2016年8月25日 木曜日
今日は、平成29年度入園予定児の一日体験日でした。来園してきた幼児達は、すぐに戸外で魚釣りやしゃぼん玉をし始めました。そんななか、年長児達は来てくれる小さなお客さんに楽しんでもらえるように手遊びや歌の練習を張り切ってしていました。そして時間になって体験に来た小さなお友達が会議室に集まってくると、早速年長児達が前に出て、色んな手遊びをしてくれました。そんな年長児達を見ながら小さなお客さんも手を動かして楽しんでいました。始めはちょっぴり緊張している様子だった年長児達も嬉しそうな可愛いお客さん達に自然に笑顔になり張り切ってすることができていました。
いよいよ教師達が体験に来てくれる子ども達のためにつくったわくわくランドでの遊びの時間です。ホールのテラスに移動し、わくわくランドの入口で順番を待つ間にウサギとカエルのどちらか好きなペンダントを選ぶと、周りを見渡して身をのり出したり、走って行ったり、目を輝かせて落ち着かない様子の子ども達でした。順番が来て、入ったわくわくランドに子ども達は歓声をあげて、一つひとつのコーナーを楽しんでいました。
たくさんのコーナーがあるのですが、その中の一つ玉入れコーナーを紹介します。玉入れのコーナーに行って目に入ったのはボールプールです。それを見るやいなやすぐにボールの中に足をつっこんで感触を試すと、どんどんボールプールの中に入っていきました。そして、ライオンとカバの玉入れのかごに玉を拾ってはかごがいっぱいになるまで力強く投げて入れていました。教師が「ライオンさんおなかいっぱいだね」と言うと嬉しそうに動物ペンダントにシールを貼っていました。まだまだ楽しいコーナーがあって紹介したいのですが、お泊り保育や夏季保育に入る幼稚園児達のために楽しみはとっておきたいので、「ナ・イ・ショ」です。
さておまちかねのポテトチップス屋さんの開店です。自分達で作ったお金を握りしめて小さなお客さんがポテトチップスを買いにぞくぞくと集まってきました。お母さんやお父さんと作ったお金は100円です。お皿のポテトチップスをぺろっと食べ終えると「おかわりを下さい」と言ってお皿を差し出して、入れてもらい嬉しそうな幼児達にお母さん方も温かい笑顔で見守って下さっていました。食べ終わった空のお皿が集まってくるのを見つけたAちゃんは1枚1枚お皿をくずれないように慎重に積み上げることを楽しんでいました。まわりにある物何でもが子どもにとっては遊びの対象になるのですね。9月のこあら保育ではまたわくわくランドで遊びましょう。待っています。
2016年8月24日 水曜日
黄色帽子の2歳児達は、戸外に出ると「Rくん一緒に遊ぼう」と互いに声をかけあって遊んでいます。おわんを砂場の砂の上にポンポンポンと当てていくと、たくさんの丸型ができました。楽しくなって2人で競争のようにいくつも押していました。しばらくするとチョンチョンと線を描き足し、「青虫ができた」とにこにこ笑っていました。できた青虫にとても満足そうで色んな先生や友達に教えてくれました。
そこにやってきた年長のお姉さんが「ひよこさん何してるの?」と声をかけてくれました。そこにピンク帽子のKちゃんも興味を持ってやって来ました。そして「これ入れてみてごらん」とおわんを渡してもらうと、手ですくった砂を入れ始めました。どんどん入ると「上手だね」「たくさん入ったね。」とお姉さんがほめてくれました。それが嬉しくて、いくつもお料理ができました。お姉さんと遊ぶことでたくさんお話してもらってにこにこのKちゃん。今度はおわんを持ってJくんのところへ行くと「どうぞ」と言わんばかりに差し出しました。自分で作ったお料理を友達に食べてもらって、また次のお料理を作ろうとはりきっていたKちゃんでした。友達同士のかかわりを見守り大切にしながら元気いっぱい子ども達と遊びたいと思いました。
2016年8月14日 日曜日
2歳児がソフトブロックを自分で出してきて剣を作り始めました。以前は交互につないで剣にしていましたが、今では同じ形のブロックだけを使ってサイコロの形を作ってつないで自分なりの剣を作るようになりました。
Aくんはブロックの向きを変えながらサイコロを作り、次々にブロックを合体させ大きな箱の形を作っていました。そこにやってきたBくんも同じものを作ろうとブロックを並べてみますが「あれ?」と途中で分からなくなってしまいました。AくんはBくんを見て、さりげなく作っていたブロックをBくんに見せてあげました。そして2人でお互いが手を加え合いながら協力して作っていきました。
次第に形ができてくると、より真剣な表情になっていました。「お家?」と尋ねると、AくんとBくんが声を合わせて「バンバン」と教えてくれました。
大きなバンバンが完成するとBくんが細長いでっぱりを見て、「ぞうさん?ぞうさん?」と笑いながら言うとAくんが「バンバンよ」と言い返しました。するとBくんはそうだったねと言わんばかりに「バン!」「バン!」と元気よく言いながら構えました。そして今度は大型ブロックのかごから同じ形のものを見つけると、笑いながら「これもできるかな」と合わせ始めましたが、その様子が楽しくて私も笑ってしまいました。
2才児のサイコロ作りを見て、1歳児もサイコロを作ろうとする姿が見られ、こうして遊びが広がっていくんだと実感しました。幼児たちの遊びの様子を見守ったり、幼児の気持ちになって一緒に遊んだりしていくなかで、幼児たちの育ち合いを楽しんでいきたいと思います。
2016年8月9日 火曜日
太陽暦だと7月7日が七夕。この日は、梅雨の真ん中で、なかなか星を見ることができません。でも、太陽暦が入る前の昔の日本では、太陰暦というのがありました。この暦は、月が地球(みんなが住んでいる星)を回りながら、太陽を回る日数を一年としたもので、これによると今年は8月9日、今日が七夕になります。今日はとてもいい天気で、夜の星もきれいに見えるということで、フリースクールの七夕を開きました。18時開始でしたが、144人という多くの方々が参加して下さいました。最初に会議室で七夕の由来の劇を見て、今夜、天の川をはさんで西の空にはひこ星、東の空には織姫、そしてその2つの星の下にある白鳥座、その3つ星を合わせて夏の大三角ということ。それを見てほしいことや願い事を書くだけでなく、一生懸命に頑張るから願い事が叶うこと、そして里芋の葉や蓮の葉など、朝早く起きると、露が玉になっているのを、硯にとり、磨って墨を作って、それで字を書くと、字が上手になることなどを教えていただきました。それを聞いた参加している方は、それぞれのコーナーに行く時、「願い事 願い事」と言いながら、願い事コーナーに向かう姿が見られました。コーナーでは、頑張って墨を磨り、「サッカーが上手になりたい」「アンパンマンにあいたい」「ジューレンジャーになりたい」「アイス」「みんなが元気でありますように」等々、それぞれの願い事を書いていました。「先生も」と声をかけると、「お願い事を書かないとだめなんよ」と教えてくれました。
また笹飾りコーナーでは、お父さんも「やりたい」と進んで取り組んでいる姿や自分で三角や細長く切って飾りを作る姿、「あれ、おかしい どう切るの」と何度も挑戦しながら作る姿が見られました。長く輪つなぎにして「見て」と見せてくれたり、貝を作って「かわいい?」と見せてくれたり、いくつもの提灯を作り、飾ったりしていました。
みんなの願いが天に届き、お星様が頑張っている姿を見ていてくれることと思います。今、オリンピックでも頑張った姿が届いた人には、金・銀・銅のメダルをもらっています。銀は、金に良いと書いて銀、銅は、金に同じと書いて銅、どれも同じ重さです。頑張ったからこそ、願いが叶うと嬉しいですよね。
その後、会議室に上がり、七夕料理のそうめん(そうめんを天に見立てて、きゅうりの天の川に、星の人参が二つ、葱の星。その横には、園で採れたかぼちゃの天ぷらとなすの炒め煮。どれもとてもおいしかってようで、お代りをする姿、食べた後、いっぱいになったお腹や空っぽになったお皿を見せてくれました。食べて元気もりもりになって、願い事を書いた笹飾りを持って、帰路につきました。きっとそれぞれの人の心の中に、頑張れば願い事が叶うこと、頑張っていることを見ていてくれている方がいるということなど、みんな一人一人の願いの心の中に種をまき、希望と勇気を持って帰ることができたのではないかと思います。
2016年8月8日 月曜日
月齢の高い1歳児もおしゃべりが上手になってきて、欲しいものや使いたいものを見つけると言葉にして伝えようとするようになってきました。
友達の名前が言えるようになったAちゃん・Bちゃん・Cちゃんは、友達が登園してくると「〇〇ちゃん」と名前を呼んで遊びに誘います。これまでは、月齢の高い幼児も個々で座って2歳児の真似っ子遊びをしていましたが、Aちゃん・Bちゃんは仲のいい友達が登園してくると手をつないで部屋の中を歩いたり、ぬいぐるみやタオルを持ってきて「どうぞ」と渡してあげたりする姿もみられています。Aちゃんは、ぬいぐるみを持って来て友達に渡して顔を見合わせると寝かせたり抱っこしてソファーや畳などに移動したりして再び顔を見合わせながら楽しそうに遊んでいました。その姿を見た少し月齢の低いDくんは犬のぬいぐるみを手に取ったり、手の届かないEくんは保育教諭に「わんわん」「アンパンマン」と言って取ってほしいと指をさし取ってもらうと嬉しそうに抱きしめていました。そして、ソファーに運んで行って寝かして遊んでいました。
近くで平行遊びをしているだけだった1歳児も、2歳児や幼稚園児から刺激を受けて自分の遊びをしながらも時々、楽しそうに友達と関わろうとする姿がみられるようになってきています。このように、ひとり遊びから人とのかかわりを楽しむようになる子ども達の発達の姿を見守っていきたいと思います。
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