2014年12月1日 月曜日
今日は人形劇観劇の日でした。登園してくると「今日は人形劇を見る日なんよね」と楽しみにしている様子がうかがえました。人形劇が始まる前の手遊びでは、劇団バクの方が盛り上げてくださり子ども達は一瞬で引き込まれていきました。「パンダ・ウサギ・コアラ」の手遊びでは「コアラ」の部分を「なかよしコアラ」と言い方を変えて、近くにいる友達をギューッと抱きしめるように子どもたちに声をかけてくれました。「なかよしコアラ」と声がかかると、子どもたちは嬉しそうに近くの友達を抱きしめていました。年長児のAちゃんは少し離れていた古森先生のそばまで行きピッタリとくっつくというとても可愛い姿を見ることが出来て心が温かくなりました。
今日の劇の物語は「しあわせな貧乏神と福の神」でした。ずっと昔からこの家に住み着いていた”貧乏神”のせいで貧乏な生活をしていた田吾作という若者がいました。その田吾作は心が優しく村の人たちからも慕われていました。そんな田吾作のお嫁さんになりたいと庄屋さんの家のお嫁さんになるように求められても断ってやってきた、おみおさんと一生懸命働いて幸せに暮らし始めた田吾作に貧乏神は除夜の鐘と共に福の神と交代しなければならないと泣きながら訴えました。田吾作はこのまま貧乏神がこの家に住めるよう相撲で決着をつけることを提案しました。田吾作や子どもたちの応援のおかげで見事勝利した貧乏神は、福の神として田吾作の家で幸せに暮らすことになりました。
物語が始まると、照明の点灯や大きな人形に驚いていた子ども達もいつの間にか物語にのめり込んで、それぞれが夢中になって観ている姿や表情を見ていると、とても楽しくなりました。そして劇中に人形から問いかけられると子ども達は明るく大きな声で答えていました。そして物語が終わるとバクのお姉さんに教わりながら手話で「ありがとう」の歌を歌ってお別れをしました。お部屋に戻っても興奮が冷め切らない子ども達は「イチゴが大きくなるのがおもしろかった!」「神様と神様がケンカするのが楽しかった」と次々と話していました。この観劇を通して子ども達は相手を思いやる優しい心の大切さを知ったことでしょう。そして本当は表情が変わらない人形が仕草一つで困ったり、考えたり喜怒哀楽を感じさせる表情までそのように見える表現力に私自身勉強になりました。遠方から来てくださった劇団バクの皆様、ありがとうございました。
今日の給食は、人参パン、具だくさん焼きそば、リンゴでした。おなかのすいていた子ども達は「おいしい!おいしい!」と言ってあっという間に食べていました。
♪幼稚園では今日から12月25日まで、毎日午後5時から8時までイルミネーションが点灯しています。是非、見に来て下さい♪
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