2016年10月15日 土曜日
少し肌寒くなって笹飾りの時期も過ぎ、役目を果たした鉢植えの笹を見た園長が「笹は寒そうだね!」といって
玄関にあった黄色い小さなかぼちゃに目と口をつけたハロウィンのお化けかぼちゃを持って来てその笹の根元に置いてくれました。
それを見ていた子供たちは「笹に飾り付けをする!」と大はりきりで言いました。
それも見た園長が昨日園で刈り取った稲の藁を持って来てぐるぐるとねじり、リースを作ってそっと飾りました。
すると子供たちが「作りたい!」と集まって来ました。
そのリースに教師が松ぼっくりをつけようとボンドでくっ付けていましたが、なかなかくっつかず困っているところを見て
リースのねじりにはさむと安定することを年中児が発見しました。
一方お部屋では廃材にお化けを描いている子供たちがいました。
お化けかぼちゃを根元に置いていただけでそれをヒントに活動が広がっていました。
どこからか「お化けってなにがいる?」という声が聞こえてきたので行ってみると
Aちゃんは「ゾンビは?」と言って緑の顔をしたゾンビを作っていました。
他の子たちも廃材の中にハロウィンのデザインの紙袋があるのを見つけてさまざまなお化けを描いていました。
寒そうだった笹がお化けかぼちゃを置いただけで子供たちの手が加わりハロウィン一色の笹になりいっそう輝きを増していました。
子供たちの発想のすごさ、少しでも子供の手が加わると暖かく楽しいものになることを今日改めて感じました。
そんな笹の横では、年長児・年中児・年少児がかけっこをしていました。
年長児に勝とうと手を振って必死に走っている年少児たくましさを感じました。
*今日の給食*
銀杏ご飯(年少・ひよこ組はさつま芋ご飯)・ちくわの磯辺あげ・かぼちゃの煮物・白菜のごま酢あえ・りんごでした。
*健康状態*
風邪での欠席が増えています。
手洗いうがい、体温管理に気をつけましょう。
2016年10月13日 木曜日
昨日、運動会が終わってからの子ども達の遊び方に変化があることを教師間で話し合い、環境を変える意味で朝遊具を動かしました。子ども達は、敏感ですぐに気付いて今まで以上につりかんや太鼓橋に挑戦する子どもの姿がみられ、少しでもできるようになると、友達と喜び合っていました。当園の遊具は固定ではなく動かせることが良い点なので、時々向きを変えたり移動させたりして子ども達の遊びの目線を変えていきたいと思いました。
寒くなってきていることもあり、たくさんの子ども達がリレーをしていました。プレ年少児から年長児までが混じってルールを教え合いながらしていましたが、誰からともなく帽子を裏返し、白チームと色つきチームに分かれてバトンを渡すことが広まっていき、年少児も自分で帽子を裏返して順番に並んだり、他のクラスや学年の友達と手を繋いで並んだりする姿がみられました。そしてプレ年少児が走る時は、順番を待っている子ども達が手をたたいて応援していて、ついに教師に「勝負しよ」と挑戦してきました。挑戦を受けて教師も子ども達に負けないようにおもいきり走ったあと、「走ったら体がポカポカになったね」というとうなづいていました。朝早くから何周も走っている子ども達は、腕を振るのがはやくなり走るのも早くなってきていて、楽しんで走る様子がうかがえました。
園の泥舟に子ども達が植えていた稲が実り、収穫の時期になりました。そこで、今日、年長児が高木町の田んぼの稲刈りを前にして園の稲を刈ることになり、園長が話をしてくれました。稲を刈る時は、カマを使って刈るので切る道具である包丁、はさみ、カッター等があり、それぞれ切る物が違うことを教えてくれました。カマは曲がっているので野菜を切らないことや、野菜は曲がっていない包丁で切ることを実践してくれて子ども達もよく理解していました。もう一つ、苗を植えた時は小さな苗を3本植えたのに数えてみると16本あることが分かり子ども達は驚いていました。稲を刈った後は、かわかす時に束にして3対2の束に分けて交互に干すと風が吹いても倒れないことを話してもらうと、年長児のYちゃんはさっそく交互に引っ掛けることができていました。一つひとつ意味があり、生活の知恵であることを実感している子ども達でした。
さくら組では、お話でてこいの“おむすびころりん”を聞きました。お話を繰り返し聞いていたことで子ども達はお話の音楽に合わせて体を揺らしながら聞く姿がみられました。お話の後に、一人ひとりに楽しかったことやしたいことを聞くと自分なりに印象に残ったことを話してくれました。お話を聞くことが楽しくなってきた子ども達は「またお話を聞きた~い」と期待しています。
今日の給食は、「胚芽米・ししゃもの天ぷら・豆腐サラダ・みそ汁・バナナ」でした。
健康情報:感染症はいません。季節の移り変わり目なので、健康に注意して下さい。
2016年10月12日 水曜日
10月に入り日々肌寒くなってきて、長そでに衣替えをしている子どもも多くなってきました。しかしそんな中でも、子ども達は裸足で元気に戸外へ飛び出して行きます。今日、朝一番に砂場へ行ってみると、年中、年少、プレ年少組の子ども達が一生懸命大きな山を作っていました。異年齢児達が協力しながら大きな山を作っている姿は楽しそうで、頼もしく見えました。年少のT君が手押し車に砂を乗せて運んで来たので、何をしているのかを聞いてみると「山が壊れたけん工事しよるんよ。」と教えてくれました。年長児や年中児に混じって遊びに参加し、影響と刺激を受けながら育っていく三葉の子ども達にはいつも驚かされます。
一方、ままごとコーナーではプレ年少組の子ども達が集まっていました。行ってみると、そこにはレストランが出来ていました。プレ年少児が料理を作っていると、年長児が「キャベツは丸めたら切りやすいよ」と教えてくれました。それを聞いたたんぽぽ組の子ども達がすぐに教わった通りキャベツを丸めて切り始め、とても驚きました。レストランでは作って運ぶ人と、お客さんに役割を分担していて、料理を運ぶ人は「おまたせしました。」と声をかけてテーブルに運んで来る姿がみられました。又、料理を作る人も「次はスープ作るね!」とはりきって作っていました。プレ年少組は9月からたくさん友達が入園し、10月からも新しい友達が増え2クラスになりました。青組、赤組2クラスの子ども達が部屋を行き来しながら、楽しそうになかよく遊んでいます。これからも、いろいろな友達と関わりながら成長していくのが楽しみです。
今日は家庭弁当の日です。たんぽぽ組の子ども達は「お弁当持ってきたよ」「お母さんがきょうりゅう作ってくれたんよ」と友達とお弁当の中身の話をしていました。遊んでいる時でも、「お弁当まだ?」と聞いてくる程、お弁当を楽しみにしていました。お昼の時間になると、すぐに片付けをして、すぐにお弁当の準備をして速いこと速いこと、そして「いただきます」をするとお弁当の中をのぞき込んで見せ合いっこしながら、友達と嬉しそうに食べていました。
健康情報…感染症はいません。寒くなってきたので手洗い・うがいをしっかりしましょう。
2016年10月11日 火曜日
地方祭を含めた連休明け。子どもたちは、提灯行列に参加したことやお神輿を見たことなど会話を弾ませていて、連休中の楽しい様子が伝わってきました。早速、お神輿の絵を描き始める子もいてお祭りの楽しい体験ができたようです。
今朝の園庭にはたくさんの落ち葉がありました。木の下にはもちろんのこと、ひまわり・さくら組のテラスの隅にまで落ち葉があって、風が吹き荒れ、その足跡を残してくれたようです。落ち葉を集めて掃除したいところですが、今日はこの様子を子どもたちに見せたいと教師たちで話し合い、残しておくことにしました。すると、早速さくら組のYくんとTくんが料理を作っているのを見つけました。少し色付いた桜の木の落ち葉を鍋に入れて、野菜のスープを作っているところでした。Y君とT君はまだまだ足りないと落ち葉を探して、園庭の桜の木の傍にある溝にたまっていたたくさんの落ち葉を集めてきました。YくんとTくんは、落ち葉が集まっている場所を知っていたのです。「自然が偶然つくる風や水の流れ、落ち葉の散らばり方などは、人間がまねて作ろうとしてもまったく同じようには作れないから、それを環境として残しておくことが大切。」と園長がいつも口にしている言葉を思い出しました。教師が教えなくとも、子どもたちは自ら自然から学び、知識を貯め込んでいくのです。そのことを気づかせてくれた一場面でした。
ぱんだ組では先週末にみんなで「まちづくり」をしたことで、必要な廃材を家から持ってくる子が何人もいました。ノージーのひらめき工房の「まちづくり」の番組をヒントにして、壁面に家や人を描いて飾ったり、廃材で車や船、電車を作ったりしていた子どもたちでしたが、今日は段ボールに道路や線路を描いて立体的な街づくりを始めました。立体的に作るためには一人の力ではなかなかできません。友達と考えを出し合って協力して作っていました。運動会の踊りの隊形移動や団体競技を経験し、クラスの絆が深まっていることを感じることができました。
きりん組はケアフル土居田、らいおん組は歩風里のお年寄りとの交流訪問をしました。運動会でたくさんの拍手をもらった年長児たちは自信満々の様子で人間ブロックや四国総踊りを披露し、触れ合い遊びや子どもたちが考えて作ったゲームをして、お年寄りも大変喜んで下さいました。今回の訪問でも、しっかりと元気をあげることができたきりん組とらいおん組でした。
2016年10月9日 日曜日
粘土あそびがすきな、ひよこ組の子どもたちは保育室で粘土を出すと「する!」と言って集まってきて粘土板のところへ座ります。
この日も粘土板に気づいた子どもたちが次々に集まってきました。Aくんは粘土を取ると保育教諭にアンパンマンを作ってと粘土を手渡しました。アンパンマンの輪郭だけを作って渡すと自分で目や鼻を作り自分の頭の中でアンパンマンをイメージしながら粘土を丸めて顔のパーツも作っておいていきました。完成すると「アンパンマンできた」と言いながら嬉しそうに見せてくれました。1つ完成すると2つ、3つと作っていくうちにどんどん見るからに本物のアンパンマンに近づいてきていて感心しました。「上手やね」と褒めて拍手すると、Aくんも嬉しそうに一緒になって拍手をして喜んでいました。
今まではアンパンマンを作ってから持たせていたのですが、このように粘土を渡して自分でパーツを作って完成させることで、粘土の手ざわりを味わいながら形作りも楽しみながら指先の動きも発達していくのだと感じました。まだ言葉が出ない1歳児も粘土で「〇〇できたよ」「こんな形になったよ」という表情で見せてくれます。これからも一緒に粘土の感触を楽しみながら丸めたり伸ばしたりして自分で作ることの楽しさも味わらせていきたいと思いました。
2016年10月7日 金曜日
秋の風が涼しい今日、登園したくま組の子どもたちが泥船の稲のところに集まっていました。一昨日、園長から稲やお米の話を聞き、興味を持った子どもたちがからすが来ないようにかかしを作っていました。そのかかしを見た教師がかかしの顔の”へのへのもへじ”のの字が”め”になっていることに気付き、子どもたちと「どうしてかかしの顔は”へのへのもへじ”なんだろう。」と話し合っていたのでした。昔からある絵文字なのですがその時は結局分からなかったものの、子どもたちは興味を持ち楽しく話していました。そして、目の部分を「の」ではなく「め」と描いているかかしを見て納得している姿に教師もみんな納得でした。子どもたちが作った可愛いかかしから面白い子どもらしい本音と発想が見られ、楽しいひと時になりました。その後もかかしを作り立てながら「お米が虫に食べられとる!」と虫にかじられたお米を見つけ、まじまじと見ては探している姿がみられました。泥船に田植えをしてから、夏が終わり、秋になり、稲の生長を見てきた子どもたちは、一昨日のお話を聞いてから稲刈りまでもうすぐだと気付き、関心も高まり楽しみにしています。そんな中で様々な発見はとても面白く、くま組の子どもたちが作っている新聞でも取り上げられるようで、とても楽しみです。
また、今日はお祭りの前日ということでテラスに幼稚園のおみこしを出しました。おみこしの周りに子どもたちが集まり、お祭りの話をしながらおみこしに縄をつけたり眺めたりして、今日と明日のお祭りを楽しみにしていました。そして、きりん組のA君が「お祭りの飾りを作ろう!」と言って、白い紙とはさみを持うってきて作り始めました。お祭りで家の近くの道路などに飾ってある白いお飾りを真似て作っておみこしに付けました。神様もの話も出てきたので子どもたちが「この中にも神様おるんかなあ。」と言っておみこしの下を覗き、「穴が空いとるけど神様おらんよ。」と言っていて教師が「見えないけどいるんだよ。」と話すとふ~んと何となく納得している様子でした。今日も楽しいステキな一日になりました。
今日の給食のメニューは、ぎんなんごはん(いもごはん)、ちくわの磯辺あげ、かぼちゃの煮物、白菜のごま酢和え、りんごでした。
2016年10月5日 水曜日
「先生!昨日たまごサラダ作ったよ!」「金メダル飾っとるんよ!」など運動会が終わって、振替休日の翌々日の今日も、子ども達は嬉しそうに話してくれました。
年少児にとって年長児は憧れの存在です。練習中もすみれ組の子ども達は、年長児の四国総踊りや鼓笛隊が始まると、テラスからいつも眺めては真似して踊ったり、手を叩いて太鼓の真似をしたりしていました。朝早く登園したNちゃんは、廃材箱の中から大きな箱とラップの芯を探し出して小太鼓を作り始めました。完成すると、太鼓を片手で持って1本のバチで叩いていたのですが、年長さんは太鼓をベルトで肩にかけていてバチを両手に持っていたことを思い出して「太鼓にひもつける!」と言って、太鼓が首から下げられるように自分で考えてひもをつけていました。「ドン!ドン!ドンドンドン!」と嬉しそうに太鼓を叩くNちゃんの姿を見た周りの友達も「私も作る!」と言って作り始めていました。太鼓だけでなく、旗やシンバルなどを年少児なりに考えて作っている姿はとても可愛く、鼓笛の楽器以外にもカスタネットやマラカスなど考えて作る子もいて、おもしろいなと思いました。楽器が完成すると、それぞれが持って自然と一列に並んで園内を歩き始めました。「ドン!ドン!ドンドンドン!」と年少児が自由に叩いているリズムを聞いたくま組のH君は、部屋から顔をヒョコっと出し「もしかして鼓笛隊?教えてあげようか?」と声を掛けてくれました。そして、すみれ組の部屋にくま組の子ども達が出張してきて、音楽に合わせてパートごとに年少児に教えてくれましたが、その表情は自信に満ち溢れていて堂々としていました。憧れの鼓笛隊を、憧れの年長さんに教えてもらう年少児の表情は、笑顔に溢れていてとても印象的でした。そして「大きくなったら鍵盤がしたい」「太鼓がいい!」と口々に言う子どもの姿はとても微笑ましく思いました。
今日は週1回の家庭弁当の日でした。子ども達は朝から「○○が入っとるんよ!」と嬉しそうにお昼の時間を待っていました。すみれ組は、今日はりす組さんとお弁当を食べる約束をしていました。机を並べてお弁当の準備をしていると、子ども達は自然とりす組が座れるようにと間をあけて座っている姿をみて感心しました。そして待ち切れずに、りす組に行って「すみれは準備OKです!」「早く早く!」と声をかけに行く子もいて楽しみにしている子どもらしい姿に嬉しくなりました。昼食後は、部屋の掃除をする年中児の姿を見て、一緒に掃除をしたり、その後皆で楽しく踊ったりして様々な刺激を受けれた一日となりました。異年齢児とのかかわりや、交流から刺激をたくさん受けて、子ども達がより成長していくのだと思いました。一日一日を大切にして、子ども達には毎日充実した生活が送れるよう、これからも努力していきたいと思います。
コメント (「肌寒くなって…」 菅 菜々美 はコメントを受け付けていません)