2013年6月13日 木曜日
ピロティーから抜けてくる涼しい風が通る年少組のテラスには、スイカの形をしたシーソーが置いてあります。そこは、園内でも涼しい遊び場の一つとなっていて子ども達が楽しそうに遊んでいました。そんな中、年少児のMちゃんが泣いていたので、どうして泣いているのか聞くと、「順番を代わってくれない。」ということでした。そこで、5・4・3歳児が混ざっての話し合いが始まりました。『みんなが楽しく遊ぶためには、どうすればいいか?』すると、年長児のKくんが、「10回したら交代せん?」と提案しました。そして、みんなで10回数を数えて交代していくと、誰一人として泣いたり拗ねたりしないで遊ぶことができました。5・4・3歳児がかかわり合って遊ぶ三葉幼稚園では、子ども達自身が遊びのルールや方法を考え出していきます。年長児が年中・年少児をリードして遊ぶ姿には、心温まるものがあり、5歳児のたくましさを感じました。
先週から戸外に出ている魚釣りのコーナーでは、今日もたくさんの子ども達が集まっていて集中して魚を釣っていました。その隣にある魚を作るコーナーに年中組のSちゃんが、「今日も魚作る!」と張り切っていました。まずは、作る材料集めをすることにしました。色々な素材を集めるために、クラスを回っていき、「魚作るけん、廃材分けて!」とお願いすると「いいよ!」と快く返事が返ってきました。何でも、みんなで分け合って仲良く使うのが、みつばっ子達です。水に入れても破れたり壊れたりしない牛乳パックやプリンカップ、発泡トレー等を子ども達は選んで集めています。素材の性質に気付いている子ども達には驚かされました。そして、様々な材料を集めると、いよいよ魚作りが始まりました。牛乳パックに自分のイメージする魚の絵を描く子やカップに切り込みを入れてタコを作る子等、それぞれが自分の作りたい魚を作って楽しんでいました。そんな中、卵パックが口のように見えたRくんは、「ワニを作る!」と言って、トレーをくっつけたりカップを足にしたりして作っていきました。三葉幼稚園の魚釣りの池にいるのは、魚ばかりではありません。ワニをはじめカメやカニ、ペンギン等もいるのです。子ども達は魚以外のものを釣るのも楽しみの一つのようで、とてもにぎわっている魚釣りコーナーでした。夕涼み会でも、子ども達が遊べるコーナーとして魚釣りが出ますが、今よりも釣ることが少し難しくなる工夫がされる予定です。楽しみにしていて下さい。
午後には内科耳鼻科検診がありました。不安そうな年少児の姿を見た副園長からは、緊張や不安を取り除くために面白おかしく検診の説明がありました。泣いてしまう子どもも少しはいましたが、全員が無事に検診を受けることができました。そして、年少組のRちゃんは大きく元気な声で自分の名前やお礼を言うことができていました。自分の名前を伝えて正しく検診を受けることや、自分の検診表を大切に扱うことは貴重な体験です。そのことを教師が気に留めて子ども達とかかわり、大切な経験になるようにしたいと思います。
コメント (『仲良しみつばっ子』 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)