2016年10月1日 土曜日
ここ数日雨が降り練習もままならない日が続き気持ちも何となくどんよりしていたところ、昨日雨が止んだ午後たった一度練習した鼓笛の練習が今までになく上手にでき、気持ちが一気に高まりました。又、預かりの子ども達が「明日は雨が降りませんように」と願いを込めて大きなてるてる坊主を作って図書館の上に飾って帰りました。必死の願いを込めてお願いしたことで「よし!明日は天気も良くなって運動会やれるぞ!!」という期待に満ちて今日の日を迎えることができました。雨が降って園庭が濡れていてはいけないと赤コースの開始時間を30分遅らせるようにしましたが、今朝は今までとはうって変わってすっかり空は明るく雨も全く降っていない状態でした。
おもわず「やっぱり園長先生が言った通りだった。何の心配もなく準備ができるし、てるてる坊主さんにもパワーをもらったと子ども達は大喜びだね。」と教師達もすぐに準備にとりかかりました。保護者の方々も朝早くから並ばれていたようですが雨に降られず幸いでした。
予定通り始まった運動会、始まりから終わりまで笑顔と感動の連続でとても書きれない位、内容の濃い一日でした。あえて言うならば「子ども達最高!みつば最高!」という言葉でしょうか。9月は休日や他の行事、悪天候と練習できた日数は短かったにもかかわらずここまでのびのび、生き生きと自分の力が発揮できる子ども達の底力、今まで培った経験や育ちが今日の結果に結びついていたのだと思います。
元気いっぱいの応援合戦、自分で名前を言ってからスタートし、力一杯走ったかけっこ子ども一人ひとりが主役でした。年少や年中の踊りでは日頃園では楽しそうに踊っていても大勢の中では力が出せない子どもがいますが今日はほとんどの子が笑顔で踊る姿がみられ、保護者に近づいて自分をアピールする姿にシャッターチャンスとばかりにカメラが向けられていました。
年長の人間ブロックでは人数の組み合わせを形ごとに変えながらグループになるということをしっかり覚えてできるようになるまで自分達で自主練習をしていたことを思い出し、見ていて胸が熱くなりました。
1,2歳児は日頃お仕事で忙しい保護者に手を引かれ踊ったりゲームをしたりする姿もほほえましかったです。
今年はプレ年少、年少、年中共に大玉を使った競技でしたがそれぞれに面白いエピソードがありました。プレ年少は「親子でコロリン」プレ年少児は各月ごとに入園し、9月に入ったばかりでまだまだ慣れない子どもも多いので親子で一緒に楽しくできる大玉でした。年少児は初めてのグループ競技4人で力を合わせて転がし旗を回って交替するというルールを守りながら楽しく競争しました。友達を応援したり終わったら並ぶことも大切な事だったと思います。年中児のデコジャンボは知恵、予測、判断と学びの要素がいっぱいの大玉でした。
年長の鼓笛隊では、午前中「今日が一番上手だったね。」と園長から誉めてもらい四方のお客さんの方を向いてお礼を言うとまた一段と大きな拍手が会場に響き渡りました。3日前までどうなることかと心配したことが信じられない程子ども達の心は一つになっていたと感激しました。子ども達は今回の練習の中で「集中する」という言葉の意味を知りました。
クラス対抗リレーは午前、午後の部の順位が入れ替わる熱の入った接戦でした。抜きつ抜かれつする様子を応援する保護者の声もヒートアップ、会場全体が盛り上がりました。
未就園児さんのお土産渡し「かけっこじょうず」や卒園生の綱引きにも大勢参加していただき楽しんでもらえたと思います。フィナーレの手話「手のひらを太陽に」をしている子ども達は「やりきった」という満足、充実感いっぱいの笑顔で保護者に向かって踊っていました。
天候に恵まれ無事運動会を終えられたことはもちろん良かった事ですが、何よりも私達は今までで一番頑張った子ども達の姿を見れた事が最高に幸せなことであり、満足感いっぱいです。会場の座席の譲り合い、駐車場の件などご協力いただきありがとうございました。
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