2017年2月21日 火曜日
昨日は、春一番が吹き、今朝の園庭には枝や松ぼっくりがたくさん落ちていました。たんぽぽ組のKちゃんは、落ちているまつぼっくりを拾うと両手に抱えて「せんせい~みて~」と言って持ってきました。そしてバサッとそこに転がすとまたひとつひとつ横に並べていき、「これはママの。この一番小さいのは、Y君の!」と指さしながらお土産にするんだと話してくれました。「いち!に!さん!」と数えると全部で8個ありました。まつぼっくりを見つけたことで大きさや数にまで気が付きプレゼントにとまで考えたKちゃん!学びはいつもすぐそばにあるんだな。♪と嬉しくなりました。
さて今日は、年に一度の大きな避難訓練の日。
西消防署から消防自動車に乗った3名の消防士さん達が来てくださいました。消防士さんたちが見守ってくださる中「火事です!避難してください!」との放送が園内中に鳴り響きました。放送を聞いた子ども達は、素早く防災頭巾をかぶると園庭の園長が待つ場所まで避難をしました。保育園児たちも保育士や運転手さん達の連携プレーで素早く避難ができました。・・・・・と教師たちは、思っていたのですが・・・・・消防士さんからは、「逃げる時に少しおしゃべりをしている子がいたのがちょっと残念だね。」との指導が・・・・・・。そして非難するときに大切な「お・か・し」の話をしてくださいました。『押さない。駈けない。しゃべらない」の約束を守ること。おしゃべりをしていると大事な話が聞こえなくて逃げ遅れてしまうことがあるという話に子どもたちは静かにしっかりと聞いていました。その後、教師たちの消火訓練があり、実際に消火器の使い方を多くの教師が学びました。それぞれ自分の担任が出番の時は、大きな声援が飛んでいました。
すると二階のテラスから「たすけて~1」の声が!皆が驚いて上を見ると片岡先生が両手をあげて助けを求めています。すると実際に消防自動車のランプを点灯し、サイレンを鳴らして消防士さんたちが出動する姿を見せてくれました。本番と同じようにホースを引っ張り、梯子を運んでテキパキと、それは素早い動きでした。・・片岡先生を救助しようと梯子を上りロープで体を結んで素早く降ろし、助けてくれました。迫真に迫る本物の現場を再現しているような場面を目のあたりにした子どもたちは、終始消防士さんたちの動きに見入っていました。無事に片岡先生を救出した後は、意識を失った人を(実は人形)を助けることも実演してくださいました。その後は、ゆっくり消防自動車の見学と写真撮影の予定だったのですが・・・・・突然なんと、消防自動車の出動命令が出たのです。こんな緊急のこともあるのです。急いで現場に駆け付けることになった消防士さんたちと消防自動車を少し名残惜しい気持ちで見送りました。いつもこんな風に一生懸命、必死で働いてくださる消防士さんに感謝の気持ちを伝えたくて年長児達からお礼の言葉と勲章をプレゼントしました。
本日、消防士さんに教えて頂いたことをしっかりと覚えておいていざという時、子ども自身が身を守るすべを覚えていかなくてはいけないと思いました。
また今日は、午後から年中児達がじゃがいもの種芋植えに出かけました。先日の種芋切りの時に園長からお母さんじゃがいもの話をしてもらっていたので芽には、毒があることや植えるときの芋の向きなどしっかり理解して植えることができました。「お母さんジャガイモ頑張ってね!」「いっぱい赤ちゃんジャガイモつくってね」などと言いながら優しく土をかけていました。以前植えた玉ねぎも大きくなってきている様子を見ることもできました。しかしふと見るとたくさん草が生えていて・・まあ大変!
皆でせっせと草引きをして帰りました。「玉ねぎもジャガイモも大きくなってね!」の願いを込め、またみんなで草引きに行きたいと思います。♪
コメント (「消防士さんありがとう」 吉本 多恵子 はコメントを受け付けていません)