2016年2月23日 火曜日
朝から空に広がっていた黒い雲とは反対に、登園してきた子ども達の顔は、お日様のように明るく輝いていました。元気いっぱいに外で遊んでいる子に目をやると、違うクラスの子が入り混じって遊んでいる姿が多く見られました。生活発表会を通して他クラスとの交流も増え、友達の輪が広がったんだと感じ嬉しく思いました。
今日の朝、さくら組の女の子たちがチューリップの球根を植えた鉢の周りに集まって不思議そうな表情をしていたので、声をかけると「大きい草が生えとる」と教えてくれました。そこにはなんと、ひまわりの芽が出ていました。チューリップを植える前に、ひまわりを植えていた土を使用したので、土の中に混ざっていた種が芽を出して、ぐんぐん大きく成長していたのです。そのことを知った子ども達は「抜かずに大きくなるまで待とうね」と皆で約束をし自然の不思議を実感した1日となりました。
年中児は、木曜日のじゃがいも植えの準備をしました。じゃがいも植えの準備は、種芋を二等分に切り、切口に灰を付けて乾かすというものです。「じゃがいもは何からできるのかな?」という教師の質問に、少し考え込んでいた子ども達でしたが、じゃがいも掘りをした時のことを思い出し「おかあさんおいも!」と答えが返ってきました。さつまいもは苗、お米は種、チューリップは球根。植物によって違うことを、今までの経験から理解していました。じゃがいもの芽をよけながら二等分に切ると、切り口に灰をつけました。「みんなが怪我をした時にどうする?」と聞くと「ばんそうこうを貼る!」「薬を塗る!」と答えていました。灰にも殺菌の効能があるので、自分たちが怪我をした体験と重ねながら種芋を大切に扱っていました。子ども達は植物の栽培を通して自然の不思議さに気付いたり、つないでいく命に気付いたり昔から息づく生活の知恵を身に付けていきます。木曜日のじゃがいも植えも貴重な体験になるようにしたいと思います。
降園前に子どもたちが「じゅげむパラリコ踊りたい!」と言ったので皆で踊ることにしました。しかし踊りが分からず困ったHちゃんは「年中さんに教えてもらう!」と言って、ぱんだ組の子ども達を呼びに行きました。踊りに来てくれたぱんださんは、たくさんの「パラリコ鳴子」を持ってきてくれ「使っていいよ」と優しく声をかけてくれました。憧れのパラリコ鳴子を持った年少児は大喜びで「じゅげむ♪じゅげむ♪」と嬉しそうに歌いながら踊っていました。ぱんだ組さんが帰った後も、子ども達のリクエストは続き「ジャックと豆の木」を踊るときには、通りかかったぺんぎん組の子ども達が部屋に来て一緒に踊ってくれ、大好きな年中さんと楽しい時間が過ごせたのでした。
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