2014年2月28日 金曜日
今朝、登園して来たT君は「氷できとるかなー?早く見に行こう」と目を輝かせて部屋に入ってきました。昨日T君、K君、H君は製氷皿に草と水を入れて、氷を作ろうとしていました。「日が当たると溶けるかも」というK君の案で2人で木の陰に隠していたのです。その下にh、虫が来ないように松葉をしっかりと敷き詰めていました。誰にも見つからないように、こっそりと隠した3人は、部屋に戻ってからもどんどんイメージが広がって話が弾みます。
K君「もし、草入り氷ができたら、明日カフェをしよう」
T君「いいね。おしゃれやね」H君「コーヒーに入れる?」
K君「パンもいるね。あぁー楽しみ。お願いです。明日寒くなーれ!!」
目をキラキラさせて話す3人の会話に私もワクワクしてきて製氷皿の中の草は、まるでお洒落なハーブか何かに見えてきました。ポカポカ暖かくなってきた今日この頃。氷は出来ないかもしれませんが「木の陰なら。。」「朝一番なら。。」という子供たちの思いと、かわいい姿を見守っていきたいと思いました。
今日、らいおん組は習字がありました、1年間に50文字教わって書けるようになりました。お習字の最終日は菅野先生が1人1人の為にお手本の名前を書いて来て下さっていて、それを見ながら書いていきました。みんなとても真剣に大切な自分の名前を書く事が出来ました。そして、菅野先生には今日が最後という事で感謝の気持ちを込めてプレゼントカードを渡しました。
今日はミニ発表会の最終日でした。ひよこ組のミニ発表会での事ですが。なんと、「花が咲く」の曲がかかると、手話を始めました。自分たちの学年だけでなく、どの学年の踊りや歌、手話も見て、聴いて楽しく覚えています、とてもかわいい姿が見られました。
★今日の手作り給食のメニュー★
・胚芽米
・大根とにんじんのそぼろあんかけ
・焼きさば
・マカロニサラダ
・煮リンゴでした。今日は参観の保護者の方も配膳を手伝って下さりました。一緒に「おいいしね」と食べて下さって子ども達も大喜びで食べていました。特に、大根のそぼろあんかけと煮リンゴは大人気でした。
2014年2月27日 木曜日
自由参観日4日目、今日も雨あがりの足元の悪い中沢山の保護者が来園してくださいました。空が徐々に明るくなって太陽が出てくるとすぐに子ども達がサッカーを始めて広いコートを行ったり来たりボールを追いかけていました。
ふと見るとその中にたんぽぽ組のMちゃんのお父さんの姿が見られました。Mちゃんのお父さんは今日は朝から子ども達と遊ぶつもりでジャージで来て下さったようで、子ども達に混じって遊んで下さっていました。水たまりでは泥んこ遊びやお団子作りをしたり、鉄棒に縄を掛けてブランコにして揺れたりと色々な場所で遊んで園庭中が活気に満ち溢れていました。
園庭の隅っこで何やら相談しているらいおん組の2人組の男の子達は製氷皿の四角一つひとつに草を入れて「明日の朝、固まっとるといいなぁー」とつぶやいていました。お料理コーナーではくま組の女の子達のお料理作りが盛んで、ブロッコリーを削ってふりかけを作るなど面白いアイディアも見られました。
参観のメイン活動では各クラス今日の活動のなかでこの一年間の子ども達の育ちが見て頂けるようにと考えていますが、子ども達の反応に教師が右往左往したり、手際が悪くて冷や汗をかきそうになったりする事もあります。しかし子ども達は普段と変わらずありのままの姿を見せてくれています。そんななかこの参観日中にも驚くような子どもの変化が見られました。
今まで人前で恥ずかしがって声を出せなかったAちゃんが突然大きな声で話をする事が出来るようになったり、引っ込み思案だった子が友達と意気投合しながら楽しそうに活動できたりしていました。 そしてそれはここ数日春を思わせるような自然の力も関係あるようで、厳しい寒さから解き放たれた心が躍るような気持ちがそうさせているとも思われました。
また、今日は赤コースの手作り給食で参観で給食を希望されていた保護者も一緒に食事をする事が分かると子ども達の方から「ここにどーぞ。」と座る場所を空けて準備していました。月曜日の食育講演会に参加されて今日も来られていた保護者の方は子ども達が食べる手作り給食の美味しいことに本当に感激されると共に胚芽の残ったパワーのある玄米ご飯としっかり下味のついたお肉の生姜焼きレタス添え(ボリュームたっぷり大きいお肉でした)ブロッコリーとキャベツのサラダ、もやし人参、玉ねぎの炒め物、りんごを残食なく食べておかわりを何度もする年少児にとても驚かれていました。
2014年2月26日 水曜日
自由参観日3日目の今日は、昨日よりも少し肌寒かったのですが子ども達は元気いっぱいです。砂場では、うさぎ組の男の子たちが久しぶりに川作りをしていました。以前にはなかった長いホースを使って水を入れ始めました。1人がホースを持ち、もう1人がやかんで水を入れていましたが、入れても入れてもなかなか水が出てきません。「なんで出んの?」とつぶやきながら考えていると「ホースを持ち上げたら出てくるんやない?」と誰かが言いました。「ほんとやー!!」と大歓声が上がり、そこから色々なアイディアが出てきました。「ホースを埋めてその上に道路を作ろう」「川のところには橋を架けよう」「お店を作ろう」と川作りから街づくりへと発展していきました。
1学期末には、なかなかアイディアが出てこなくてうさぎ組の子ども達だけでは発展しなかった遊びが、この1年間でとっても成長した子ども達、年長さんの手をかりなくても、もう大丈夫です。そこへ年少さんも入ってきて遊びに加わりました。こうやって三葉のあそびは受け継がれていくのです。
うさぎ組では、壁面作りということで「うさぎ組になって楽しかったこと」というテーマでそれぞれの思い出を話し合った後、絵を描いていきました。様々な行事がある中、初めて行った施設訪問や、年明けに降った雪のこと等、沢山のことを振り返ることができました。子ども達はこの1年でお絵描きも上手になり、丁寧に色を塗ったり、指まで5本細かく描いたりして1つの絵に時間をかけてじっくりと描いていました。できあがった壁面にみんなも大満足です。
さて、今日は青コースの年長さんのミニ発表会でした。沢山の保護者が来られていましたが、3階ホールでは子ども達が間近に見えるのでとても迫力があり、アンコールの手話では涙を流して感動して下さる方も多くいました。また、終わった後には、大道具も保護者の方に手伝って頂き、お部屋まで運ぶことができました。大きな声でアンコールして下さった保護者にとても嬉しく、胸を熱くした教師たちでした。
2014年2月25日 火曜日
3月3日のひな祭りに向けて、園内にも雛人形を出しました。年長組の教師が雛人形を運んでくると、年長児と一緒に飾り始めました。子ども達は飾り終えると、「うれしいひなまつり」の曲を歌って、嬉しそうに雛人形を見ていました。そこを通りかかった副園長は、「何か寂しいな。」と感じたようです。そして、雛人形の向きを、1階の入り口の方向に変えました。また、雛人形を見るために敷いていた座布団を畳に変えました。すると、雛人形を見ることのできるお座敷が出来上がったのです。1階の入り口を入って来た子ども達は、「うわー!ひなにんぎょうだ!」と喜んで、色々な学年の子ども達が集まってきました。そして、「おにんぎょう、きれいやね!」「わたしは、あのおひなさまになりたい!」と、会話を弾ませていました。雛人形の向きを変えたことで、子ども達の目に入り易くなり、畳を敷いたことでたくさんの子ども達が集まって楽しさを共有できる環境になりました。向きや広さなどの工夫によって、こんなにも子ども達の感じ方やかかわり方が広がるのだと、改めて環境の大切さを感じさせられたのでした。
ぺんぎん組では、1年間の絵をまとめた表紙作りをしました。「ぺんぎんぐみのおもいで」と題を付け、子ども達は自分が選んだ好きな色の画用紙に自由に絵を描きました。子ども達が描いた絵の内容は、つりかんをしているところやサッカーをしているところなど、幼稚園で遊んでいる絵が多かったのですが、どの子の絵を見ても友達と一緒に遊んでいる絵ばかりでした。幼稚園で好きな遊びをみつけて遊ぶことが大好きになった年少時から、友達と遊ぶ楽しさを十分に経験したことが心に残り、表紙の絵に表れているのだと感じました。子ども達の1年間の心の成長が目に見えて、嬉しく思いました。
昨日から始まった3学期の自由参観日ですが、ミニ発表会や壁面の飾り作り、アルバムの整理など色々な保育活動を学年に合わせた内容でご覧頂くことができます。幼稚園で伸び伸びと遊ぶ姿はもちろんのこと、友達と協力して活動する姿や心の成長などを見て感じとって頂けたらと思います。
2014年2月24日 月曜日
週明けの今日、園庭では年長さん達が大集合。来週行われるエルピスのサッカー大会に向けて、やる気満々。園庭は、活気に満ちていました。M先生コーチのボールパスを次々とゴールに向かってシュートしていきます。
いつの間にか年中さんも混じってますます活気づいていました。そんな頑張っている友達の姿を見て「内助の功?」で影で、せっせとお料理をつくっている年長の女の子たちがいました。
ぞうぐみのAちゃんやEちゃん、Kちゃんたちです。N先生の知らせを聞いた私は、すぐにままごとコーナーに行ってみると3人が並んで、慣れた手つきで野菜を切っていました。菜の花、ブロッコリー、人参、紫キャベツなどの春らしい食材が並び、腕をふるっているところでした。
その姿は、いつも三葉の子達が美味しそうに食べる子ども達の顔を思い浮かべながら料理をしている副園長の姿と重なって見えました。
誰かのために誰かを思いながらお料理をするということ。それは三葉の食育の心なのだととても心が温かくなりました。
本日の講演の中にも、きっとそのようなお料理の心のお話があったことだと思います。
さて、本日の園児達の給食献立は、ココアパンと具だくさん味噌汁、伊予柑でした。人参、たまねぎシメジ、豆腐、ちくわ、ねぎなど具がたっぷり入った栄養満点のお味噌汁は子ども達にも大人気。ひよこ組の子ども達も次々とおかわりの列に並んで、嬉しそうに何杯もおかわりをしていました。美味しいものを食べると、皆ニコニコになるから不思議です。
また、今日は、東城百合子先生をお招きして、後援会主催の食育講演会が行われました。「家庭の中で食を通しての子育てについて」の講話がありました。
保護者の方は、55名、外部から26名来られて熱心に東城先生のお話を聞いておられました。
人のために誰かのために心を尽くして、何かをしていくと、誰かが喜んでくれる。そうすることで心が相手に伝わる人と人とのつながりができていく事や感情でしかるのではなく、愛情で子どもは素直に成長していくことなど、親の使命の大きさなどについてお話をしていただきました。
その後の食事会のメニューは、具だくさんみそ汁、ししゃも、ブロッコリー天、りんご納豆、大根の煮物、黒豆ご飯、いりこ(だしをとった)のつくだ煮、ニラもやし炒めカレー味でした。
副園長のオリジナルの「心のこもった料理」に驚いた外部から来られた方は、「こんなに美味しいお料理を食べることが出来るここの子ども達は幸せですね」とにこやかにおっしゃって帰っていかれました。
食を通して心を大切にする保育をこれからも続けていきたいと思います。
私達教師は、この講演会で人のことを思い、お迎えするという心遣いが出来ていなかった所にも気づきました。
この反省をまた明日からの保育にも生かしていきたいと思います。
お手伝いして頂いた役員さん方、食育サークルの方、本当にありがとうございました。
2014年2月22日 土曜日
生活発表会では、踊りの大好きな幼児達はコミニティーセンターキャメリアホールの大きな舞台で年長のお姉ちゃんと一緒に楽しく踊ることができました。そんな幼児達の前に牛乳パックで作ったいすを出してみました。するといすを見つけたAちゃんがすぐにやってきてその上に乗ってみたり腹ばいになったりして遊び始めました。その様子を見ていた幼児が次々に集まってきてAちゃんと同じようなポーズをとっていました。また1歳児のBくんは牛乳パックのいすを両手でたたき始めました。すると「パンパン」と少しにぶい音がしました。それを聞いてさらに両手で「パンパンパン」とたたいて大きな音を出して遊び始めました。また1歳児のCくんはそのいすをこっそり部屋の隅に持っていき一人で座ろうとしていました。不安定ないすの上に上手に座ろうとぬいぐるみの入った箱を支えにしてゆっくり座っていました。
2歳児のDちゃんは畳の上でそのいすを押してみると速いスピードで滑ることに気が付き畳の上をくるくる走っていました。それを見ていた他の2歳児もDちゃんのうしろに並んで畳の上でいすを押し始めました。「キャーキャー」と楽しそうに遊んでいる友達の様子を見ていた他の幼児達も次々に真似して走り始めました。まるで幼児達の雑巾がけ競争のようでした。楽しそうに走っている2歳児を見ていた1歳児ももう1つ残っていたいすを押してみると畳の上でするするとすべったのでスピードを出して遊び始めました。楽しそうなことは見逃さずすぐに真似ようとする1歳児達です。
一方2歳児のお姉ちゃんがいすを並べて座っている隣りにちょこんと座った1歳児のEちゃんはお姉ちゃんが作ったままごとのジュースを飲ませてもらっていました。ぴよぴよの中でも2歳児はお姉ちゃんお兄ちゃんになって1歳児の世話をする姿も見られます。先日の発表会からいろいろな場面でかかわりを持ちながら成長していく幼児の姿を見ることができました。
2014年2月21日 金曜日
2月18日火曜日に年中組は、じゃが芋の種芋作りをしました。1個のお母さん芋を半分に切って2つのお母さん芋を作った子ども達は、芽を切らないように包丁で慎重に切りました。そして、切ったお母さん芋にバイキンを寄せ付けないために灰を付け今朝まで乾かしました。
そのお母さん芋を今日は、生石農園に植えに行きました。園を出発する前に副園長から「お母さん芋を半分に切って2つのお母さん芋を作ったよね、その切ったお芋には、何を付けたかな?」の問いかけに「炭」と答えた子ども達。しかし、副園長は、「枯れ木に花を咲かせましょう」と言いながら、はなさかじいさんが灰をまいて花を咲かせる話をしてくれ「お母さん芋に付けたのは灰だよ」と語りかけるように話してくれました。子ども達もその話を聞きながら灰を付けたことを確認しました。そして、次は、いよいよお母さん芋の植え方です。副園長に「お母さん芋には、芽が長く伸びているものもあるから、その芽を折らないように優しく持ちましょう。芽を折ってしまうとそこからは、お芋の葉っぱがでてきません。葉っぱがでなかったらお日様から栄養がとれないので優しく持って植えましょう。芽の根っこには、毒があるんだよ。どうしてか知っているかな?」の問いにぺんぎん組のK君が「お母さん芋から生まれてくる子どもを守るため」と言いました。すると、副園長も「この芽には、これを食べたら死んでしまうよとお芋を守っているんだよ」と教えてくれました。他にも、お母さん芋を優しく持って芽を上にして植えること、土をかぶせる時は、砂場の山のように優しくかぶせることを教えてもらいました。副園長から大切な話を聞いた子ども達は、約束を守ってじゃが芋をしっかり植えようと責任感を持って畑に行きました。
畑には、運転手さん達が子ども達が植えれるように準備をしてくれていました。そして3号車の運転手の山本さんからも植え方を教えてもらいました。山本さんは、昨年の反省を生かしてお母さん芋を植える為に間隔をとり穴をあける為の秘密兵器の太い竹を用意してくれていました。約束事を守りながら520個のお母さん芋を植え終えた子ども達は、園に帰ると副園長に約束を守って植えたことを報告しました。沢山の方に支えられて、じゃが芋植えが出来たことに感謝し、大きく生長することを子ども達と期待したいと思います。
☆今日の手作り給食のメニューは、胚芽米、豚の生姜焼き、もやし炒め、ブロッコリーサラダ、リンゴです。みんな「美味しい、美味しい」と言って喜んで食べていました。
コメント (「氷が固まるといいな」 らいおん組 松田 亜弓 はコメントを受け付けていません)