2017年11月26日 日曜日
作品展が終わり幼稚園児が片づけのために早めに室内に入ったあと、園庭はすべて保育園児たちの遊び場になっていました。実は先々日のこと、広々した園庭が空いていたにもかかわらず外へ出た保育園児たちはいつものように日陰の砂場やアスレチックやうさぎ小屋辺りで遊んでいました。それを見た園長が「こ~んなに広くて温かくていーっぱい遊べるところがあるよ・・・。」とばかりに園庭の真ん中に玉入れのカゴとプラッスチックの玉、サッカーボール、三輪車、カートなど色々な遊具を出して自由に遊びを選んで楽しめるように準備してくれました。
11月中頃から急に朝晩寒くなったとはいえ日中の園庭は陽が射してポカポカ温かい場所になります。そんな場所を空けておくのはもったいない日光に当たらないと骨も強くならないと解っていながら何も考えずいつものようにいつもの場所で遊ばせていた保育教諭達は、はっとして幼児たちを園庭に誘導したといういきさつがありました。この日も気温は低いものの風も無く遊んでいると子ども達や保育教諭も陽の射す園庭に自然に寄っていき一緒に玉入れやボール遊びを楽しみました。カートは大人気で「ピンクがいい!!」とお気に入りの車を目当てに嬉しそうに乗っていました。1歳児のS君は黄緑色のカートに乗ってゆっくり進んでいましたが友達の「かーわってぇ~」の声をきいて一瞬止まり振り返ると逃げるように猛スピードで走らせていました。その逃げっぷりに思わず保育教諭達から笑いが出て「まだ乗り足りないんだね~。」と顔を見合わせて「もう少ししたら替ってくれるよきっと・・。」と声をかけた子をなだめました。
又、玉入れをしている2歳児には少し離れたところから投げてみよう!と円を作り少し難度をあげてみると投げた球がうまくカゴに入ると「いえーィ」と両手を上げて跳び上がって喜んでいました。
Rちゃんは1つ成功するたびに「入った入った」と報告してくれました。時々大きなサッカーボールも投げ入れるなど子どもたちが遊びたいようにルールを変えていきました。
投げた玉入れの玉があまりに広がっていくのでフラフープを出してそこに玉を集めて取れるようにしようと出したところすぐに気づいた子がフープに入って遊び始めました。それを見た別の子がフープを奪おうと引っ張り始めましたが暫く観ていると電車ごっこのように内と外で引っ張って歩き始めたのです。こちらが予想しなかった展開にやっぱり子どもって自由なんだなあー、大人の思う以上の遊び方をするのだとますます楽しくなりました。そして奪い合いになりそうな時にすぐに止めず見守ったことで子どものトラブルは次の遊びにつながったり、仲良しになるためのきっかけになったりするということに気付かされ私達の学びになりました。
《ぴよぴよの子ども達》
ペットボトルのトンネル・・人気の手作りおもちゃで遊ぶ子ども達。色々転がして詰まったら傾けてジャー!!透明で転がる様子が見えて楽しいです。
コメント (「ポカポカするね」 ぴよぴよ・ひよこ組 日野美雪 はコメントを受け付けていません)