2013年10月26日 土曜日
「玄米パワーの秘密」何だかこの言葉を聞くだけで、固いイメージを思い浮かべる事と思いますが・・・・このフリースクールの準備を進めていくにつれ、玄米パワーのすごさを思い知ることとなったのです。
これは、「何とかわかりやすく皆に伝えなくちゃ!!」との思いから、フリースクール恒例の「先生たちの劇」の中に「玄米レンジャー」が登場。玄米パワーについて、熱演しながら(?)伝えていきました。
「玄米レッド・・・体の中のいらない物を取りながら消化していくのでからだの中がきれいになるよ。
玄米イエロー・・・玄米の中には、エネルギーがあるので、疲れ知らず。
玄米ピンク・・・玄米は、しっかり噛まないといけないから少量でおなかいっぱい。だからダイエットにも効果的。
玄米ブラック・・・しっかり噛むから、あごの力も強くなる上、脳を刺激し、物忘れ防止にいいよ。
玄米ブルー・・・腸の中でいい菌を増やして、血をさらさらにして体力がつくよ。」
突然の「玄米レンジャー参上!!」に戸惑いながらも子どもたちは応援の拍手を送ってくれました。
ところがそこで副園長の「ちょっと待った!!」の声。「玄米を食べるといいことがたくさんあるけれど、玄米だけ食べればいいのだろうか?」との問いかけに、皆で考える場を持ちました。
玄米にないもの・・・、それはカルシウムとたんぱく質。それを補うためには、玄米と一緒に魚や味噌を取ることが大切であること。玄米も人と同じで一人では、力を発揮できないこと。周りの人の力を受けてこそ、お互いがパワーアップするようになることなどを話してもらって三葉玄米レンジャーたちも会場の皆もまたひとつ、健康関心度がパワーアップしたのでした。
また、プロジェクターを使っての、年長さんの田植えから稲刈りまでの活動をみて、保護者の方は、普段は見ることの出来ない場面を見れて、とても喜んでおられました。そして、その稲刈りのとき、根っこごと抜いて帰った稲の根っこを見て、ひとつぶのもみから、15本の茎が出来ていることに気づきました。お茶碗に1、2杯分です。
ひとつぶから、お茶碗1、2杯分のご飯!ものすごい生命力ですね。「お米ひとつぶを大切にしなければいけない」という意味も自然に理解することができます。私たちは、このひとつぶのお米に生かされているのですね。
そしてその後、保護者の方と一緒に1本の稲に何粒のお米がついているのか数えてみました。72粒、85粒、99粒、110粒、個人差がありましたが、私たちの聞いたところでは、112粒がチャンピオンでした。
手で脱穀したもみを今度はすり鉢に入れ、野球のボールですります。もみと玄米に分かれる「もみすり」では、年少さんもかわいい手でぐるぐるすると「ふっ!!」と口でもみ殻を飛ばしている姿がとても印象的でした。
「どうしてすり鉢と野球ボールなのだろう!1」という疑問を持ったWちゃんのお母さん。さすが、三葉の保護者です!!副園長から子どもたちが持ちやすく程よい弾力性があるので均等に力が入るので良いことを話してもらっていました。
もみすりの後は、お楽しみの5分づき胚芽米のおにぎりパーティーです。保護者と一緒におにぎりを握る笑顔は最高で、ほのぼのとしたひと時でした。のりを巻いたおにぎりとししゃも。ニラみそきゅうり、そして入り玄米をグループの人たち皆で楽しくお話をしながらのミニ食事会ができました。Aちゃんのお母さんは、ニラみそをご飯につけて食べると最高!やっぱりニラみそは美味しいです!」と笑顔で話してくださいました。
☆大人気ニラみそレシピを紹介します。
材料・・・松山麦みそ(2分の1から3分の1袋)・ニラ(みじん切り)半束程度・生姜少々(すりおろし)・三温糖・みりん・油
1、油でにらがしんなりして火が通るまで炒める。
2、1に麦みそと生姜少々、砂糖とみりんを入れて練っていく。弱火ー中火で様子を見ながら練っていく。みりんを多めに入れて味の調整と、とろみの調節をする。みそは火を通しながら、練りこむ。*沸騰させない!その前に火を切ってください。
密閉容器にいれて、冷蔵庫で4?5日は持ちます。きゅうり以外に、大根、にんじんスティック、おにぎりや豆腐ステーキに付けても美味しいです。
*ニラには、粘膜に強く、感染症にかかりにくいというすごいパワーを持っていることもわかりました。
今回のスクールを通して、毎日の食の大切さを改めて見直し、日本のお米のすごさに改めて感動しました。これからも子どもたちと一緒に食の大切さを考えながら生活の中に取り入れていきたいと思います。
☆10月26日付けの愛媛新聞に三葉幼稚園の手作り給食の記事が掲載されています。どうかご覧ください。(先日、愛媛新聞社の方が取材にこられました)
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