幼稚園の日記(ブログ)

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2015年5月23日 土曜日

今日は今年度第1回目のフリースクールで「色の不思議」について子ども達と一緒に「遊び」=「学び」を楽しみました。参加者は120名で沢山の年少組の子ども達が初めての参加をしてくれました。そこで年少児でもできる制作や浸し染め、野菜スタンプ、叩き染め、染め物などを用意しました。

恒例の教師の劇では「ステキなリボンやさん」で服の色に合った色のリボンを選ぶという内容で子ども達と色の組み合わせについて考えていきました。

劇中子ども達に問いかけるとそれぞれの感覚で服に合う色を考えたり選んだりできましたが、つい教師が口をはさんでしまい子ども達の考えるチャンスを奪ってしまったり担当教師の勉強不足もあってあいまいな部分は内容が伝わりにくかったりしたかと反省しています。これからはもっと内容を考え分かりやすく演じられるようにしていきたいと思いました。

一方遊びのコーナーに移り親子で作ったり試したりする場所では子ども達が生き生きと活動し自分の好きな遊びを楽しむ姿が見られました。絵の具の浸し染めを使った制作コーナーではヨーヨーが人気で広告を丸めて毛糸でしっかり止めた上にキッチンペーパーを染めた髪を貼っていき可愛いヨーヨーが出来ていました。そしてさっそくポンポンとついてみては嬉しそうに見せてくれました。

叩き染めでは持参した花も加えて自分の好きな色や形の花や葉っぱを布の間に挟んで木づちで叩いて色や形が浮き出てくるのを楽しんでいました。 年長さんは自分が叩いている模様が布のどの辺りにうつるのかある程度予測を持って配置と配色を考えながら叩いていました。 野菜スタンプではゴーヤのギザギザやオクラの星形ピーマンの花形などを押して楽しみ何度か繰り返しているうちにイメージした形をデザインするために材料を選んで押して楽しみながら発展させていく子の姿も見られました。

染め物のコーナーでは朝からあまり経験のない教師達が集まって副園長に玉ねぎ黒豆、ヨモギの色を出すための水の量や材料をどれくらい入れるかなど指導してもらいながら準備しました。実は玉ねぎの皮を水につけっぱなしにしてそこから玉ねぎの色素が抜けてしまっているという失敗をしてしまいもっと事前に研究して自分達でできるようにしなければと反省しました。これを機会に遊びの中で何度も経験し研究していきたいと思います。

玉ねぎの皮の黄色は本当にきれいに染まり赤じその葉の赤色も鮮やかに染まってMちゃんは持参した白いハンカチを濃いピンク色に染め化繊でできている周りの白いレースの部分だけ白く残ったのを見て「面白いね。」と喜んでいました。又、毎回フリースクールに参加しているSちゃんが持参したランチマットはSちゃんが年少の時にフリースクールで染めた物で、使っているうちに薄くなったからと今年また玉ねぎの皮で染め直して使うのだということを聞いてとても感激しました。こんな風にフリースクールを楽しみにして下さっている方がいることに感動し新しいことを少しづつ取り入れ内容を深めながら伝統的に続けていくものもあっていいのだなと嬉しくなりました。

最後に自分達が作った物を皆に見せ合って次回を楽しみにして解散しました。きりん組のちほちゃんの絵の具の浸し染めとハンカチが見つかりません。参加された方で持ち帰られた作品に書かれた名前を確かめてみてください。間違って入っていましたら月曜日にお持たせ下さい。

親子で楽しいひと時を過ごして頂きながら私たち教師も遊びの科学を深める機会となるフリースクールにぜひ皆様でご参加頂き、コミュニケーションを深めていけるフリースクールになるようご協力下さい。

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2015年5月23日 土曜日

戸外で遊んでいたすみれ組のAちゃんが「ねーねー、あそこにこーんなに大きいクモがおるんよ。こっちきて!」と副園長にあわてて声を掛けました。とても怖がっている様子なので行ってみると、そこには「大きいクモ」ではなく、「大きいクモの巣と小さなクモ」がいました。よく見ると、綺麗な六角形の中に網目状にとてもきれいなクモの巣ができていました。そこで怖がっているAちゃんと年中児にこのクモが自分でこんなきれいな形を作ったこと、ここでひっかかってくる虫を食べようと待っていること、みんなには何もしないことを副園長が話してくれました。そこに年中ぱんだ組の子ども達も加わって興味深く聞いていました。楽しくなったぱんだ組のBちゃんは足洗い場の2本の手すりにぶら下がって「クモの巣ー」と呼びました。するとCちゃんが重なって「クモの巣ー」すると、次々と子ども達が集まって重なってまるで本物のクモの巣のようになりました。

今度は年長児がそこへやってきて、副園長の話を聞いて、去年の発表会で年長児がした「ありがとうの花」の劇の中にクモが出てきたことを思い出しました。そして、大きな巣を見てらいおん組のK君が「クモの巣は虫を捕まえるためにクモが作りよるんよ」と得意そうに説明しました。大きな巣の真ん中で堂々といるクモはまるで獲物を狙っているようでした。クモの巣に興味を持った子ども達はつりかんでぶらんぶらんとしてクモの巣を表現したり、クモの巣探しを始めたりしました。改めて見ていくと、三輪車置き場の裏や非常階段の所などありとあらゆるところにいくつもありました。それを見てC君が「クモの巣はみんながおるところにはなくて、人が来ない所にあるんだね」と言いました。くま組のMちゃんが藤棚にあったクモの巣を見て「雨が降った時に屋根がない所のクモの巣はどうなるのかな?」という疑問を持ち、教師に問いかけました。降園前に駐車場の木の間にあるクモの巣を見つけたMちゃんはジョウロで雨をふらせてみてどうなるのか試してみることにしました。1回目は普通に水をかけると…クモの巣は丈夫で壊れませんでした。しかし、2回目はジョウロの先が抜けて水がドボドボとかかると壊れてしまったのです。年少さんの気づきからいろいろなことに広がっていき、楽しい学びの一日となりました。これからも身近な自然に目を向けて子ども達と一緒に気付き、感じ、学んでいきたいと思います。

今日の給食は、

胚芽米・厚揚げステーキの野菜あんかけ・じゃが芋の煮物・コーンサラダ・果物

でした。栄養満点のメニューで子ども達もおいしくいただきました。

※健康情報…みんな元気いっぱいで感染症もありません。

 

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コメント (「クモの巣みーつけた♪」 ひつじ組 神岡会里 はコメントを受け付けていません)