2017年3月16日 木曜日
今日、平成28年度 第45回卒園式を行いました。『世界中の子どもたちが』の歌をテーマにしたアーチをくぐってきた子どもたちは今までで1番の笑顔で胸を張って自信に満ちた表情で登園してきました。そして、そこここで「おめでとうございます。」と言ってもらう度に「ありがとうございます。」と嬉しそうに答えていました。
そして、お部屋に入ると待ち構えていた教師が子ども達の胸にコサージュを付けていきました。ここ数年恒例となった花の顔のコサージュ!付けてもらった子ども達は、さらに卒園するということを意識することができました。毎年卒園生には子のコサージュを(勝手に)三葉幼稚園のシンボルにして小学校の入学式にもこれを付けてみんなで会いましょうと約束しています。ぜひ今年の入学式にも付けてもらえると嬉しいです。また、上に卒園生がいるKちゃんのお母さんは「お兄ちゃんの卒園式のコサージュを私が付けてきました。」と親子おそろいのコサージュを付けて参列して下さいました。大切に持って下さっていることに感動しました。式が始まると緊張感でいつもと違う雰囲気の様子で入場してきました。そして、園歌を歌った後、証書渡しが始まりました。一人ひとりしっかりした返事をし、壇上に上がる姿はとても凛々しく、頼もしく思えました。今日は140名全員出席し、全員卒園証書を受け取ることができました。
その後、、園長の挨拶で全員が園長の目を見てキラキラ輝く目で話を聞いていました。そして、その姿を「今、古森先生はみんながこちらを見てくれている姿を写真に撮ったからね。」「この写真は先生の心と頭の中にあるカメラで撮ったんだよ。」「そこには、カメラやビデオには写らない香りや想いも残るんだよ。」と話してくれると中にはニコッと笑顔になる子どももいました。そして、今日のいい香りの元となるヒヤシンスの話もしてくれました。「ヒヤシンスの水栽培では足りないものがあるよね。土がないから栄養が足りず、少し茎が弱くなってしまったんだよね。でもね、支柱を立ててもらったことでしっかり花がたっているよね。人という字と同じだね。これからみんなも支え合っていってね。そして、ヒヤシンスはみんなと一緒なんだよ。みんなは誰から産まれたの?」と聞かれると「お母さん!」と子ども達。水栽培のヒヤシンスの根と同じでへその緒っていうのでみんなお母さんと繋がっていたんだよ。そして根を伸ばすためにヒヤシンスを暗くしたように、みんなもお母さんの暗いおなかの中で、お母さんの話を聞いて手足を動かしていたんだよ。」と話してくれました。真剣に聞いていた子どもたちの中には目に涙を浮かべる子どももいました。
その後も会長の挨拶や来賓紹介などで、沢山の「おめでとうございます。」を頂きました。そして、年中・年少児代表の子ども達も一生懸命お祝いの言葉を言ってくれました。そして、いよいよ別れの言葉です。一つひとつの言葉に気持ちを込めて言う姿にまた感動です。歌と手話にも気持ちが込められていました。花束贈呈では、長い花道をニコニコ笑顔で歩いて、しっかり目を見て花束を渡してくれました。私自身壇上で4月の頃の子ども達の映像が目に浮かび考えさせられる瞬間となりました。
とても仲の良かった今年の年長児、退場は大好きな『虹の向こうに』の歌に合わせて手をつないで退場となりました。
部屋に帰ってからは卒園式でもらった証書や記念品を渡していきました。証書渡しでは、お母さん、お父さんの協力があっての卒園証書ということを話し、お礼を言いながらお母さんに渡していくことにしました。しっかり「ありがとう」と言う子、少し照れてしまう子、抱き着きながら渡す子。渡し方は様々でしたがどの子もその子なりに気持ちを込めて渡していきました。お母さんお父さんからも「こちらこそ!」「ありがとう」と声をかけて下さいました。
記念品を渡し終えるころにはお別れの曲『今日の日はさようなら』が流れ、さようならをすることになりました。「みんなでアーチを通ろう。」と下に降りると年長組以外の先生たちが待っていてくれて送ってくれました。帰りのアーチには、虹に「また会おうね。」という言葉が書かれていました。アーチを通った後はそれぞれ、色々な先生にお礼を伝えたり、写真を撮ったりしていました。
一年間、元気いっぱいの年長児、心の温かい年長児と過ごせたこの一年はまた一つ教師たちの宝物になりました。至らない所もあったと思いますが、温かく見守ってくださってありがとうございました。またぜひ、いつでも幼稚園に遊びに来てください。
PS.早速明日は自由登園日となります。園バスの利用もできますので私服で登園してください。お待ちしています。
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