2017年6月22日 木曜日
朝は、小雨が降り、気温も低く、せっかくのプール開きが水に入れないのではないかと、教師達が計画をやり直している中、子ども達はわくわくしながら登園してきました。バスから降りてくるなり「先生、プールバック」「今日はプール開きだね。水着持って来たよ」と、嬉しそうに上にあげて見せてくれました。どの子からも楽しみにしていることが伝わってきました。
その様子を見ながら、プールに完全に入ることが出来ないのであれば、それに代わる遊びをと考えて急拠さかな釣りコーナーを出しました。昨年したことがある年中児の3人が、すぐにし始めたのを見ていた年少児が、「なにしよるん?」と尋ねると、「さかな釣りをしよるんよ」と答えました。そこで年少児達は、年中児がしているのを見て、真似てし始めました。「つれた」と見せてくれる年少児の歓声に、だんだんと人数も増えて、大賑わいになってきたので、釣り堀をもう1コーナー出すことになりました。魚をとろうとして、釣り竿が絡まると、年長児が「手を離して」と言って、絡まった年少児の釣り竿をほどいて、渡してくれていました。そして釣り竿でなかなか釣れない年少児が、手で魚をつかもうとすると、年長・年中児が「手でとったらいかんよ。こうするんよ」と優しく教えていました。コーナーを増やしたものの入れなくて、順番を待っている子に、終わった子が「はい、どうぞ」と釣り竿とバケツを渡して、交代していました。その中で釣った魚を入れようと小さな容器を砂場から持ってきた年少のMちゃんは、大きなクジラがいるのを見つけて、手で捕まえようとし、「わぁ!食べられちゃう」の声で、手を引っ込めていました。
今日はプール開きということで、昼食は役員さん方の手作り特別メニューのカレーです。朝登園してきた子から、先日年長児が収穫してきた玉ねぎの皮をむいて、お手伝いをしていました。「玉ねぎの皮むきできるよ」「もうひとつ、剥いていい?」「もう終わり」と全部剥き終わると、後片付けの掃除もしていました。また、みんながポンタ農園で掘ったじゃがいもも役員さんが洗ってくださっているのを見て、年中児のA君とB君は、「何しているの?」と尋ね、「じゃがいもをきれいにしているのよ」と聞くと、「運んであげる」と洗ったじゃがいもを調理室まで運んでいました。それを見た他の子ども達が少しずつ集まってきて、じゃがいもを洗ったり、運んだりしてお手伝いをしていました。
そうやって出来た役員さんの心のこもったカレーをみんなで食べました。またおいしく頂き、「先生、見て」と空っぽになったお皿を見せてくれました。それに「おかわり」と言って、何度かお代りもする姿が見られました。役員さん、おいしいカレーをありがとうございました。
気温・水温が上がらなかったので、プールで足をつけて遊ぶことをしましたが、楽しかった子ども達は、笑顔いっぱいでした。
2017年6月21日 水曜日
今朝は昨晩からの雨が降り続き、ようやく梅雨らしい朝を迎えました。雨をテーマにした園内の壁面飾りや、園庭の植物も雨を待ち望んでいたように感じます。そんな雨の中でもテントの下では、しゃぼん玉遊びやままごと遊びでにぎわっていました。
さて、今日は~スマイルミッション~宇宙プロジェクトの写真撮影の日でした。初めに、ロケットがどのようにして宇宙に飛んでいくのか、実際の写真を見せていただきながら説明してもらいました。打ち上げられたロケットが宇宙へ行くと、中にいる人が浮くことや、地球へ帰る時は流れ星のように見えること、地上に近づくと衝突しないようパラシュートで降りることなどを教えてもらいました。一つひとつに「へぇ~」という子どもたちの声が聞こえてきました。今までに宇宙行ったことがある人は、なんと500人もいるそうです。それならば、いつかこの中から宇宙へ行く人がいるかもしれないと言っていただくと、笑顔になる子の姿が見られました。今日の写真撮影に向けて子どもたちは宇宙へ届ける自分の夢の絵を描きました。子どもそれぞれが自分の夢を描いた絵の写真がお空を飛び地球を回ることを夢見ながら写真を撮りました。今夜はきっと目をつぶると、宇宙へ飛び立って夢をかなえる自分になれることでしょう。
そして、宇宙の話を聞いた子どもたちは、お部屋でもロケットや宇宙の星がキラキラしている絵を描いていました。Aちゃんは、説明して下さった方の大きく写真を広げていた所を真似して、2ページに渡ってロケットが飛んでいく様子を描いて説明してくれました。子どもたちの夢や希望が広がる素敵な1日になりました。
今日のお弁当の時間は、先週に引き続き年少4クラスでお弁当を食べました。前のクラスや園の友達を誘ったり、新しい友達と座ったり、他のクラスの先生を誘って、お弁当を食べました。お弁当が終わった後も、他のクラスにお邪魔して一緒に遊びました。年少同士でも様々なやり取りがあり、とても賑やかで楽しい時間を過ごしました。年少チームでは、クラスやコースが違っても、たくさん交流を持って、同じ時を共有していく仲間同士で助け合ったり、励まし合って学年が盛り上がっていくようにという思いを持っています。そんな思いを大切にしながら、学年内で交流を持ち子どもたちが楽しいと思う毎日になるようにしていきたいと思います。
2017年6月20日 火曜日
最近、ブログに載っている遊びのコーナーを見て、以前と変わったところがあることに、みなさんお気づきでしょうか?変わったところは、しゃぼん玉と水汲み遊びのコーナーの日陰を作っていたテントがなくなったことです。「暑いのに何で?」と思われるかもしれませんが、それには意図があるのです。数日前の話ですが、私達は子ども達が暑いのではないかとテントを出していました。それに気付いた園長は、「木漏れ日の下にテントを出す必要はあるのかな?」とにこっと笑っていました。私達は、暑いからやコーナーの目印としてテントを使っていたのですが、この時期ならではの涼しい心地よさを感じるには、木漏れ日が差し込む日陰が1番良いことに気づきました。そして、ままごとコーナーのすだれや風に揺れている笹の葉の音等、視覚や聴覚から涼しさを感じられるという体験も大切にしていきたいなと思いました。
今日は年長がポンタ農園にさついまいもの苗植えに行きました。園長から今まで植えてきたあさがおやじゃがいもとさつまいもは違うことについて話してもらいました。「お母さん芋は、少しくらい水がなくても平気なんだよ。さつまいもの苗は水をたくさん飲まないといけないんだよ。」植える深さや向きを間違えないことは大切なのですが、今回はしっかりと水をあげることも任されました。そして、ペットボトルでポンタ農園まで水を運ぶよう園長に提案してもらいましたが、私の頭の中には「?」が浮かんでいました。私は農園には水道があり、そこから水を撒いているものだと思っていたのですが、実は遠くの井戸からポンプとホースを使って水を引いてきていたのでした。私はそこで水道をひねれば水が出るという当たり前のことがポンタ農園で当たり前ではないことに気付き、教育者として考え直さなければならないと反省したのでした。
子ども達は2リットルのペットボトルやジョロに水を汲み、1キロ弱の道のりをこぼれないように慎重に運んでいました。「重いね。」「手が疲れてきた。」そんな言葉が子ども達からは聞こえてきましたが、それは当たり前が当たり前ではないと感じることができる大切な体験なのです。植物を育てるためには水がいる。その水がなければ運んでくる。こうした苦労を重ねることが植物の生長や収穫の喜びをより一層大きくする大切な過程だと改めて感じました。ポンタ農園の藤岡さんに「またお水やりにきます!」と言っていた子ども達。近々、又ペットボトルに水を汲み、子ども達と農園に行きたいと思っています。
2017年6月19日 月曜日
今日は外の気温が30度を越え真夏日になりました。そんな中三葉幼稚園では包丁ままごと、色水、水遊び、木工遊び、しゃぼん玉、砂場遊びに加えてプール開きを前にして、海の家という名のすだれにかかった涼し気なコーナーも出来ました。そのすだれには魚や的をつけて水鉄砲で当てる遊びが加わりました。子どもたちはその海の家にとても夢中で、とにかく水鉄砲の順番が待ちきれない様子でしたが子ども同士でしっかり「貸して」「いいよ」のやり取りもできていて、子どもたちの間でルールができているようでした。Aくんは水鉄砲でトレーに描かれた魚を打ち、当たった瞬間とてもうれしそうな表情をしていました。水遊びでは今日は手作り水車も出ていて楽しんでいました。水が冷たくて気持ちよさそうでした。木工遊びではとても真剣な表情で釘を打ち、作品を作ると「先生これ見てー飛行機」と自慢げに上にかかげて見せてくれる子もいました。
今日は夏日でプール開きも近いこともあり、室内プールに足首がつかるぐらいの水をはって、各クラスで順番に入っていきました。子どもたちは「冷たいー」「気持ちー」と言いながらズボンが濡れないように手で裾を持ち上げ、最高の笑顔でプールの中を歩いていました。ただ歩くだけではなく、古森先生が太鼓に速度を変えながら叩いてくださり、その音に合わせて歩いていました。太鼓の音が早くなると少し小走りに、太鼓の音が遅くなるとゆっくり歩いたり、右回りで歩くだけでなく左回りで歩いたり、リトミックの要素も取り入れてくださったので子どもたちもとても楽しそうでした。子どもたちもプール開きが待ち遠しい様子でした。
今日は、赤コース・青コースともに手作り給食でした。メニューはたまねぎパン、豆乳シチュー、マカロニサラダ、りんごでした。
2017年6月18日 日曜日
2歳児や幼稚園児たちがお手伝いやお世話をする姿を見て刺激されたのか、1歳児の部屋の中でもお世話をしようとする姿が見られるようになってきました。
最近、買っていただいた赤ちゃん人形に夢中のAちゃん・Bくんは人形を見つけると嬉しそうに取りに行き、抱っこしたり布でできている哺乳びんで「ちゅっちゅっ」と話しかけながらミルクを飲ませたりしています。その様子を見たCちゃん・Dくんも興味を持ち始め哺乳びんでミルクを飲ませてあげていました。Cちゃん・Dくんは、人形がないのでぬいぐるみが入っているカゴから犬のぬいぐるみなど自分の好きなぬいぐるみを選んで同じようにミルクを飲ませてたり、近くにあったタオルを人形にかけて寝かしつけたりしていました。
月齢の高いEちゃんは、月齢の低い子に興味を持ち始め、お世話やお手伝いをしようとする姿が見られるようになってきました。水分補給の為に水筒を用意すると、すぐに自分の水筒ではなくまだ歩くことのできない子たちの水筒を持ち、保育教諭に見せて、その子がどこにいるのか確かめ、その子の所まで持って行って飲ませてあげる姿も見られます。その姿を見たFちゃんも小さな子のお世話に興味を持ち始め、水筒を運んで渡してあげていました。
興味や関心を持つ対象の違いはありますが、少しずつ自分たちがしてもらっていた事を真似てお手伝いやお世話をしようとする子ども達です。その気持ちや行動を見守っていきながら少しずつ関わり方も身に付けさせていきたいと思いました
2017年6月17日 土曜日
今日は年に一度、三葉幼稚園の七夕様、彦星様と織姫様が会える日(卒園児の同窓会)でした。卒園生が門や遊ぎ場等至る所で「ひさしぶりー!」「先生きたよ!」と笑顔で来てくれました。中には、ちょっぴり恥ずかしそうな子もいましたが、4年生のAちゃんは「元くじら組は誰がいるんだろう。」とワクワクしながら聞いていたので「BちゃんやC君もくるよ。」と伝えると、表情が変わり「覚えてる!!早く会いたい!!」と喜んでいました。
9時30分になり、1年生~4年生で385名の子ども達が集まりました。並ぶ時に列が長くなったり、動きが遅くなったりしてしまうと、園長から「あらあら、幼稚園の時は自分で考えて動けていたはずだけどな。」と言われて、慌てて動く子ども達でした。
みんなが集合すると園長から「今日は三葉幼稚園の七夕なんだよ。」「三葉幼稚園を卒園した織姫と彦星が1年に1度集まれる日だよ。」と話をしてもらい同窓会がスタートしました。その後は、各学年に分かれてゲームや会食を楽しみました。
「おかえり~!」と言うと「!ただいま~!」とみんなが応えてくれた1年生はしっぽ取りをしました。じゃんけんでトーナメントを決めてクラス対抗で行いました。昨年、幼稚園での玉入れで減点や作戦会議をよくしていた1年生は今日も子ども達から「ずるした減点です。」「作戦を考えよ!」と盛り上がっていました。
2年生は、じゃんけん列車やだるまさんが転んだをしました。じゃんけん列車で1番になったMちゃんは勲章をプレゼントされ「誕生日でもらったやつや。」と喜んでくれました。
3年生では『上を向いて歩こう』の曲に合わせたハイタッチをしました。これが思った以上に大盛り上がり!!学校も関係なくハイタッチを楽しんでいました。
4年生では、伝言ゲームや〇×ゲーム、そして、リレーをしました。幼稚園の頃はちょうど良かったトラックも4年生にはちょっと小さく膨らみながら走る姿は大迫力でした。
ゲームの後は、各学年会食を楽しみ幼稚園で歌っていた懐かしい歌を歌って降園となりました。帰る前にKちゃんは、「今日とっても楽しかったよ。家に帰ったらアルバムとかDVDを見るね。」と言って帰りました。ぜひ、ご家庭でも幼稚園の頃を思い出し、話題にしてもらえると嬉しく思いました。
2017年6月16日 金曜日
この二、三日は天気も良く半袖半ズボンが丁度良く感じる気持ちの良い天気になりました。最近感じるのが、年少児達が自分のしたい遊びを見つけて楽しんでいます。朝の生活の流れも覚えて室内で廃材遊びをしたり、ブロックをしたり、戸外泥だんごを作りシャボン玉作り、包丁ままごとなど、教師の元を離れて思い切り遊んでいる姿を見ると嬉しく思います。外遊びが終わり、部屋入ると「泥だんご作ったよー。。」「トントン金槌をしたよー」など笑顔話しかけてくる子どもたちを見て私自身嬉しく思います。これからも色々なことを一緒に経験していきたいと思います。
以前ブログでもお伝えしていたつばめ巣の事です。あれから、子ども達と一緒に巣の中の卵の成長を温かく見守ってきたのですが…実は先日そのつばめの巣の中を見てみたいという好奇心でその巣を棒でつついて巣壊して卵割ってしまったのです。それに気付いた親のつばめが心配そうに巣の様子を見ていましたが、もう割れてしまっているヒナに気付いて帰ってこなくなりました。そこで今日は古森先生がこのつばめ達について話しをしてくれました。まずはつばめという鳥について…空の高い所をヒューーーンと飛行機みたいな早さでとぶこと、つばめは田んぼの稲についている虫や蚊を食べることを話してくれました。そして三葉幼稚園は安全でみんながつばめさんを守ってくれるに違いない思って、巣を作りに来たんだよと話してくれました。このつばめが巣作りを始めてからじっとこの様子を観察してきた子ども達は真剣に話しを聞いていました。そして「もしかしたら、もう一度つばめが帰って来て卵を産んでくれるかもしれない。」と言ってもらい、子ども達は帰ってきてくれる事を願って待っています。今回の事で子ども達だけでなく教師も子ども達に命について指導していかなければいけないと反省しました。このことでみんな心が痛み、悲しい気持ちになりました。それよりも傷ついているのはつばめだという事を忘れないでいきたいです。
今日はぞう組らいおん組が合歓の木訪問をしました。施設訪問前に園長が来て活をくれようとしていると、みんな挨拶が出来ず、教師が挨拶をすると真似てする姿に園長がとても大切な話しをしてくれました。「心を込めた挨拶をするとみんなのハートが相手にも伝わり、嬉しくなってハートが繋がって両方のハートが一つになってみんながニコニコになるんだよ。だから、真似っこではなくて相手に自分が挨拶したいなーという心で挨拶することが大切だよ。」と話してもらいました。私もその話を聞きながら見えない部分、即ち心の教育をしなければならない、見えない物を育てることが私達の役割だと痛感しました。
施設訪問は二回目ということもあり、一人ひとりがとても張り切っていました。古森先生と三つの約束(①笑顔 ②挨拶をしっかりする ③自分で考えて行動する)を守ろう意識して交流する子もいました。今回古森先生からアイディアをもらい、新しく椅子ダンスをしました。上を向い歩こうの曲に合わせておじいちゃんおばあちゃんも口ずさみながら手や足を振ったり伸ばしたりして楽しんでいました。そしてあめふりでは「♪ピチピチ チャプチャプ ランランラン」のフレーズになるとおじいちゃんおばあちゃんも溢れんばかりの笑顔になり、子ども達は古森先生のハートが一つになったことを感じていました。椅子ダンスは合歓の木の職員の方からも「これはいいですね。今後取り入れていきたいです。」と言ってもらいました。二学期も施設訪問があるのでマンネリ化した内容ではなく、新しい物を取り入れていきたいと思います。地域の方と交流を深めながら、成長していけるよう私達教師も工夫したいと思います。
コメント (楽しいね!水遊び! りす組 谷川幸実 はコメントを受け付けていません)