2017年4月12日 水曜日
満開の桜の下、本日は認定子ども園三葉幼稚園の入園式が挙行されました。
保護者に手を引かれて、自分の足でしっかりと歩いて登園する子どもたちは、今日から制服を身にまとい、とてもお兄さんお姉さんになったようでした。まだまだ不安でいっぱいの子も満開の桜に背中を押されるようにアーチをくぐると、少しワクワクした様子でした。クラスでは、お家の人とロッカーやタオルかけなど1つずつ確認しながら、同じマークを見つけると「あった!」と言ってすぐに自分で片付けができる子もいて驚きました。
入園式では、園長から「ありがとう」「ごめんなさい」や「いただきます」「ごちそうさま」など何気なく言うようにといつも子どもに教えている言葉ですが、その言葉に込められている思いがあると言ってだきました。これからの毎日、私たち教師はそんな子どもたちの心がすくすく育っていけるようにしたいと思いました。少しずつ式の雰囲気に慣れた子どもたちは「おめでとうございます。」の言葉に「ありがとうございます。」と言葉を返したり、チューリップの歌やわにの家族の手遊びも子どもたちが楽しそうに真似をしていて、明日からの毎日が楽しみになりました。
クラスに戻ると新しいシール帳に入園式のピカピカシールを貼りました。そして手作りの袋に入ったお土産をもらって明日からの登園を楽しみにして笑顔でさようならができました。
帰り際に門の前のアーチをくぐる時、お土産の袋をシール帳の表紙とアーチの絵が同じことに気付き「同じだ!」と見比べている子がいました。これからも、行事ごとの手作り案内状には教師たちのその時、その時の思いが込められています。気付いて頂くと嬉しく思います。
明日からいよいよ保育がスタートします。今日まで、お部屋に飾られた誕生日表やシール帳、ロッカー、、、いろいろな物にクラスの子どもたちの名前を書きました。名前を書く度に、どんな子どもたちかな、笑顔で来てくれるかな、とたくさん想像して今日の日を心待ちにしていました。きっとそれは、子どもたちも一緒だったんじゃないかなと思います。今日、クラスのみんなと顔を合わせた時、とても嬉しく思いました。担任だけでなく、どの教師からでも、今日の「おめでとう」にはそんな思いが込められていました。これから一年間、素敵な毎日が送れるよう他の教員たちと力を合わせて頑張ります。よろしくお願いします。
2017年4月11日 火曜日
今年は桜の開花が遅れ、始園式の今日も散らずに子ども達を迎えてくれました。新しいクラスの名札と帽子を身につけて、大きな期待と少しのドキドキを胸に子ども達が登園して来ました。それを見た新しく担任になった教師は、「今度、〇〇組になりました。」と、駆け寄り挨拶をしました。
今日から平成29年度が始まりました。子ども達も新しいクラスに緊張しているようですが、私達教師も同じ気持ちです。そして、余裕のあるクラスでは担任が帽子に名前を書きながらお互いに自己紹介をしている姿も見られました。こうした一対一のコミュニケーションが初登園の緊張をほぐしてくれるのです。
始園式では、園長から「おめでとうございます!」と声を掛けてもらい、周りの教師からもたくさんの拍手をもらいました。一つ上の学年になったことを改めて実感した子ども達に、「明日の入園式で小さい組のお友達が入園してくるんだけど、みんなはどんなことをしてあげられるかな?」と園長から問い掛けられると、「優しくしてあげる!」や「教えてあげる!」といった答えが返ってきました。そして、「みんながブランコを勢い良くこいだり、ボールを思いっきり蹴ったりしていたらどうかな?」と問い掛けられると、「ブランコを止めないといけない!」「当たったら危ない!」と答えていました。園長は、自分だけが楽しいのではなく、新しく入ってくる年少児のことも考えながら自分で考えて遊ぶという課題を子ども達に与えたのでした。
今日の帰りのことです。バスを待っている子ども達と園長がイチゴのプランターを見ていました。イチゴが小さな花を咲かせ、そこに蜂が飛んできて黄色い粉を付けるとイチゴの実ができるという話をしていてくれたようで、イチゴが実りみんなで分け合って食べられるのを楽しみにしている子ども達でした。
桜の可愛い花と、子ども達の白いポロシャツの服。新しい帽子と子ども達の笑顔が素敵な1日でした。。
2017年4月9日 日曜日
日増しに暖かくなり春らしい陽が多くなってきました。園庭の桜も間もなく満開で11日の幼稚園始園式の午後には園庭でのお花見も解放されることになっています。
4月からひよこ組にもたくさんの新しい友達が増え、保護者から離れて初めての保育園生活にまだまだ不安を感じながら登園している子もいますが暖かい日は春の陽射しを感じながら心地よさそうに遊んでいます。また、帽子の色がピンクから黄色へと変わった2歳児たちは「黄色帽子になったんよ」「黄色帽子はお姉さん」と自慢気に黄色帽子を指差して見せて進級した喜びを表現していました。
そして、入園したてで泣いている新入児を見ると頭をなでたり心配そうに顔をのぞき込んだり所持品の始末場所が分からない子には「ここよ」と教えてあげる姿を見ることが出来て心が温かくなりました。
そんな泣いている幼児も好きな遊びを見つけたり、戸外に出たりすると泣くのをやめていつの間にか遊びに夢中になっています。一方幼稚園のお兄さんやお姉さんたちも「大丈夫?」「こっちおいで」「一緒に遊ぼう」とひよこ組の子どもたちのことを気にかけて仲間に入れてくれます。幼稚園のお兄さんやお姉さんたちが作っていた大きなお山を見て自分たちも作りたいとスコップを持ってきて同じように作り始めた幼児達ゆ見て異年齢でかかわることでたくさんの刺激をもらって成長していくことを感じました。この異年齢のなかでの育ちを大切にしながら幼児達の遊びやひらめきを大切にしていきたいと思います。
新しい環境になり、不安を感じている幼児には不安な気持ちを受けとめ早く新しい環境に慣れるよう寄り添っていきたいと思います。
お時間がとれましたら、11日の午後、お子さんとお花見などいかがでしょうか。お待ちしています。
2017年4月2日 日曜日
1歳児も、毎日使っている玩具や廃材で、いろんな遊び方ができるようになりました。
1歳児のAちゃんは、積み木の中から、かまぼこ板を持ってきて床の上に1枚ずつ並べ始めました。きれいに並べると、そのかまぼこ板がピアノの鍵盤に変身しました。そして、かまぼこ板の上で指を動かし、身体をゆらしながら歌をうたいます。その様子はまるで保育教諭がピアノを弾く姿そのものです。それが終わると今度は細長い積み木を見つけて木琴のようにトントンとたたいていました。
その様子を見ていたBくん、Sくん、Cくんも同じようにかまぼこ板を探して来ました。自分が納得するように向きを変えてみたり、くっつけてみたり、離したりして並べると、同じように細長い積み木を探してきて、並べた積み木の上をトントンとたたいていました。
音が出ても出なくても関係ありません。自分なりの演奏を楽しんでいました。
一方では、1歳女児達が集まり、合唱が始まりました。積み木のマイクを持ち、一人が歌い出すと、次々と大きな声で顔を見合わせながら歌い始め大合唱になりました。
とても楽しそうで笑顔いっぱいです。
このように、1歳児たちも遊びの中で、物にかかわりながら工夫したり、友だちと遊びを広げたりする姿が見られます。既存の玩具より、身近な素材を見つけて物に見立てながら、つないだり組み合わせたりして遊びを創っていく姿に、想像から創造への素地がここにあると思いました。
コメント (「桜に包まれて・・・」 すみれ組 濱本果穂 はコメントを受け付けていません)