2017年5月16日 火曜日
暖かくなってくると、戸外の涼しいスポットである砂場は、たくさんの子ども達でにぎわいます。砂場では、異年齢児のかかわりがよくみられ、プレ年少児も遊びに加わって楽しんでいました。遊びの様子を見ていると、年中組のA君は山を作り、その上にやかんをのせて、といに自動で水が流れる“自動水流し機”をつくっていました。それを見た周りの子ども達も、「面白そう」と次々にやかんを持って集まってきました。今まで道具を使って高さを調節する方法はよくみられていましたが、土の量や高さを変える方法は新しい面白い発見だと思いました。A君は、やかんの角度がかわり、水の流れが悪くなると、土の量を増やし急勾配にして流れの速さも調節していました。A君がしているのを見た年少児も違う方向から山を作ってといをおき、水を流しはじめ、一気に大きな川が出来上がりました。遊びが進んでいくと、同じやかんを二つ重ね合わせてそのやかんも土で固定し、持っていなくてもよいように工夫していました。上手く水が流れるようになるまで、何度も試行錯誤し、色々な方法を試している姿がみられ、子ども達にとって遊びはとても大切なのだと改めて思いました。発見を認め、一緒に「すごい」「なんでかな」「できた」と共感できる教師でいたいと思います。
タケノコの皮を使っての遊びも盛り上がり、女児達の間ではカチューシャがかわいいと話が広がり、次々と作っては頭につけることを喜んでいました。年中のRちゃんとMちゃんは、教師とぞうり作りにも挑戦していました。
室内では、親子運動会に向けてお土産を入れる袋にカラーシールを好きな形に切って飾りつけをしました。みんなはさみで思い思いの形に切って形を組み合わせてイメージした物を作っていました。一人ひとりオリジナルの袋ができていました。うさぎ組だからうさぎを作る子、自分がまじめ忍者を踊っているところを作る子等様々で、時間をかけて夢中で作っていました。親子運動会の日、素敵な袋にお土産を入れてもらうことをとても楽しみにしている子ども達でした。
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