には今日の出来事も思い出し、収穫を喜びたいと思います。
<今日の給食>
2017年12月3日 日曜日
Aちゃんは、保育室で積み木で遊んでいました。そして平らで正方形の積木を見つけると、数枚持って来て、赤ちゃんの人形に1枚ずつ食べさせる真似をしていました。1つずつ「はい、あーん…もぐもぐ…おいしい?」と人形に声をかけながら食べさせる真似をしていて、まるでお母さんのようでした。食べさせる真似をしながら、Aちゃんも口をもぐもぐさせているその姿がとても可愛くて、しばらく見入ってしまいました。
2歳児のBくんは積み木を重ねて、床の上でゆっくり動かして遊んでいました。積み木が崩れないように、慎重に走らせながら、「これ飛行機なんよ、荷物運んでる飛行機!」と教えてくれました。動かしていると、重ねた積木が崩れるので、何度も作り直していましたが、積み木を十字に重ねて飛行機の形を再現していて感心しました。又、作ったものが何か言えるようになり、「なるほど」と幼児たちのアイデアに驚かされることもあります。
テラスで遊んでいたCちゃんとDくんは、積木を積み重ねていました。そこで保育教諭が、縦と横にして重ねて見せると、じっと見ていましたが、それを見て、真似して自分達で同じように積み重ね始めました。それを見て、Eくん、Fくんも興味津々にやってきて同じように積み重ねていきました。そして高くなってくるとみんなで倒して、それがおもしろくて大笑いしていました。「積み上げてこわす」ことを繰り返して、楽しんでいる姿を見て、みんなで高く積み上げては、倒すことを楽しんでいて、1つの遊びになっており、友達同士でつながって遊んでいる様子がうかがえ、子どもと子どもの育ちあいを、かい間見ることができました。幼児同士の関わりを大切にし、言葉がけなど様子を見て援助できるようにしていきたいと思います。
2017年12月2日 土曜日
今日は高島屋のクリスマス幼稚園フェスティバルに、きりん組とくま組が参加しました。この日に向けて参観日に練習することを計画していたのですが、干し柿や焼き芋等、この時期にしか体験できないことも大切にしたいという思いから、十分な練習の時間をとることができませんでした。しかし、昨日やっと園長に見てもらえる時間を作ることができ、一通りの流れを見てもらい、高島屋の舞台の大きさやお客さんからよく見える隊形、一人一人が主役になれるようなアドバイスと励ましの言葉を掛けてもらって、今日を迎えました。
しかし、私達教師は心配や不安ばかりでした。少し早めの時間に集合し、昨日の練習で変更になった隊形や移動のリハーサルをして、「あそこに移動するんだよ。任せたね。」と声を掛けてもらいました。その励ましの言葉に応えるかのように、子ども達はちびっこサンタの衣装に着替えると、一瞬にして目の色が変わったのです。初めての高島屋の舞台、大勢のお客さんの前でも緊張することなく、堂々と笑顔で「島人ぬ宝」の踊りや「大きな古時計」の鼓笛隊を披露してくれました。そして、「赤鼻のトナカイ」の手話では、みんなの心を一つにして伸び伸び表現してくれました。
体調を崩して練習に参加できていなかったRちゃんは、今日、園長から島人ぬ宝の星を作る隊形で「中心を任せたよ。」と声を掛けてもらって舞台に上がりました。しかし、星の形を作った時、なぜか中央列の最前列になったRちゃんは一人だけお客さんに背を向けて踊り始めたのでした。フェスティバルが終わった後、Rちゃんに後ろを向いていた理由を聞くと、「星の中心だから、みんなの方を向いていたんよ。」と教えてくれました。その時の様子を振り返ってみると、確かにRちゃんは隊形全体が見渡せる方向に体を向けて、演技が終わった後は合図に合わせてくるっと体を一回転させて、お客さんに凛とした態度でお辞儀をしていたのです。
昨日の練習と今日のリハーサルの中で、子どもたち一人一人がRちゃんのように、園長の言葉で自分ができることを理解し考えて、自ら行動できたことが今日の成功につながったのだと思いました。
本日、たくさんの拍手をしてくださった保護者の皆様。ありがとうございました。
2017年12月1日 金曜日
今朝も元気いっぱい登園してきた子ども達は、砂遊びや乗り物、ままごと等をして遊んでいました。ビックボスでは、年少児が競争していました。この時期になると年少児でも楽々と登って遊んでいます。一緒に登って「僕の勝ち」と言うと悔しがっていたK君は「もう一度やろう」と言って頑張っていました。
そんな中、「良い香りがすると」と思って見ると古森先生が焼き芋に使っていた場所で網を使って野菜を素焼きにしてくれていました。今日、その予定はなかったのですが急遽計画を変更、バーベキューが始まったのです。実はこれはたんぽぽ組のu君の提案でした。朝、園長とほかの教諭が昨日の焼き芋の片づけをしていると、園長が手にしていた網を見たu君が「それかして」と手を出しました。園長が渡すとu君は昨日の焼き芋の穴の上にその網を落ちないように渡しました。そして「これバーベキューができるんよ」と言ってままごとのさつま芋を並べ始めたのです。そこで園長が「じゃ、本当にバーベキューしようか」と言って残っていたさつま芋と調理室からナスと玉ねぎを持ってきて薄く切り、昨日の炭に火をつけ網をのせてそれから野菜を並べました。u君もその横でせっせと野菜をのせ、お皿を持ってできるのを待ちます。u君はきっと家族でバーベキューをとても楽しかったのでしょう。手順もしっかりとあっていました。急遽始まった焼き芋パーティならぬバーベキューパーティは園全体に広がったのでした。あまーいお芋、それよりもあまーいナス、さらにもっとあまーい玉ねぎ。いつもは野菜を食べない子も「おいしいおいしい」と食べていました。u君はお皿に次々と入ってくる野菜の中から一口食べておいしかった玉ねぎを次々口に入れパクパク食べていました。一人の満三歳児の体験からイメージしたバーベキューは園全体の楽しい体験となり、また新しい発見やあの辛い玉ねぎがまるで砂糖で煮たようになる不思議ややき芋と違う香りと味のするさつま芋など様々な気付きなどここでもカリキュラムを変更して皆でたくさんの学びがありました。
また、ひまわり組では壁面の飾りを作りました。ハサミを使うことが上手になってきた子ども達は、教師の話をよく聞いて上手に三角形を作っていきました。真似をすることが得意な子もおり「切った三角形でお家を作ってみよう」と言うと真似をしながら三角形同士を合わせて完成させていました。Eちゃんは困っていたH君に優しく手を持っていき「こうよ」と教えてあげていました。年少児はトラブルも多い反面優しい姿もたくさん見せてくれるようになりました。これからたくさん優しい面がみられるよう関わっていきたいと思いました。そのようにして三角形を組み合わせてできたクリスマスツリーには一人一人が飾りをデザインしました雪だるまやハート、丸などそれぞれの個性がでたツリーとなりました。できた皆のクリスマスツリーをピラミットのように貼り最後は大きなクリスマスツリーになり大喜びでした。
また、今日は参観日最終日でした。来てくださった保護者の方、手伝ってくださった保護者の方本当にありがとうございました。それと、三葉幼稚園では今日からイルミネーションが始まります。時間のある方はお子さんと見に来てください。
〈今日の給食〉
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