2016年4月13日 水曜日
昨日入園式を終えたばかりの年少組さんもバスに乗り、幼稚園児として初めての登園でした。園に着くと同じバスの年長さん年中さんが、年少さんの手を引いてお部屋に優しく連れて行ってくれました。
園庭では、新入園児も不安な様子も見せず、進級児の中に溶け込んで、皆が一緒になって遊んでいました。砂場では、年少さん、年中さん、年長さんが一緒になって大きなお風呂を作っていました。また、砂場のふちにたくさんのケーキを作っていた年中さんのR君は、最初は作ってはすぐに壊していましたが、10個作ると、どんどん楽しくなって次々と作っていました。その時です、年少さんのA君が1つ壊してしまいました。そこにいた教師が「あらー。小さなお友達がこわしちゃったね。でもR君はすぐ作れるから大丈夫だよね。」と声をかけると優しくうなづき黙々と作っていました。
一方、色水コーナーでは年少さんが年長さんに作り方を教えてもらいながら、ジュースを作ったり、包丁ままごとでは、就園前保育で遊んだ経験からとっても上手に包丁を使ってお料理を作ったりしていました。
幼稚園の駐車場のニラ畑の真ん中に竹の子が頭を出していることに気付いた園長が数日前に竹の子のてっぺんにリボンをつけました。それを知った年長組4クラスで駐車場に見に行き、園長に竹の子の話をしてもらいました。「竹の子のお母さんは後ろの背の高い竹がお母さんで、“たけ”の子どもだから竹の子って言うんだよー」と教えてもらうと、子ども達は自分の名字を言いながら〇〇〇の子と盛り上がっていました。また「竹の子って、どうやって出来るんかなー?」と問いかけると、くま組のHちゃんは「根っこが伸びて、そこからなる」と答えました。竹の子はかたい、たくさんの服を着ていて、大きくなるたびに1枚また1枚と脱いでいくことも教えてもらいました。
そして、竹やぶの中の大きくなった何本もの竹の中に根元に皮がついているものを見つけると様子が、人がパンツを脱ぎかけているのに、似ているねと教師も子ども達も皆で大笑いしました。最後は、古くなったきりん組さんの帽子を竹の子にかぶせて、認定こども園三葉幼稚園の園児に仲間入りです。これからどんどん大きくなって、きりん組の帽子が高くなっていくのがとっても楽しみです。
まわりを見まわたすと、色々な所から頭を出している竹の子ですが、なんと先日舗装した駐車場を割って竹の子が頭を出しているではありませんか。それを見つけた園長が「ここから頭を出すのはやめてー」と、思わず悲鳴をあげ、子ども達も「ほんとだー」とその力の強さに驚いていました。
2016年4月12日 火曜日
本日、平成28年度 認定こども園三葉幼稚園 入園式がとり行われました。進級児たちの手で飾り付けられたアーチの前で、家族みんなで写真を写したあと、ドキドキわくわくしながらお部屋に入ってきました。ピカピカの名札と帽子や、ちょっぴり大きな制服を身につけた子ども達の表情は、これから始まる園生活に期待を持ちながらも、少し不安な表情を浮かべていました。
お部屋に入ると、担任の教師や友達と挨拶を交わしながら、なんとなく落ち着かない様子で所持品の始末をしていました。お母さんと一緒にしながら「魚のマークやね」「覚えたよ」と言って、自分で1つずつ片付けていく子の姿もみられ感心しました。いよいよホールに移動です。お母さんに手を引いてもらい、よいしょよいしょと足を精一杯あげて階段を上がる姿がとても可愛らしく思えました。入園式では、お母さんと離れると泣きだす幼児もいましたが、楽しい手遊びで少しずつ落ち着いて園長先生の話を聞いていました。園長先生が「今からみんなを呼ぶからね。元気なお返事を聞かせてね」と言い、1クラスずつ「ひまわりぐみさーん」「さくらぐみさーん」と呼びかけると「はーい!」と、手を高く挙げて大きな声で返事をしていました。みんな自分が呼ばれるのを今か今かと待っていました。
今日の入園式には、あそびのお部屋の先生や、27年度後援会役員の方など、たくさんのお客様がお祝いに駆けつけてくださいました。また、在園している本日入園した幼児のお兄ちゃんお姉ちゃんたちも、弟や妹が入園するのを心待ちにしていて、お祝いの言葉や踊りのプレゼントをしてくれました。踊りが始まると、泣いていた子も泣きやんで、手拍子をしながら夢中になってみていました。中には「お姉ちゃんあそこにおる!」と姉妹の姿を見つけて笑顔で手を振る子の姿も見られました。
入園式が終わると、お部屋に帰ってシール帳を配りました。シール帳のイラストを見て「くまさんや!かわいい!」と嬉しそうに入園式のキラキラシールを貼っていました。最後に牛乳パックで作った教師手作りのバッグに入ったお土産を渡しました。元気よく返事をして受け取ると、バッグを振ってみたり、ふたの隙間から覗いてみたりして嬉しそうに握りしめて帰っていきました。
明日から早速園生活が始まります。さようならの挨拶を元気よくすると「明日もニコニコでくるね」「ばいばーい!」とみんなニコニコで帰っていきました。これから1年間、たくさん遊んで健康で笑顔溢れる園生活が出来るよう教師一同頑張ります。
2016年4月11日 月曜日
いよいよ平成28年度の始まりです。園バスとお歩きで進級児達が元気いっぱいの挨拶と笑顔で登園してきました。朝は少し風も強く寒いかなと思いましたが登園した子ども達は身支度を済ませると元気に遊んでいました。新しい帽子と新しい名札を付けた子どもだちは桜の木を見上げながらとても嬉しそうでした。風に吹かれて散っている花びらを見て、うさぎ組のAちゃんは「桜がフリフリして踊っているみたいだね。」と話すのを聞いてそんな表現が出来ることを嬉しく思いました。次々と登園してきて所持品の始末を済ませた子ども達は遊具で遊んだり包丁ままどと、色水遊びをしていました。その中で友達と帽子を見せ合いながら進級した事を喜び合っていました。
始園式では園長からたくさん話がありました。今年から「認定子ども園 三葉幼稚園」になったのでその事を子ども達に分かりやすく話してもらいました。そして「年長さんになった人?!!」「年中さんになった人?!!」と呼びかけてもらうと嬉しそうに手を挙げていました。今日は年少、プレ年少たんぽぽ組、ひよこ組(1?2歳児)もホールに上がって始園式に参加しました。年長児の踊りをみて身体を揺らしている子どももいてすごく可愛いなと思いました。最近とても天気がよく様々な所で春の訪れを感じていましたが、駐車にある梅の木も白い花が終わっていつしか緑の小さな実がなっていました。年長児が年中の時に植えたチューリップもぱあっと大きく花開いて風で花びらが散っていました。白い苺の花やイチョウの木には緑の新芽が、そして園の駐車場の二つの畑の真ん中にニョキっと顔をだしたたけのこなど様々な所で春の深まりを感じます。今日は年中年長の進級児だけの登園でしたが、明日はいいよ入園式です。新しく入ってくる可愛い子達に会えるのを楽しみにしています。
2016年4月4日 月曜日
風が冷たい日もありますが、日中は暖かく子ども達もジャンパーを脱いで薄着になり戸外やテラスで元気よく遊んでいます。戸外に行くと花を指差し触ろうとするなど興味津々です。Aちゃんは、テラスに座って動いているありを発見してじっと見ていました。すると、幼稚園のお兄ちゃんが「あり!」と教えてくれました。年少組さんが、ぴよぴよの子ども達を気にかけてくれる姿が見られ微笑ましく思いました。また、ぴよぴよの子ども達も自分にしてもらったことを見習って小さい友達の所持品の始末を手伝ってあげたり泣いているとティッシュで涙を拭いてあげたり玩具を取ってきてなだめたりするようになり「Bちゃん、かわいいね!」と言いながら頭をなでたり抱きついたりする姿も見られます。
毎日、室内ではブロックや積み木、ボール、ぬいぐるみなど自分の好きな遊びをしていますが、最近は絵本に興味を持ち、Cくんは、絵本のかごの前に座ると1冊取ってパラパラとページをめくると、また1冊取って見ていました。それを見た他の子が絵本を取って見始めると他の子ども達も絵本を持って来て側に座って見始めました。保育教諭が、いつもしているように誰かが窓の下に絵本を持って座ると次から次へと絵本を持って隣に座っていきます。Dちゃんは、絵本を後ろに置くと『手をたたきましょう』『むすんでひらいて』など歌ったあと、「おはなしおはなしパチパチ…しずかにききましょう」と歌い始めます。すると、各々が自分のわかるフレーズを「しっしっしずかにききましょう」などと口づさんだり手で表現したりして絵本のページをひらいていきます。友達がしている遊びでおもしろいと思うとすぐ真似して遊んでいる子ども達ですが、その行為1つ1つが知恵となり経験として貯えられるのです。
日頃、外に出る前や給食の前などに保育教諭が絵本を読んでいます。0・1歳児は、集まっても落ち着けない子もいますが、2歳児になるとほとんどの子が、保育教諭の前に座って真剣に見ています。この日は『いぬのおまわりさん』の新しい絵本で歌も入っていました。以前、ひよこ組から聞こえてきた『いぬのおまわりさん』の歌を覚えていて、その場面では絵本を見ながら口ずさんでいました。
4月から三葉幼稚園は認定こども園に移行し、ぴよぴよから2歳児は幼稚園の1号認定年少組やプレ年少のたんぽぽ組に入園し3号認定のぴよぴよの1歳児は、ひよこ組の2歳児に進級し、新しく入園してくる子のお兄さん・お姉さん格になります。1号・2号認定になる子は、クラスもわかり新しい名札をもらって「ひまわりぐみ!」「ちゅうりっぷ!」と嬉しそうに名札を見せて進級を楽しみにしていました。新しいスタートの日を迎え、子ども一人ひとりが個性を出して楽しく刺激のある日々を過ごせるようにしたいと思います。
2016年4月2日 土曜日
ぴよぴよ保育所も4月1日から認定こども園みつばようちえんになりました。そこで2日目の今日、3号認定児(1、2歳児)の保護者と園児の顔合わせを致しました。保護者と手をつないだり抱っこされたりして、登園してきた園児達は、中には入園したばかりで不安気な子もいましたが、ほとんどの子が嬉しそうにはしゃいでいました。いつもは一人で遊んでいる幼児も時々保護者のひざにもどっては満足そうでした。
今日は給食がないということでそれに代わる給食用のパンのおみやげ渡しが始まると幼児達はもらおうと身を乗り出していました。今日給食を食べて帰る幼児も帰るお友達のおみやげをうらやましがらせないようという配慮からおみやげを持たせてもらい嬉しそうに袋の中をのぞいていました。お部屋を移動する1歳児がおみやげの袋を引きずるようにしながら手首にぶらさげて保護者と手をつないでよちよちと保育室に戻ってくる姿がとても愛らしく温かい気持ちになりました。
そのあと保護者一人一人の自己紹介ではやや緊張気味の保護者の顔を見上げたりマイクを持とうと手を出したりする幼児にほほ笑みながらよいコミュニケーションの場になっていきました。写真撮影は桜の花やちゅうりっぷなど花盛りのぽかぽかの園庭で撮りました。1歳児の中には泣いてぐずっている幼児もいましたが、カメラの向こうから幼稚園教諭のぬいぐるみが見えると「えっ!うわぁ?」という表情でカメラの方を見ていました。保護者が一緒に撮影できなかった幼児も保育教諭に抱っこされて笑顔を見せていました。2歳児になると保育教諭の声掛けでカメラ目線で撮影することができました。写真撮影後、保護者と手をつないで嬉しそうに門をでていく子ども達を見送りながら明後日への期待がいっぱいの保育教諭達でした。本日はありがとうございました。
コメント (「どこまでのびるかな?」 くま組水木 良美 はコメントを受け付けていません)