2014年5月31日 土曜日
今日は、26年度第1回目のフリースクールがありました。“風”をテーマにして、教師達で話し合いを進めていき、子ども達の身近にあるものを考えました。
劇では、風で動く身近なものという事で、教師が落ち葉、たんぽぽの綿毛、鳥、かざぐるまの役になって演じていきました。そして、風には様々な力があることが分かりました。劇の中でたんぽぽが風に乗って飛んでいくのを見て、A君が「パラシュートと同じだね。」とつぶやきました。パラシュートのビニールがたんぽぽの綿毛、重りが種とイメージしていたようです。鳥は風に乗って飛び、風がなくなっても羽にある羽毛と翼の下からの抵抗により再び高く舞い上がることができること。かざぐるまは、息をフーと吹くとその風で回り、走ることでもっと風が起こり速く回転することなどが、劇のストーリーの中で表現され、様々な所で風が起こり役に立っていることが分かりました。
各コーナーに分かれての活動では、ヨット、パラシュート、風鈴、かざぐるま、風輪に分かれて作りました。
ヨットでは、風を受けて進むヨットを作ろうという事で、帆の部分を工夫して倒れないようにしたり、自分達が作ったヨットを並べて、息を吹いて進める競争をしたりしていました。又、うちわを使って風を起こすと、扇ぎ方で進み方が変わることを発見し、うちわの扇ぎ方を工夫している子もいました。
パラシュートでは、見本を見てすぐに作り高いところから飛ばしていました。B君は、重りが重くなるとすぐに落ちてしまうことを発見すると、長時間浮くようにと重さにこだわって作ったり、パラシュートを2つつけるとどう飛ぶのかなど、自分達で試行錯誤しながら作っていました。
風鈴では、材料を工夫し様々な材料を利用して作っていました。家庭から持ってきてくださった缶や、音の鳴る飾りなど目的を持って作る姿がありました。子ども達が作った風鈴を見てみると、どれも同じものはなくそれぞれが工夫して作っていました。風が吹くと揺れて、とても涼しい音が鳴っていました。
かざぐるまでは、幼稚園で作った物を思い出しながら、お母さん達に教えてあげていました。完成したかざぐるまをもTえ、とても嬉しそうに走ったり、風の吹く方向に合わせると、クルクルときれいに回るよう遊びながら考えたりしていました。
風輪のコーナーでは、みんなカラフルに色を付けて均等に切ると、平らな所で転がしていました。風を受け上手く転がる風輪が出来ていました。
最後は皆で作った作品をみんなの前で見てもらい、とても嬉しそうでした。みんなそれぞれ違った素敵な作品が出来ていました。今回のフリースクールでは“風”をテーマにして、子ども達の身近にあるものから学びました。時間いっぱい作ったり、遊んだりすることが出来ました。風というテーマはとても奥が深く、たくさんの現象が見られます。冬頃はもう一度『第2弾“風”』をテーマにして、また違った視点から学んでいきたいと思います。
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