2017年11月14日 火曜日
作品展•バザーまであと4日。今日から年少、年中の保育室は作品が展示できるように準備が始まりました。子ども達は自分が作った作品を壊れないように大切に展示室まで運んでいました。一方年長児は、一人では運べない大きな作品もあるので、友達と協力しながら運びます。作品展示だけではありません。バザーの食事に使う椅子も自分たちで運ぶなど、子ども達にできることは子ども達も準備します。しかし、ここで問題が起きてしまったのです。
バザーまでの残りの保育日を楽しくしようと張り切っていた教師達でしたが、子ども達がこれから使うであろう廃材や画材、素材などを部屋に運び過ぎてしまって、とても生活できる環境ではなくなってしまっていたのです。そこで園長は、展示をしていても空いている空間を上手く使って生活することを提案しました。確かに、展示が進むにつれて生活する空間は限られてくるのですが、作品を壊さないように約束を守ったり、限られた場所を上手く利用したりする工夫も生きていく上でとても大切なのです。今日はそこそこのお部屋で上手に楽しく生活している様子が見られました。
作品展では、一人一点ずつ絵と作品を展示しますが、協同作品も楽しみの1つです。年長では、本年度、アーチの飾りを協同作品にすることにしました。そこで、先日から施設訪問で歌ったおじいちゃんおばあちゃんの時代の懐かしい歌、「紅葉」の歌詞をイメージしてアーチを飾っていきたいことを園長に相談してみました。すると、「紅葉が子ども達の中で、どれくらいイメージされているのか絵を描いてみたら?」と言ってもらったので、早速きりん組で描いてみました。私は正直なところ、イメージできる子とできない子がいて、難しいのではないかと思っていました。しかし、私の予想に反して子ども達はそれぞれにイメージする紅葉を絵に表現し始めたのです。風に吹かれて散っていく紅葉や、波に揺られながら流れていく様子。秋の夕日や谷を流れる川。歌詞から感じ取った紅葉のイメージを見事に表現していて、驚かされました。他の3クラスもどのような紅葉を表現してくれるのか、協同作品にどのようにつながっていくのか楽しみです。
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