2016年2月3日 水曜日
今日は二月三日節分です。前から絵本を見たり話を聞いたりして楽しみにしていた子どもたちは朝から「先生、今日は鬼さんやっつけるんやろ?」「怖い鬼だったらどうしよう。」「かわいい鬼かもしれないよ!」と鬼の話でもちきりでした。さくら組のCちゃんは節分を楽しみに家から鬼のお面を作ってきていました。
幼稚園の中は朝からお酢の匂いでいっぱい!調理室の前で中の様子をちらちらと覗きながら「今日お母さんが、古森先生がお寿司作ってくれるって言ってた。」と、家庭でも話題に出たようです。ぱんだ組の男の子たちは「お寿司屋さんの匂いやね。」と嬉しそうに言っていました。
そんな雰囲気の中で、登園した子から、自分の鬼のお面を作りました。廃材遊びが得意な子どもたちは思い思いに自分の鬼を作っていきます。「ピンク鬼にしようかな。」「ぼくは黒鬼!」どれ一つ同じものはない素敵なお面の完成です。
園庭に集まって、まずは話を聞きました。三日のことを「みっか」と読むことから始まり、朝から気になっていた鬼について子どもたちはしっかり聞いていました。
鬼は元々人間でした。けれど友達に意地悪したり人のものを取ったりしているうちに頭のてっぺんからにょきにょきと角が生えて顔も真っ赤な怒りんぼ、口は耳までさけて歯もぎざぎざに・・・とどんどん怖い顔の鬼になったそうです。話を聞きながらだんだん表情が険しくなり、頭を触って確認する子どもを見て「わあ!大変!!」と思わずからかってしまう教師もいましたが、自分の心の中の鬼を追い出すという気持ちでみんな豆をまいていました。まずは自分のクラスの先生の中にいる鬼は何鬼かな?と子どもたちに聞くとどうやら「怒りんぼ鬼」gは多いようです。発表会の練習中怖い顔になっていたかな・・・と反省です。「先生の鬼、どっか行けー!」とたくさん豆をまいてもらったので、心がスッキリした教師たちでした。次は子どもたちの番です。どんな鬼がいるのか聞くと、「忘れんぼ鬼」「泣き虫鬼」・・・子どもたちにもたくさん鬼がいたようです。みんなで楽しく豆をまいて「いなくなったよー!」「にこにこになったから大丈夫!」と嬉しそうに話していました。
豆まきの後は楽しみにしていた恵方巻きとお弁当を頂きました。「恵方巻きは静かに食べんといかんのよ!」と意識をもっている子もいましたが、幼稚園はみんな楽しくごはんを食べるからにこにこの顔で鬼を追い払おうと「おいしいね。」「ピンクのところが好き!」とわいわい言いながら頂きました。
子どもたちの明るい声とお多福さんのようなにこにこ笑顔で幼稚園中の悪い鬼がいなくなりました。明日からも笑顔で楽しく発表会の練習をすることでしょう。
コメント (「鬼は外!福は内!」 ぱんだ組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)