2016年3月6日 日曜日
早々と2月が去り、3月が足早にやってきました。そんな中、3月3日のひな祭りに向けて、2歳児はおひなさまの制作をしました。 まず初めに着物を作りました。赤系と青系の千代紙を見せて自分の好きな柄を選び保育士と一緒に折りました。2歳児になると、角と角を合わせて上手に三角形に折れる幼児もいて感心しました。
また一緒に折っていると「これ何?」と聞いてきて「おひなさま!」と名前を覚えている幼児もいました。着物が完成した幼児には「あれ、大変!顔がないね!描いてあげようね」と保育士が声をかけると、にっこり頷いて自分のイメージで顔を描いていました。2歳児のAちゃんは「おひなさま=女の子」と認識して、まつ毛も描いていました。顔には目、鼻、口がきちんと描けるようになっている幼児もいて成長を感じました。仕上げにお内裏さまには冠と笏を、おひなさまには冠と扇をのりで貼りました。のりは普段あまり使わないので幼児たちも「やりたい!」と興味津々でした。1つずつ「白いほうに塗るよ」と声掛けすると、2歳児のAちゃんBちゃんCちゃんは真剣にのりをつけました。完成に近づくと壁面のおひなさまを見て「一緒やね!」と会話していました。のりを取りすぎてしまうと、自分で容器で量を調節して貼るところへ指で広げながら貼っていました。完成すると「できたー!」と満面の笑顔で見せあっていました。
一方、粘土で遊んでいた1歳児のAちゃんは「おひなさん!おひなさん!」と言いながら粘土を小さくちぎって重ねていました。よく見ると畳の上に座っているおひなさまに見えました。
制作を通して1、2歳児は、特に成長していく大切な時期であり、経験していくことの必要さを感じました。普段の生活でも「自分でする!」という幼児が増えてきています。幼児たちの興味や関心を見落とすことなく援助しすぎず、近くで見守っていきたいと思います。
コメント (「おひなさまを作ったよ」 ぴよぴよ 小笠原美湖 はコメントを受け付けていません)