2017年6月25日 日曜日
興味のあるものを見つけると、1歳児はすぐに集まって来ます。友達がすることを真似て、幼児同士で刺激をし合いながら活発に遊ぶ姿が見られます。
保育室の広いスペースに新聞紙をひろげると、幼児たちは「何が始まるんだろう」と目を輝かせて新聞紙の周りに集まって来ました。クレパスを用意すると、それぞれ好きな色のクレパスを持ち新聞紙に描き始めていました。
1歳児のAくんは自分か持っているクレパスを保育教諭に差し出し、「バイバイキン」と言いました。どうやらアンパンマンを描いてほしかったようで、「アンパンマン描くの?」と聞くと「うん!」とうなずいてクレパスを渡しました。隣に座って見ていたBちゃんも保育教諭の目を見て、描いてもらうのを待っていました。1歳児たちは、こうして声に出したり自分の思いや要求を表情で伝えてきます。
新聞紙のお絵描きから新聞紙を破ったり丸めたりする遊びになり、Bちゃんは1度上手く破ることができると、どんどん楽しくなり何枚も何枚も思う存分破っていました。「Bちゃんびりびり上手!」と褒めてもらうと、満足そうな表情をして破った新聞紙を見せてくれました。
そうするうちにCちゃんとDくんも気になって近くまでやって来ました。自分では上手く破ることは難しそうでしたが、一緒に「びりびり~」と声に出しながら破ってみせるとちいさい新聞紙をひっぱったり、くしゅくしゅとこすり合わせて音を鳴らしたりして楽しんでいました。自分の身体にくっつくと初めは手ではらいのける幼児もいましたが、どんどん楽しくなってきたのか自分でくっつけたり上にのっかったりして、全身を使い自分が満足するまで遊んでいました。
一人ひとり遊び方は違いますが、経験を積み重ねる中で見て真似て成長していくのだと感じました。幼児にとって良い経験ができるよう、日々の遊びの環境を工夫していきたいと思います。
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