2013年12月4日 水曜日
今朝は、少し寒さも和らぎ、お日様の日差しが心地よく、子どもたちは、自然とポカポカ陽気に誘われて園庭へ出て遊んでいました。
さて、今日は「劇団バク」による「かぐや姫」の観劇の日です。子どもたちは、朝からワクワクとても楽しみにしていました。
副園長によるバクさんの紹介の後、ハタハタさんが出てくると、皆が大きな拍手で迎えました。ハタハタさんの身振り手振りがとても楽しくて、子どもたちは大きな声で返事したり、歌を歌ったり、笑ったり、拍手したり・・・リラックスした中で人形劇が始まりました。
光り輝く竹の中から赤ちゃんのかぐや姫が出てくる場面では、子どもたちも「ワー!!」と大歓声!!どんどん劇の中に引き込まれていきました。おじいさん、おばあさんなど出てくる人形達の動きに、子ども達の反応がとても楽しく表情豊かに見入っている姿に、教師達まで楽しくなりました。
途中でみかどたちが、かぐや姫をだまそうとした場面では「ダメー にせもの!にせもの!」と口々に叫んで一生懸命、伝えようとしていました。また3番目のみかどがかぐや姫のために怪我をして腕に三角巾をしているのを見て、ひよこ組のH君は、「古森先生の手と同じ手だね」と心配そうに見ていました。どの学年の子も話の中に入り込んで見入っていました。
また、背景の三日月が少しずつ丸くなっていく事や、かぐや姫が月に帰る時、小さな光がスーッと動いていた事に気づいた子どももいました。ただ、お話を見るだけではなく、舞台装置にも興味を持っていた子もおり、子ども達はひとつの経験から様々な角度から見たり、聞いたり、感じとったりしたことをどんどん吸収していくのだなと改めて感じました。
こあら組さんは、保護者の方と喜んで観劇を終えた後、もう一つのお楽しみ「焼き芋」がありました。
「たき火」を見たことのない保護者の方やこあら組さんは、とても興味をもって、火が燃え、煙が立ち登る様を見ながら、ホクホク、あつあつの焼き芋を食べていました。実は、前半のこあら組さんの時に焼き芋を焼き終わってしまって、後半のこあら組さんの時には火のない所で、焼き芋を食べる状態になってしまいました。「それではあまりにも淋しい」と副園長が自ら、園児の焼き芋も焼いてくれました。私たち教師の大きな反省です。
園児達は、今日も思いがけない美味しい焼き芋を食べることができて大喜びでした。
さて、「劇団バクさんが帰られます」という副園長の放送にあちらこちらから子ども達が飛び出して来ました。「ハタハタさーん ありがとう」「また来てねー!」と言いながら手を振ってお別れをしていました。
三葉幼稚園の子ども達は、どんな時でも出会った人との「心の触れ合い」を大切にします。
今日のかぐや姫のお話もバクさん達との出会いも「心のポケット」の中に大切に残っていくのだろうなと思います。
きっと今日の食卓で子ども達との話が弾むだろうと楽しみにしています。
※補足・・・劇団「バク」のバクは不思議なものを食べます。さて、何を食べるでしょう?
ハタハタさんの質問に「ハーイ」と手を上げて胸を張って前に出たM君・・・「虫です」
(答えは、みんなが寝ている時に見る怖い夢や悲しい夢を食べてくれます。だからみんな楽しい夢や嬉しい夢を見るのです)子どもに聞いてみてください。・・・・・・・・副園長より
コメント (劇団バク【かぐや姫】との温かい出会い ひよこ組 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)