2016年5月11日 水曜日
連休が終わってからずっと天気が悪く子ども達は戸外で思うように活動できていませんでした。今日は曇っていても雨が降らなかったので、朝からお歩き登園してきた子からさっそく泥団子作りや泥んこ遊びが始まりました。そんな中、早コースで登園したぱんだ組りす組は所持品の始末を終えたところへ「ぱんだ組りす組さん達にちょっと園長先生からお話しがあるから集まって!」と教師が声をかけました。
実は今年度は満3歳児たんぽぽ組の部屋は東棟2階の2部屋に決まっていました。しかし、たんぽぽ組は入園者が増えるのは2学期以降ということで1階ゆうぎ室で生活していました。そこで眺めの良い2階を空けておくのももったいないし、ロッカーも整っているので落ち着けるのではということでその部屋をぱんだ組とりす組が使ってはどうかと園長が提案してくれたのです。「それなら子ども達の意見を聞いてみよう!」ということで集まった訳ですが、園長が事を分けてしっかり説明するとすぐに「こっちのお部屋の方がいい!」「ここのおもちゃが好きなんよ。」「ここやったらたけのこもアンパンマン列車も見えるんよ!!」と次々と自分の思いを話し誰もがワクワクしてきてがぜん乗り気でした。「じゃ今の部屋からここにお引越ししたい?」と聞くと「うん、するする、ここがいい!」「ここに決めた。」と大喜びで早速ロッカーを片づけて自分の荷物を移動し始めました。
一旦、引っ越しが決まると皆が次々と自分で考えて必要な物や自分のクラスの物なと次々と運んでいく子ども達の顔は生き生きとしていました。「おひっこしするんよ!」「これも持って行かんといかん。」「廃材もいるんよなんでも作れるけん。」「そうだ、お名前シールもはがさんとね。」それぞれが思いを巡らせながらどんどん作業が進んでいきあっといく間に運び終えました。荷物を出した後の元の部屋は何もなくなりがらんとしていましたがそこでも「なんか広いね!」「こんなに広かったんや!」などとしみじみ言う子もいました。
思いがけず始まったきょうの引っ越しでしたがお隣さん同士、交流し合い刺激し合いまた協力し合って生活できる事に期待が膨らんできているようでした。お部屋が変わるということに何の不安もなくむしろ楽しんでいる子ども達の姿がとても頼もしく見えました。降園準備の時はりす組とぱんだ組お隣同士で合同で歌を歌うとあまりの張り切りようにちょっと声を抑えて!と教師が言うくらい嬉しそうに季節の歌など次々と声を張り上げて歌っていました。子ども達にとってどの環境が良いのか常に考え、時には変えていく柔軟な保育をしていきたいと思いました。
また、今日から年長組の手話教室が始まりました。山中先生の優しい声と手の動きに見とれながらも集中して見たり聞いたり真似たりして園歌と挨拶の「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」の手話を教わりそのあと手話じゃんけんをして遊びました。耳の不自由な人とお話ができる手話は手の動きや顔の表情、口の動きなどで表現する楽しさを味わいながら生活の中に取り入れていきたいと思います。
今日のこあら組さん(未就園児保育)は戸外で思う存分泥んこ遊びを楽しみました。あまりに楽しくてずっとしていたい!という子もいたようですがおやつのホットケーキはぺろりと食べていました。未就園児保育は只今募集中です。ぜひ遊びに来て下さい。
健康情報・・風邪の子どもが3名います。ご注意下さい。
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