2013年7月3日 水曜日
三葉幼稚園の園庭には、すべり台やブランコなど、たくさんの固定遊具があります。その中でも、人気があるのがつりかんとうんていです。今日もたくさんの子ども達がつりかんを渡ったりうんていに登ったりしていました。最近ではつりかんやうんていなどの危険性の高いとされる遊具は、公園や小学校からなくなっているそうです。しかし、三葉幼稚園には、それらをあえて残しています。それは、この遊具たちが幼児期に育てたい運動能力の全てを育ててくれるからなのです。つりかんの所では、年少組のMちゃんが楽しんでいました。その様子を見ていると、腕の力強さリズム感の良さ、体の柔軟さを感じさせられました。つりかんを渡るためには、体を支える腕の力が必要です。そして、体を大きく振って勢いをつけるための体の柔軟性や次のつりかんを上手く掴むためのリズム感も必要です。つりかんを渡り切れるようになった頃には、これら全ての能力が育っているのです。そうしていると、Mちゃんが手を私に見せながら、「先生!!手が痛いんよ!」と言ってきました。その手には、たくさんの豆ができていて、今にも潰れそうになっていました。豆が潰れてもバンソウコウを貼って、子ども達は自分の意志でまたつりかんをします。そうしたやる気の積み重ねが、子ども達の運動能力を高めて忍耐力を培わせるのではないかと感じました。
今日から水曜日の完全給食が始まりました。完全給食とは、7月と9月の2か月間、家庭からのお弁当が傷むことを避けるため、幼稚園で給食を作るというものです。今日のメニューは、「焼きうどん・ニラと玉ねぎと人参のかきあげ、ツナとキュウリのポテトサラダ・バナナ」でした。焼きうどんといっても、三葉幼稚園の焼きうどんは一味違います。まず、湯がいたうどんをオリーブオイルで炒めて砂糖としょうゆ、ウスターソースで味をつけて焼きうどんを作ります。次にカレー味の野菜のスープをその上からかけます。うどんに野菜たっぷりのスープをかけることで、のどごしが良くなり暑い日でも何杯でも食べられるのです。子ども達も大変喜び、よく食べていました。かきあげに入っているニラや玉ねぎやサラダのキュウリは園の農園で収穫したものです。自分たちが育て、収穫した野菜からできた料理は、格別においしいのです。7月より、完全給食が始まりました。水曜日はお弁当を持たせないようにご注意ください。
年長のぞう組ときりん組は、合歓の木への交流に行きました。「あんたがたどこさ」の手遊びでは、「さ」の音の時にお手玉を相手に投げます。なかには、投げることが困難なお年寄りがいましたが、そのことに気付いたFくんは優しく手渡していました。子ども達が考えた「あんたがたどこさ」の手作り紙芝居は、お年寄りも喜んで見てくださり大盛況でした。その後の「あんたがたどこさクイズ」もお年寄りが子どもの時に馴染んだ遊びに、そんな話があったのかと大喜びで考えて、答えてくださり大盛り上がりでした。
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