2016年10月23日 日曜日
ぴよぴよでは、10月に入り新しく4人の月極の子ども達が入って月極組7人と一時預かりの子ども達で、ますます、にぎやかになってきました。9月に入園してきたAちゃん・Bちゃんは、所持品の始末も習慣づいて自分で行い、登園してきた月齢の低い子の所持品の始末を手伝ってくれるようになりました。10月入園のCくんは、最初、大泣きしてずっと抱っこでしたが、少しずつ保育教諭から離れ、玩具にも興味を持って遊ぶようになりました。また、Dちゃん・Eちゃんは、ハイハイしたり歩いたりして探索活動を楽しんでいます。時には、誰かが泣くと伝染するかのように泣き出してしまうこともありますが、月齢の低い子が泣いていると月齢の高い子が顔をのぞき込み、頭をなでたり玩具で一緒に遊んであげたりしています。1・2歳児合同クラスのぴよぴよちゃんは、先に入ってきた子や年上の子は、お兄ちゃん・お姉ちゃんになり、年下の子をいたわり優しく接していることを嬉しく思い、成長を感じています。
保育教諭が、何か準備していたり遊んでいたりすると興味津々で集まってくる子ども達は、保育教諭がジョイントマットをくっつけていると棚からマットを持って来て、おうとつの形を見ながらくっつけてくれました。そして、その上に『キュービックハイハイ』というすべり台を出すと喜んで階段をあがり、すべり始めました。今まで泣いていたFくんも友達が楽しそうにすべる姿を見て泣きやんですべっていました。また、ハイハイをしていたGちゃんもやってきて、階段から上がりからだの向きを変えるとうつ伏せになってすべり、おもしろいのがわかったようで何度も繰り返していました。反対からあがろうとしていた子や立って降りようとしていた子もいましたが「階段からよ!」「危ないよ!」「座ろうね!」と保育教諭がそばにいて言葉がけたり働きかけたりしていると顔を見ながらも約束を守ってすべっていました。
友達がしていることにも興味をもち、Hちゃんがキッチン台で皿やコップに食べ物を入れていると、隣にやって来て真似て、コップやお椀に食べ物やお手玉を入れ、それぞれが料理を作ると小さい机に持っていき並べていました。そして、机の上に料理ができ上がると座り「ごはん、作った!」「いちご!」「バナナ!」と言いながらスプーンや手で食べる真似をすると「おいしいね!」と言って遊んでいました。園生活に慣れてくると友達と同じ玩具を使いたくて取り合ってしまうこともありますが、これが幼児の発達につながる大切な経験になるので保育教諭が思いを汲み取りながら仲介し、子ども同士のかかわりがもてるよう、また、一緒に遊ぶ楽しさを知らせていきたいと思います。
2016年10月21日 金曜日
今日も元気いっぱい登園してきた子どもたちです。ちゅうりっぷ組では最近お手紙ブームがきています。お家で書いて大事に持ってきたたくさんのお手紙を友達に1通ずつ渡している姿をよく見ます。「ありがとう。お返事書いてくるね。」と嬉しそうにもらっている子どもと、少し照れながら渡している子ども。お手紙はもらう人も渡す人も温かい気持ちになる素敵なものです。みんなでヤギさん郵便の歌をうたって楽しみました。
一方戸外では、「あ!昨日よりみかんがオレンジ色になっとるよ!わけっこするの楽しみやね!」と鉢に植えられているみかんの木を見ている子がいました。また、その横にキンモクセイのお花を置いていたのですが、「これ何の花かな?」「お家にも咲いてるよ」「いい匂いがするね!」と話しながら匂いを嗅いでいる子がたくさんいました。
かけっこや木工、ままごと、砂場、遊具・・・とそれぞれに好きな遊びを楽しんでいました。中でも木工コーナーはすごく盛り上がってきました。年長児は自分でのこぎりで板を切って棚を作ったり、ピタゴラをイメージしながら作ったりしていました。
そして園内稲刈りからちょうど1週間経った今日、稲の脱穀、もみ取り、わらをなうコーナーを出しました。古森先生が木材コーナーから木片を1つ持ってきてくれました。それを使うとスーッと脱穀することができ、楽しんでいました。そして、取れた穀をすり鉢に入れて野球ボールでこすってもみ取りをする子、もみを取ったわらを使って縄をなっていく子に分かれて作業をしていました。年長児のT君は、自分でなった短い縄で縄跳びをし始め、みんなでその身体能力の高さに驚かされました。脱穀の仕方も1本1本ねじりながら、2本をねじっていくなわをなう過程も「テレビのピタゴラだよね」と放送番組とつながり話題になりました。年長児も教師もピタゴラ(しかけや工夫)探しに夢中になっています。年少児にも前輪と後輪が棒でつながっている2人乗り三輪車のタイヤの動きをよく見てSLの列車とつながった子がいました。科学を遊びにつなげる三葉幼稚園の保育はやっぱりすごいなと改めて思ったし、よく観察して遊びながら学んでいる三葉幼稚園の子どもたちもすごいなと思いました。
ちゅうりっぷ組では三輪車乗りも最近盛り上がっているので、ご飯を食べ終わった後、みんなで園庭へ出て乗り物で遊びました。クラスの団結力が強くなり、友達を気遣う優しさもでてきた子どもたちは、三輪車をこぐのが難しい子がいると後ろを押してあげたり、2人乗りの三輪車の後ろに乗せてあげたりして、たくさんの関わりが見られるようになりました。水線を引くと、ゆっくりの子を抜くこともなく、線の上を一列に並んで進んでいました。「こっちにも行けるようにしよう!」と道を増やす子がいれば、友達と手を合わせて「トンネル~!」とつくる子がいたり、「カンカンカンカン!」と踏切をつくる子もいて、おもしろいなと思いました。
今日の給食は、胚芽米、ししゃもの天ぷら、豆腐サラダ、味噌汁、バナナでした。
おたふくかぜ1名。風邪の子が増えています。朝子どもの顔色や健康状態を観察しましょう。自宅でも手洗い、うがいをこまめにして下さい。月曜日にまた元気な子どもたちに会えるのを楽しみにしています。
2016年10月20日 木曜日
秋の吹く風も心地よく、戸外遊びには絶好の今日。外では、昨日から出ている木工に多くの子ども達が集まり、トンカントンカンといい音を立てていました。年長さんは慣れた手つきで、ゆがんだ釘を直したり、間違えて打ってしまった釘を、金づちの背に部分の釘抜きで抜いて、再び打ち直したりしていました。それを見よう見真似で始めた年少さんに、木を押さえてあげたり、釘の打つところを教えてあげたりする年長児の姿が見られ、感心しました。
また砂場では、新しく入った砂が山のまま置いてあったのを見つけた子ども達がそれを利用して、その山の頂上から下に向かって掘った大きな池まで木通をつないで、水を流していました。山の頂上を利用することで水が活き良いよく流れることに気付いたことが、すごいと思いました。
そして園庭に落ちている落ち葉が、緑・赤・黄色・茶色と色付いていることに気付いて、「あそこにあかいはっぱ」「ここにも」「あっちに行くとみどりがあるよ」と言いながら、沢山集めて、「先生、見て」と嬉しそうに見せてくれました。泥場でも、新しい土が入り、土がとてもよく、サラサラしていて、泥団子作りも盛んです。昨日作った泥団子が帰るときになくなっていた年少さんは、登園するとすぐにもう一度作っている姿が見られました。そして「先生、ここに団子あるんだよ」と、団子に土を沢山かけて山になっているところを教えてくれました。
運動会が終わり、体を動かすことを楽しんでいる子ども達。ジャングルジムを上っている年長さんを真似して上まで挑戦しているプレ年少さん。足で蹴って前に進んでいた三輪車に、ペダルを踏んで乗れるようになり、後ろに友達を乗せてあげて走るようにもなってきました。年長さんのリレーの真似をしてリレーをしたかってプレ年少さん。優しい年長さんが一緒に走ってくれることで同じように走ることができました。一人前に「バトンがいる」と言っていたプレ年少さんです。形から入ることも大切なのかもしれません。
そして鉢植えのみかんの木に、みかんが実っています。緑から少しづつ黄色に変わってきて、見るからにおいしそうなみかん。欲しくなって、つい手が出てしまったプレ年少さんがいました。今日は、みかんの木のまわりに集まり、「このみかんの木は、三葉幼稚園のみんなの木である」こと、「イチゴがなった時、取った友達が分けてくれた」ことなど話、黙って取ることはいけないことを話しました。すると「みんなのよね」「だまってとったらいかんのよね」と友達とひそひそ話をしているプレ年少さんでした。「大きくなぁれ 甘くなぁれ」と、とれる日がとても楽しみです。
そんな中、「ポワァン ポワァン 地震です。」の放送が…。園庭で遊んでいた子ども達は、園庭の中央にすぐに集まり、頭を抱えてダンゴムシになっていました。その中で放送が聞こえていなかった子ども達は、「なに?」といった感じでその様子を見ていました。部屋にいた子ども達は、すぐに机の下に入り、揺れが収まると中にいた先生と共に防災頭巾を被り、園庭に避難してきました。今日は、本番と同じような避難訓練でしたが、もし本当の地震であったら、揺れている中、遊んでいる子ども達を迎えには行くことが出来ないこと、地震だから色々な物が落ちたり、崩れたりして、それでけがをしたらいけないということで靴を履いていたけれど、靴箱で混雑すると逃げることが出来ないこと、本当だったら園庭の遊具の中で、何が倒れたり、動いたりするのか、どこが安全か、そして子ども自身、自分で身を守らないといけないこと等、教えていただきました。また、不審者が入って来た時、見つけた先生が、笛を「ピー、ピー、ピー」と3回鳴らすと、隣のクラスの先生や近くにいる先生が笛を「ピー、ピー、ピー」と鳴らすので、部屋にいる子ども達は、すぐに鍵をかけ、机をたててて、身を守ったり、外にいる子ども達は、すぐにプールに入ることを教えていただきました。避難訓練で沢山のことを学んだ子ども達は、偶然だったのですが、昼食中「ポワァン、ポワァン、地震です」との放送。訓練をした子ども達は、すぐに机の下に入り、ダンゴムシのポーズになっていました。「茨城」と言う遠い所での地震だったので、大丈夫でしたが、今日の訓練が本物の地震速報で正に真実味を帯び、緊張感をもって自主的に避難することが出来ました。
2016年10月19日 水曜日
赤く色づいた落ち葉やまつぼっくりがちらほら落ち、園庭には暖かい色彩を感じます。今朝は、そんな木の素材を使った木工のコーナが出来ました。興味を持った子どもたちはすぐに好きな大きさや形の木を選んで組み合わせていました。年少児でも作りたいものを決めてから組み合わせる子がいるのを見て驚きました。次々と釘を打って木を組みあわえていくうちに形が変わって「次は船になったよ」と楽しく木工遊びをしていました。年長児は自分のイメージで木を組み合わせるとなかなか釘が打てず悩んでいたり、しっかりした素材や細い側面に釘を打って失敗して何度もやり直したり、まだまだ木工でイメージ通りの作品を作るには根気が必要です。これからどんな作品ができていくのか楽しみです。
今日は、年長児が高木農園へ稲刈りに行きました。園内で稲刈りをした際は4本だった苗が12本に生長していましたが、広くて栄養たっぷりの田んぼで育った稲はどのくらい増えているのかとても楽しみにしていた子どもたちでした。みんなで数えてみると4本の苗がなんと39本もの稲に生長していて「わー!」「すごい」と思わず声があがっていました。園長から「お米だから、落としたり地面に寝かせてあっても踏んだりしないように大切にしてね。」と言われると、自分が刈り取った稲をとても大切そうに運ぶ姿がありました。
次に、機械で稲を刈る体験を全員がさせてもらいました。刈った稲が束になって、結ばれて出てくる様子には子どもたちも「え?どうなってるんやろう。」と口々に言い疑問に思っていました。自分の番が回ってくると機会をよく観察し「紐があらかじめセットされてたよ。」と番を終えた子が知らせると「次はどうやって出てくるかみてくる!」と個々に次の目的をもって順番に1人ひとりが観察し、みんなで協力して機械のしくみを考えていました。
高木農園から園へ帰るバスの中では、園長から「手間をかけて稲木に干したお米と、機械で全部分けてしまうお米ではおいしさがちがうんだよ」と教わり、より一層自分たちの収穫したものがお米になるのが楽しみになりました。泥まみれになった靴も一生懸命手間をかけた証のように喜んでいた子どもたちでした。
たくさん働いた後の手作りの弁当はとてもおいしくて、あっという間に食べていました。
2016年10月18日 火曜日
運動会が終わって3週間。年少児も毎日のようにリレーを楽しんでいます。年長さんや年中さんのなかに入って走るうちに少しずつルールを理解して上手に走るようになりました。はじめは、笑顔で走っていた年少児。何度も走っているうちに「負けたくない」と闘志むき出しの表情で走る姿も見られます。これからも子ども達の大好きなリレーは続くことでしょう。
今日は、10月28日(金)にある放送教育研究大会四国大会公開保育の事前研修会でした。昨日「明日、お客さんが来るからね」と話すと「ヤッター」と言って今日の日を楽しみにしていました。ひまわり組の子ども達は、人と話すことや人とかかわることが好きです。朝、大学や他園の先生方を見掛けると近寄って「おはようございます」と元気いっぱい挨拶をしていました。本園では、「遊びは科学」「遊びは学び」という理念の基、教師の意図的な環境や、子ども自らが変えたり創り出したりする環境、自然現象等偶発的にできる環境にかかわってたっぷり遊び、生活するなかで様々な能力を育んでいます。テレビなどの視聴覚も環境の一部として位置付けて、1学期から視聴してきました。今日は、「ノージーのひらめき工房」のちぎってあそぼうを見ました。集団で見ることで楽しい場面や面白い場面を表情やつぶやきで共有し、共感し合う様子が何とも可愛かったです。
視聴後は、それぞれイメージを膨らませながら広告を細かくさいたり、新聞紙をちぎったりして楽しんでいました。広告をさいてトレーにくっ付けたMちゃんは「くらげができたよ」と言って友達や教師に見せていました。その様子をにこにこしながら見ていたY君は、同じように作り「くらげの友達ができたよ」と嬉しそうでした。
他にも新聞紙をちぎって、ふわふわにした物をナイロンの袋に入れて、枕を作っていたAちゃんやK君はできると「みんな寝るよ」と言って横になりました。その姿が何とも可愛く思いました。周りで見ていた子ども達も次々と作り始め、O君は可愛いピンクの枕カバーまで付けていました。そして、その後は、みんなでお昼寝ごっこをしていました。
子ども達の遊びの発展やイメージの広がりを見ているとやはり子どもは、遊びの天才だと改めて思いました。一人ひとりが色々な方法で表現している姿、友達とかかわっている姿をこれからも大切にしたいと思います。そして、色々な成長過程を大切に保育したいと思います。
※健康情報・・・伝染病は出ておりません。季節の変わり目です。手洗い、うがいをしっかりしましょう。
2016年10月17日 月曜日
「うわ~!砂がたくさんになっとる~!」と砂場と泥場の土が増えていることに気付いた子どもたちは、大きな砂山に駆け登ったり、山の上からジャンプしたりといろいろな方法で遊んでいました。そこにぱんだ組のK君とすみれ組のh君がやってきて新しい砂にやかんいっぱいの水を流しました。すると…あっという間に水が砂の中に消えてしまいました。何度やっても水はすぐに消えていくので「お水ぐびぐび飲みよるみたいやね!なんでやろうね」と不思議そうにしていました。
今日、年長児は味生小学校との交流がありました。先週の金曜日に月曜日は制服でくることを伝えていたので子ども達は「制服できたよー」と自信満々で登園してきていました。だいぶん、園で話したことを家庭で伝えられるようになってきた子ども達に成長を感じました。
小学校へ行くと、1年生のお兄さん・お姉さん達が準備をして待っていてくれました。小学生の「前にならえ1なおれ!」の号令を聞いて、同じように声掛けをしてみると、小学生に負けまいと張り切って並んでいました。出発前に園長に「小学校の先生の話をよく聞いて行動すること」という約束をしてもらっていたので、校長先生や先生の話をよく聞いていたのではないかなと思いました。小学生が準備してくれた秋の自然物を使ったゲームやお店を友達と楽しそうにまわっていました。行列ができている所にずっと並んでいると少ししか回れないということを聞いていた子ども達は開いている店を見つけてどんどん小学生に話し掛けていてすごいなと思いました。三葉幼稚園の卒園児達も張り切ってくれていて、大きな声で呼び込みをしたり、幼稚園のお店屋さんごっこでしたUFOキャッチャーを作っていたりしました。ゲームやボーリング、どんぐりを使ったコマや楽器等のコーナーをグループで作っていて、園児達はゲームに挑戦して高得点が出ると豪華な景品をもらって嬉しそうでした。はずれを引いても小学生が優しく声を掛けて折り紙で作った景品等をプレゼントしてくれました。140名全員が小学生と交流することができ、就学に向けて期待が高まったことと思います。
今日の給食は、ポトフ・マカロニサラダ・バナナ・マーマレードパンでした。野菜たっぷりあったかポトフはとてもおいしくて体がポカポカになりました。
2016年10月16日 日曜日
戸外に出て、仲良しのIくんに「行こう」と声をかけた2歳児のRくん。Iくんと登りロープのところへ行くと、ロープの先の方を持ち、一緒に揺らして遊んでいました。するとMちゃんがやってきて、足を曲げて少しぶら下がることができました。そして「先生見ててね」と得意気に声をかけてくれました。それを見て、IくんRくんも登り棒によじ登ろうとしたり、台に上がり、ロープをにぎってぴょんと飛んでぶら下がったりして挑戦していました。
しばらくすると、Rくんがその台をテーブルにしてお皿に盛ったお料理を並べ始めるとそこへ1歳児のAちゃん達もやってきて、並んだお料理を見たり、真似て砂をすくってお料理を作ったりし始め「ここにたくさん入れてね」と声をかけたり、「美味しそうだね」と話しかけたりして結構友達を意識した会話がみられていました。一方Mちゃんは先程、ロープで遊んでいたMちゃんの真似をしてロープの先をブーランブーラン揺らしてみてロープが揺れる度に、にこにこ笑っていました。幼稚園児が遊んでいない時を利用して広い園庭で伸び伸びと遊べる時間をいっぱいとりたいと思います。
コメント (「元気に遊んでいるよ!」 ぴよぴよ 政所恵美 はコメントを受け付けていません)