2015年12月27日 日曜日
ぴよぴよのロッカーの引き出しには幼児達が片付けたおもちゃが入っているのですが、その引き出しをあけると広告の紙も入っています。1歳児達はそこから好きな物を自分で出してきて遊んでいます。この日も1歳児のAくんBくんが広告を持って床の上に広げてました。2歳児のCちゃんはいつもしている所持品のタオルをたたむようにその広告を「半分こしよ」と言いながら半分に折り始めました。タオルより広くてゴワゴワしている紙はちょっと折ることが難しそうでしたが、それなりに半分、また半分と集中して追っていました。又2歳児のDくんは広告を持って来てロッカーの前に広げて自分のスペースを作りお気に入りの玩具を並べて満足していました。1歳児のEくん2歳児のFくんは広告を丸めてマイクにしてステージの上で歌をうたい始めました。2人で顔を見合わせてマイクを口に当てて歌ったり話したりとても楽しそうです。
Aくんは広告を丸めて持っていましたが、手を離すと広告が広がってしまうのが少し困り顔です。保育士がセロハンテープを机の上に出すと「ちょうだい」と人さし指を出しました。セロハンテープを小さくちぎって人さし指の先につけてあげると先程の丸めた広告の端っこに貼りました。手を離しても広告は広がらないので満足そうでした。その様子を見ていた2歳児のCちゃんはセロハンテープを「切っていい?」と保育士に聞いて自分で切っていました。普段から保育士や幼稚園児が使っているのを見ているので少し引っ張って上手に切っていました。そして広告を半分に折ったり三角形に折ったりした場所に貼りました。するとその広告は袋になりCちゃんのバックができました。
以前は広告を出すとほとんどの幼児がちぎったり破ったりして、バラまいて楽しんでいましたが最近は次第に遊び方も広がってきているのです。1つの物で遊んでいるうちに、その物の性質に気付き、様々な方法で遊ぶなかでそれは更にお互いの刺激となり個々の遊びがつながっていきます。それを見ながら子ども同士の育ち合いに目を見張るばかりです。
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