幼稚園の日記(ブログ)

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2017年5月26日 金曜日

 

朝一番に登園していた子ども達が「先生!帰ってきたー。」「またきてくれたー。」「シーッ」言いながらと大騒ぎになっていました。「あそこー!」と指をさす先には、燕の姿がありました。

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さかのぼること3週間前のGW明け、1階のテラスに燕が巣を作り始めました。しかし、子ども達が登園して3日目、気が付くとその燕が来なくなっていました。子ども達は「みんながいると来てくれないのかな。」「僕たちが怖いのかな。」と心配していました。それが、今日は朝から何度も飛んできて巣作りを再開したのです。一人また一人と登園する度に「燕が戻ってきてる。」とカバンを背負ったまま促されるまで見上げていました。初めは警戒するかのように巣の周りを行ったり来たりしていたのですが、何度目かに「口に何かくわえてる。」とAちゃんが気付き声をあげました。よく見ると口を細かく動かしながらくわえているもの壁にすりつけていました。「あれ、巣を作っているよね。頑張れー。」と応援も始まりました。途中、「ポトン」と何かが落ちてきたので「あーっ、落ちちゃった。」と言いながら近寄ってみると「先生、土や。」「それも濡れてる!!」とS君。少し触ってみると、砂場の砂でもなく、泥場の泥でもなく、田んぼの土のような粘土質の土でした。子ども達は「こんな土どこから持ってきたんかな。」と考えていました、そしてS君は、近くに展示してあった以前拾ったスズメの巣を持ってきて「スズメの巣は土じゃない」と並べて見比べていました。

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朝の少しの時間ではありますが、1つの出来事が自分たちのいろいろな経験と結びつけることができる子ども達のすごさを感じる時間となりました。これからも様子を見守っていきたいと思います。

 

また、子ども達の可能性を感じるエピソードがありました。

「お父さんに早く連れてきてもらったんよ。」と歩き登園をしたK君!竹の子の皮遊んでいると突然、「先生!いつ木工を出してくれるん。河野先生!木工の係やろ。」と話し始めました。その話を聞き、すぐにピンときました。K君は1年前のこの時期、木工で大作を作り先生や友達から褒めてもらっていたのです。そろそろとは思ったのですが…。ついつい先延ばしにしていました。自分のしたいことを考えて登園してくる三葉っ子たちですが、1年間この時期を楽しみにしていたK君にはさすがに驚き、嬉しく思いました。今日、園長とも話をし、少し木工コーナーを出すと、K君だけではなく「待っていました。」と言わんばかりに年中年長児が木工をやり始めました。子ども達の思いを大切に、又、子ども達に負けないよう教師も感性をもって保育をしていきたいと思いました。

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今日は今年度の初めての避難訓練を行いました。防災頭巾は練習していた年少児たちも泣かずにかぶることができました。幼稚園にいる時に地震や火災、津波が起きたときの約束を園長としたことが子ども達にH毎月の訓練で自分の身を守る方法をさらに身に付けさせていきたいと思います。又、今日は家ではどうするかという質問をされると「ご飯を食べるテーブルに隠れる。」等と、それぞれが決めておいてください。

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お留守番をしている時に地震になったら?火事になった時は?知らない人が来た時は?(不審者)最低限のルールを常に話し合っておいてください。

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