幼稚園の日記(ブログ)

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2015年11月4日 水曜日

朝の冷え込みがさらに強くなり、少しずつ長袖長ズボンで登園してくる子どもが多くなりました。そんな中でも、戸外で遊ぶことが好きな子は元気よく園庭を走り回り、思い思いの遊びに夢中になっている姿が見られます。

 

 

今日は朝から木工コーナーと園庭の真ん中に廃材遊びコーナーを準備していました。
木工コーナーには登園してきた子どもたちが集まり、いろいろな形の木を組合わせて上手に釘で打ちつけていました。春にも木工コーナーを出していましたが、その時以上に年少児も金づちの使い方が上達していました。できた作品に絵の具で色づけする子もいて、完成すると「また作る!」と張り切っていました。

 

又、廃材コーナーでは年長児がたくさん集まり、山盛りになっている廃材を見て飛びつくように気に入った廃材探しをしていました。そして、思い思いのものを見つけると、ハサミやセロハンテープ、せいさくクレヨンを使って早速作品作りを始めていました。何ができるのかは作品展までのお楽しみみたいです。

そして今日は、避難訓練がありました。いつもの地震、火災ではなく、今日は「津波の避難訓練をするよ」と伝えると、子どもたちは「え?」と目を丸くして「津波はどこに逃げるの?」と子ども同士で考えている姿が見られました。「高いところに逃げないとね。」と言うと、ちゅうりっぷの子どもたちは、「ちゅうりっぷの部屋は1階やけんいかんねー」などと言っていました。

 

いざ訓練が始まり、全員が3階会議室に避難し終えると、副園長が大切な話をしてくれました。
津波が押し寄せてくるまでに高いところへ逃げること、外では”チーター”になって逃げるけれど室内では走らないこと、もしおうちの人がお迎えに来られないとお泊まりすること、お泊まりになっても大丈夫なように非常食品を見せながら話してくれ、子どもたちは真剣に聞いていました。
非常食品は、パン、混ぜご飯、カンパン、カロリーメイトなどたくさんありました。

副園長が5年間保存できるパンを一つ味見すると、子どもたちからの「いいなー!」「食べたい!」という声があがりました。せっかくの機会だからということでクラスに一個ずつ、非常用のパンを配ってくれました。保存食なので水分が少なく少しパサパサとした食感でしたが子どもたちは「おいしい!」と喜んで味見していました。

初めての津波の避難訓練でしたが、子どもたちはとても落ち着いて行動できていました。このような一つひとつのとっさの行動をしっかり身につけ、命を守る最低の行動がとれるよう日頃から心がけていきたいと思いました。

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